ウーパールーパーの飼い方や注意点を解説!初心者でも飼える癒し系両生類
本記事では、ウーパールーパーの基本的な特徴から種類、飼い方、必要な費用、住まいに関する注意点まで、初めて飼育を考える方にもわかりやすく解説します。
記事の目次
ウーパールーパーとは?
ウーパールーパーは通称で、正式な生物学名はメキシコサラマンダー(メキシコサンショウウオ)。1980年代にカップ焼きそばのCMに「ウーパールーパー」という名前で登場したことをきっかけに、日本ではこの愛称が定着しました。
もともとウーパールーパーは、メキシコシティ近郊にあったソチミルコ湖に生息していましたが、現在日本で流通しているウーパールーパーは品種改良された個体を国内で繁殖したものになります。
- 種類:両生類(ヤモリ科)
- 正式名称:メキシコサンショウウオ、メキシコサラマンダー
- 英名:Mexico salamander
- 分布:メキシコ
- 大きさ:約25cm~30cm
- 寿命:約10年~20年
- 値段:約1,500~3,500円
(種類により異なり、希少性の高い個体は数万円以上することも)
ユニークな顔つき
ウーパールーパーと聞くと、顔の横から3本ずつ、ヒラヒラとした耳のような突起が生えているイメージをお持ちの方は多いかもしれません。これは「外鰓(がいさい)」という呼吸器で、簡単にいえばエラです。ウーパールーパーは、基本的にはこのエラで息をします。
再生力がある
ウーパールーパーには、例えば手足がちぎれてしまっても、ほとんど元どおりに復活する特徴があります。内蔵・脊髄・脳の一部・目なども手足と同じように再生できることから、医療分野でも注目されている能力です。ゲノムという遺伝情報の量が非常に大きいことから、こうした再生力につながっているといわれています。
幼体の特徴を残したまま成長する(ネオテニー)
ウーパールーパーは通常の両生類のように変態せず、オタマジャクシの特徴を残したまま成長・成熟します。外見は幼体のままでも繁殖能力を持つのが大きな特徴で、この性質は「ネオテニー」と呼ばれます。そのため、成体になっても外鰓(がいさい)を保ち、水中生活を続けます。
エラ呼吸と肺呼吸ができる
先述したとおり、ウーパールーパーはエラ呼吸が基本です。しかし、肺のような器官もあり、一応は肺呼吸もできます。とはいえ、エラ呼吸が普通の状態であるため、肺呼吸に頼りすぎると呼吸困難になる可能性もあるので要注意です。
視力が弱く、においと水の動きで獲物を探す
ウーパールーパーは視力があまり発達しておらず、主に嗅覚や水の振動を感じ取る感覚を使ってエサを探します。目の前を通過した獲物を反射的に吸い込むように捕食するため、動くものに素早く反応するのが特徴です。
品種改良により体色が豊富
野生では地味な体色ですが、飼育下での品種改良によって白や黒、金色、まだら模様など多様な体色が生まれました。これらの色の違いは観賞用としての人気を高め、日本で広く親しまれる理由のひとつになっています。
見た目に反して寿命が長い
可愛らしい見た目から短命に思われがちですが、ウーパールーパーの寿命は意外と長く、適切な環境で飼育すれば10年前後生きることもあります。そのため、飼育する際は長期的なお世話が必要な生き物です。
ウーパールーパーの種類と選び方

ウーパールーパーには、体色や模様の違いによっていくつかの種類があります。これらは「品種」や「モルフ」と呼ばれ、見た目の印象だけでなく、流通量や価格にも違いがあります。初めて飼育する場合は、入手しやすい種類を選ぶことをおすすめします。以下では、代表的なウーパールーパーの種類とそれぞれの特徴、価格の目安を紹介します。
| 種類 | 特徴 | 価格相場 |
|---|---|---|
| リューシスティック |
・白い体色に黒い目
・もっとも流通量が多く初心者向き
|
1,000円~3,000円前後 |
| アルビノ |
・白~淡いピンク色の体
・赤い目が特徴
|
2,000円~4,000円前後 |
| マーブル |
・白と黒のまだら模様
・個体ごとに模様が異なる
|
2,000円~4,000円前後 |
| ゴールデン |
・黄色~金色の体色
・明るく人気が高い
|
3,000円~5,000円前後 |
| ブラック |
・全身が黒~濃いグレー
・成長とともに色が変化することもある
|
2,500円~4,500円前後 |
| ダルメシアン |
・白地に黒い斑点模様
・希少種で流通量が少ない
|
5,000円~10,000円前後 |
| スーパーブラック |
・非常に濃い黒色
・希少種で個体数が少ない
|
6,000円~12,000円前後 |
| グレースポット |
・灰色の体に細かい斑点
・希少種で専門店向き
|
6,000円~12,000円前後 |
| ショートボディ |
・体が短く丸みがある
・希少種で鑑賞向け
|
8,000円以上 |
この表からもわかるように、ウーパールーパーには体色や模様によってさまざまな種類があり、流通量や価格にも幅があります。リューシスティックなど入手しやすい種類がある一方で、希少性の高い種類は価格が高くなる傾向があります。見た目の好みだけでなく、入手のしやすさや長期飼育のしやすさも考慮し、自分に合ったウーパールーパーを選ぶことが大切です。
ウーパールーパーの飼い方
ここからは、あらかじめ覚えておきたい基本的な飼い方をご紹介していきます。
飼育環境の作り方
ウーパールーパーの飼い方でもっとも重要なのが、適切な飼育環境を整えることです。見た目が丈夫そうでも、水温や水質の変化に弱く、環境が合わないと体調を崩しやすい生き物です。ウーパールーパーを長く健康に飼うためには、水槽・水温・水質の基本を正しく理解することが欠かせません。
水槽

ウーパールーパーの飼い方では、水槽選びが基本となります。成体になると20cm前後まで成長するため、最低でも45cm以上の水槽が理想です。底面は砂利を敷かず、誤飲を防ぐためにベアタンク※がおすすめです。また、強い水流を嫌うため、レイアウトはシンプルに整えましょう。
※水槽の底に砂利や砂などの底砂を敷かずに飼育するスタイル
水温
ウーパールーパーの場合、特に注意したいのが水温管理です。適水温は15〜20度前後で、高水温には弱い傾向があります。夏場に水温が上がりすぎると、食欲不振や体調不良の原因になるので注意してください。必要に応じて冷却ファンや冷却装置を使い、安定した水温を保ちましょう。
水質
水質管理も欠かせません。汚れた水は皮膚トラブルや病気の原因になるため、定期的な水換えが必要です。ウーパールーパーの飼い方の基本として、水は週に1回、全体の3分の1程度を目安におこないます。カルキを抜いた水を使い、水質の急変を避けることが大切です。
エサの与え方
ウーパールーパーの飼い方において、エサの与え方は健康状態を左右する重要なポイントです。与えるエサの種類や量が合っていないと、成長不良や水質悪化の原因になります。ウーパールーパーの習性を理解し、無理のないエサやりを心がけることが、長く飼育するための基本です。
エサの種類
ウーパールーパーの飼い方では、専用の人工飼料を中心に与えるのが一般的です。栄養バランスが整っており、水を汚しにくいのが特徴です。補助的に冷凍赤虫やイトミミズを与えることもできますが、与えすぎには注意してください。生きエサは管理が難しいため、初心者には人工飼料がおすすめです。
エサの回数と量
ウーパールーパーのエサは、成長段階に応じた給餌が大切です。幼体のうちは1日1回、成体になったら2〜3日に1回が目安となります。量は数分以内に食べきれる程度に抑え、食べ残しは必ず取り除きましょう。与えすぎは肥満や水質悪化の原因になります。
エサの与え方とコツ
ウーパールーパーは視力が弱いため、エサは口元に近づけて与えると食べやすくなります。ピンセットを使うとエサの量を調整しやすくなります。反応が鈍いときは無理に与えず、時間を置いて様子を見ることも大切です。
適切なエサの与え方を理解したら、次に考えたいのがウーパールーパーを迎えるための準備です。ウーパールーパーの飼い方はシンプルに見えても、安心して飼育を始めるには必要な道具をそろえることが欠かせません。次章では、ウーパールーパーの飼育に必要なものと、飼育開始時にかかる初期費用の目安について解説します。
ウーパールーパーの飼育に必要なものと初期費用
ウーパールーパーを飼うときは、事前の準備はとても重要です。ウーパールーパーは快適な環境が整っていないと体調を崩しやすい生き物です。正しい飼い方の第一歩は、必要なものを把握し、無理のない範囲でそろえること。ここでは、ウーパールーパーの飼育に必要なものと、飼い方を始める際にかかる初期費用の目安について解説します。
| 必要度 | 必要な もの |
説明 | 費用 相場 |
|---|---|---|---|
| ★★★ | 水槽 | ウーパールーパーを飼育するための容器です。成体の大きさを考え、45cm以上の水槽を選ぶと安心です。掃除しやすく、余計な装飾の少ないシンプルなものが飼い方には向いています。 | 3,000円~ 8,000円 前後 |
| ★★★ | 水温計 | 水温を確認するための道具です。ウーパールーパーは高水温に弱いため、常に水温を把握できるものを選びましょう。見やすく、設置が簡単なタイプがおすすめです。 | 300円~ 1,000円 前後 |
| ★★★ | カルキ抜き | 水道水の塩素を中和するために使用します。水換えのたびに使う必需品です。分量がわかりやすく、爬虫類・両生類対応と表示されたものを選ぶと安心です。 | 500円~ 1,500円 前後 |
| ★★★ | エサ | ウーパールーパーの主食となるものです。専用の人工飼料は栄養バランスが良く、水を汚しにくいため飼い方の基本になります。成長段階に合ったサイズを選びましょう。 | 500円~ 1,500円 前後 |
| ★★☆ | 隠れ家 | 身を隠して休むためのアイテムです。ストレス軽減に役立ちます。中が暗く、体を傷つけにくい滑らかな素材のものを選ぶことが大切です。 | 500円~ 2,000円 前後 |
| ★★☆ | フィルター | 水を循環させて汚れを取り除く装置です。水流が強すぎると負担になるため、流れの弱いタイプを選びます。補助的な役割として使うのが基本です。 | 1,500円~ 4,000円 前後 |
| ★☆☆ | 底砂 | 水槽の底に敷く素材です。見た目を整えますが、誤飲の危険があります。ウーパールーパーの飼い方では敷かずに飼育する方法も一般的です。 | 500円~ 2,000円 前後 |
| ★★☆ | ピンセット | エサを与える際に使用します。口元までエサを運びやすく、食べ残しの管理にも便利です。先端が丸く、安全なものを選びましょう。 | 100円~ 1,000円 前後 |
| ★★☆ | スポイト | 水中の汚れや食べ残しを吸い取る道具です。日常的な掃除に役立ちます。扱いやすく、吸引力が適度なものがおすすめです。 | 200円~ 800円 前後 |
| ★★☆ | 水換えグッズ | 水換え作業に使う道具一式です。バケツやホースなどを飼育専用として用意すると、清潔な飼い方につながります。 | 500円~ 2,000円 前後 |
| ★☆☆ | お掃除グッズ | 水槽内の汚れを落とすための道具です。コケ取りや専用スポンジを使い、洗剤は使用しないことが基本です。 | 300円~ 1,000円 前後 |
表にまとめたように、ウーパールーパーを飼うためには水槽や水温計、カルキ抜き、エサといった基本的な飼育用品が欠かせません。これらは飼育を始めるために最低限必要なもので、ウーパールーパーが安全に過ごすための土台となります。さらに、隠れ家やフィルター、ピンセットなどをそろえることで、日常の世話がしやすくなり、より安定した飼育環境を整えることができます。これらの飼育用品を一式そろえた場合、用品代としておおよそ7,000円~15,000円程度が目安になります。
これに加えて、ウーパールーパーの生体価格を含めると、初期費用は約8,000円~20,000円前後かかると考えておくとよいでしょう。事前に必要な費用を把握し、無理のない範囲で準備を進めることが、ウーパールーパーと長く付き合うための大切なポイントです。
ウーパールーパーを飼う際の注意点

ウーパールーパーを飼育する際には、ここまでに取り上げてきたように適切な環境を用意するのはもちろん、次のような点にも気を付けましょう。場合によっては体調を崩したり、亡くなってしまったりするケースもあるので、十分に配慮してください。
日光が当たらない場所で飼育する
ウーパールーパーは夜行性なので、明るい場所はストレスになります。また、日光が当たる場所だと、夏場は水温が上がりやすくなってしまいます。ウーパールーパーにとって熱は危険。また、温度の変化にも非常に弱いため、直射日光が当たる室温の変わりやすい環境は適していません。できるだけ、水温への影響が少ない場所を選びましょう。
水槽の掃除に洗剤は使用厳禁
洗剤などの薬品はウーパールーパーにとって毒となり、最悪の場合には死に至るケースも。少しでも残っていると、それが原因で呼吸困難になってしまいます。ほんのわずかな量であっても、どのような洗剤でもNGです。また、例えば普段から洗剤に触れているような桶や容器に入れるのも危険。洗剤には完全に触れさせないように注意しましょう。
水道水はカルキ抜きをする
洗剤と同様にカルキも消毒薬の1種なので、ウーパールーパーにとっては毒です。ウーパールーパーに使う水は、必ず十分にカルキ抜きをしましょう。水道水は、そのまま使わないことを徹底してください。
複数飼育・混泳に注意する
ウーパールーパーは複数でも飼育できますが、共食いのリスクがあるため、あまりおすすめはできません。特に小さな頃のウーパールーパーは成長期で空腹になりやすく、共食いが起こりやすい時期といわれています。また、個体同士のサイズに差がある場合でも、手足やエラをかじってしまうことがあります。さらに、ウーパールーパーは他の魚や水生生物との混泳にも向いていません。動くものをエサと勘違いして噛みついたり、逆に相手から攻撃を受けたりすることがあり、ケガやストレスの原因になります。そのため、ウーパールーパーはできるだけ単独で飼育するのが望ましいでしょう。
夏の高水温、冬の低水温に要注意
先ほども取り上げたように、夏場の高温は死んでしまう可能性があって危険です。一方、気温が低い分には、例えば5度前後なら死には至りませんが、寒すぎると冬眠してしまいます。温度変化によって、仮に1日の間で冬眠状態になったり起きたりを繰り返すと、体力を大きく消耗します。さらに、冬眠に入ってしまうとエサを食べないので、秋のうちに十分な蓄えをしておかないと越冬できないケースも。激しい温度変化にも対応しきれないので、夏も冬も変わらずに一定の水温を保てるようにしましょう。
強い水流を作らない
ウーパールーパーの飼い方で意外と知られていないのが、ウーパールーパーは水の流れの強い環境が苦手だということです。強い水流があると常に体力を消耗し、ストレスや食欲不振につながります。フィルターを使う場合は、水流が弱いタイプを選び、吐出口の向きを工夫しましょう。
極力直接手で触らない
ウーパールーパーの皮膚はとてもデリケートです。人の手の温度や皮脂が刺激となり、皮膚トラブルを起こすことがあります。移動や掃除の際も、できるだけ手で触れず、容器や網を使って扱うようにしましょう。
病気の初期サインを見逃さない
食欲低下、体色の変化、エラがしぼむなどは体調不良のサインです。放置すると悪化することがあるため、異変に気づいたら早めに環境を見直すことが重要です。
ウーパールーパーのかかりやすい病気と予防方法

ウーパールーパーも人間と同じように、体の内部に何か異常が起きると体調を崩してしまいます。できるだけ長生きさせてあげるため、次のような症状にも注意しましょう。
ぷかぷか病
体にガスが溜まってしまい、勝手に水面に浮かんでしまう病気です。水槽の底まで戻れなくなってしまうので、水中生活をするウーパールーパーにとっては危険。消化不良を起こしている可能性が高いので、早めに動物病院まで連れていきましょう。すぐに処置できない場合には、ガスの溜まりにくいエサ(赤虫など)に一時的に切り替えてみる方法もあります。
水カビ病
傷口から菌が繁殖することで、体にカビが生えてしまう病気です。白い綿のようなものが付いている場合に、水カビ病が疑われます。水が悪くなっていることが原因となるケースが多いので、しっかりと衛生的に管理することが重要です。
腹水症
お腹に水が溜まってしまい、どんどん体が膨れ上がってしまう病気です。原因としては、感染症・内蔵の異常・栄養不足などが疑われます。家で治療するのは難しいので、体の様子がおかしい時には動物病院に行ってみましょう。
エラの萎縮・変形
外鰓(エラ)が縮んだり、細くなったりする症状です。水質の悪化や高水温、酸素不足などが原因で起こります。予防方法は、定期的な水換えと適切な水温管理、強すぎない水流を保つこと。エラは体調のバロメーターになるため、日常観察が重要です。
皮膚炎・ただれ
皮膚が赤くなったり、ただれたりする症状で、汚れた水や洗剤・薬品の影響が原因となることがあります。予防方法として、水槽の掃除に洗剤を使わないこと、水換え時に必ずカルキ抜きをおこなうことが基本です。皮膚が弱いため、環境の清潔さが重要になります。
感染症(細菌・真菌)
目に見える症状が少ないまま進行し、急激に体調が悪化するケースもあります。免疫力が落ちていると発症しやすくなります。予防方法として、急激な環境変化を避け、ストレスの少ない飼育環境を維持することが大切です。異変を感じたら早めに専門の動物病院を受診しましょう。
ペット不可の物件でもウーパールーパーは飼える?
ウーパールーパーのように小さな生き物であっても、基本的にはペット可の物件でないと飼育できません。ただし、動物の種類によって、交渉や相談次第では許可がもらえるケールもあるでしょう。そのため、不動産会社や物件のオーナーに話してみるのもひとつの方法です。
なお、ペット可の物件でも、何を飼っているのか報告する義務があります。きちんと知らせておかないと、場合によっては敷金を追加請求されてしまうケースも。部屋を借りる際には、どのような物件でも事前にペットを飼う旨を相談しましょう。
もし内緒で飼っていた場合、バレると契約違反で強制退去になったり、ペットを手放すことになったりする可能性も考えられます。非常に大きなリスクがあるので、どのような生き物を飼う場合にも、必ず入居する前に申告するようにしましょう。
ペット飼育可物件でも気を付けること

ウーパールーパーを飼う際は、「ペット飼育可」の物件であれば安心と思われがちです。しかし、飼育可物件であっても、水槽を使うウーパールーパーの飼育には特有の注意点があります。水濡れによる住宅への影響や、水槽の設置場所を誤ることで、思わぬトラブルにつながることも少なくありません。ここでは、共同住宅でウーパールーパーを飼う場合に特に気を付けたいポイントを解説します。
水濡れ
もし漏れた水がフローリングに染み込んでしまうと、アパートやマンションなどの共同住宅では、下の階に雨漏りさせてしまう危険があります。さらに濡れたまま放置していると、床材はどんどん腐敗していくもの。場合によっては賠償問題に発展することもあるため、注意が必要です。
また、地震などの災害時には、水槽が落ちて水浸しになる可能性もあります。そのため、置き場所にも十分に気を付けましょう。
水槽の置き場所
共同住宅のベランダや廊下は、住人全員の共有部分にあたります。災害時には避難経路にもなるため、基本的に個人的な私物を置くのは禁止です。そのため、水槽も設置できないので、必ず室内で飼うようにしましょう。外に水槽を置いておくと温度管理もできないため、水槽は部屋で管理するようにします。
ウーパールーパーを飼うための物件探しのポイント
もしウーパールーパーを飼う前提で物件を探す場合には、次のような点も考慮して見ていくと、より適切な飼育環境を整えやすくなります。
ペット可(相談可)で両生類OKの物件を探す
ウーパールーパーを飼いたいなら、ペット可(相談可)の物件に住むことが大前提です。ただしペット可の物件でも、飼える生き物が特定の種類に限定されているケースもあるので要注意です。もし制限がない場合でも、念のためウーパールーパーという両生類を飼ってもいいのか、しっかりと確認しておきましょう。そうしないと、知らずにあとからトラブルになる可能性があります。
飼育する部屋にエアコンが付いている
先ほども触れましたが、ウーパールーパーを飼うには十分な温度管理が欠かせません。エアコンのない物件だと室温はかなり厳しくなってしまい、ウーパールーパーにとっては非常に危険です。もともと設置されていなければ、自前で用意しなければなりません。きちんと快適な気温に調整できるように、エアコンの有無も気を付けたいポイントです。
周辺に両生類診療可能な動物病院がある
動物病院によって、診療できる動物の種類は異なります。ウーパールーパーのように少し特殊な生き物だと、診てくれる動物病院の数も少ないので注意しましょう。何かあった時にすぐに頼れるように、あらかじめ近くにウーパールーパーのような両生類にも対応している病院があるか、しっかりと確認しておくことも重要です。
まとめ
ウーパールーパーは見た目のかわいらしさだけでなく、独特な生態を持つ生き物です。正しい知識を身につけることで、安心して飼育を始めることができます。
ウーパールーパーとは?
ウーパールーパーは幼体の姿のまま成長する両生類で、再生能力やユニークな見た目が特徴です。野生では絶滅危惧種に指定されており、日本で流通している個体は主に繁殖されたものです。
ウーパールーパーの飼い方は?
ウーパールーパーの飼い方では、水温・水質管理と落ち着いた環境づくりが重要です。適切な飼育環境とエサ管理をおこなうことで、長く健康に飼育できます。
ペット不可の物件でもウーパールーパーは飼える?
ウーパールーパーは鳴き声や臭いが少ないため、ペット不可物件でも飼育できる場合があります。ただし、水濡れや設置場所など、物件ごとのルール確認は必ずおこないましょう。
ウーパールーパーは、ユニークな見た目と不思議な生態を持つ魅力的な生き物ですが、その飼い方には正しい知識と継続的な配慮が欠かせません。種類選びや飼育環境の整え方、エサや健康管理、住まいのルールまで理解したうえで迎えることで、トラブルを防ぎ、長く一緒に暮らすことができます。命を預かる責任を意識し、ウーパールーパーにとって安心できる環境を整えてあげることが、飼い主として何より大切なことといえるでしょう。
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