【初心者向け】モルモットの飼い方とは?知っておきたい基礎知識と注意点、ポイントを解説!

記事の目次
モルモットはどのような動物?

モルモットは南アメリカに生息するテンジクネズミが家畜化した、夜行性の草食動物。ずんぐりむっくりとした体形で、前足の指は4本、後ろ足の指は3本です。
種類:ネズミ目テンジクネズミ亜目テンジクネズミ科テンジクネズミ属
和名:テンジクネズミ
英名:Cavia porcellus
大きさ(全長):約20~40cm
寿命:約5年~7年
値段:5,000円前後
モルモットの特徴
まずモルモットの特徴についてみてみましょう。
穏やかで大人しい
モルモットは穏やかで大人しい性格のため、ペットとして比較的飼いやすいといわれています。
警戒心が強い
警戒心が強いので、飼い主に慣れるまで時間がかかることもあります。飼い始めは人の気配・足音・物音に敏感に反応するため、そっとしておくことも重要です。環境の変化に対してもストレスを感じやすく、ケージの場所やエサを変えることもモルモットにとってはストレスになるため、なるべく変更しないようにしましょう。
鳴き声を発してコミュニケーションを取る
モルモットは鳴いてコミュニケーションを取ります。さまざまな鳴き声を発して気持ちを表現します。鳴き声による感情は次の表のとおりです。
何かを要求している時 | (大きな鳴き声で) プーイ、プーイ |
---|---|
キューキュー | |
甘えている時 | (小刻みに小さな鳴き声で) プイプイ |
キュイキュイ | |
警戒している、怒っている時 | キーキー、キューキュー |
グルグル、グルルル | |
驚いた時 | キャン |
(繰り返しサイレンのように) キューキュー |
|
苦しい時、痛い時 | ピーピー |
比較的においがしない
モルモットの体臭自体は、そこまで強くありません。ただし、排泄量が多いため、ケージの中を掃除しないままだと臭いが気になることも。モルモットのお手入れとして、シャンプーはよほど汚れていなければ必要ありません。汚れや臭いが気になる場合は濡れたタオルで軽くふき、風邪をひかないよう乾拭きをしてあげましょう。
歯が伸び続ける
モルモットは、すべての歯が一生伸び続ける動物です。牧草やかじり木によって歯を摩耗(まもう)し、適切な長さを保ちます。
夜行性
本来は夜行性ですが、飼われている環境に影響されます。そのため、飼い主の生活リズムにあわせて日中でも起きているモルモットもいます。
モルモットのオスとメスの違い
モルモットのオスとメスの違いは、見分けるのが難しいと言われています。ある程度まで成熟するとオスは生殖器が膨らみ、メスは生殖器がY字型にくぼむことで見分けることが可能です。素人判断だと見分けが付きにくいため、オスだと思って家族に迎え入れたつもりが実はメスだったということも。ただし、性別によって飼いやすさにあまり違いがありません。オスとメスの違いについて以下の表にまとめました。
オス | メス |
---|---|
・比較的飼い主に甘える性格の個体が多い
・飼い主とのコミュニケーションをより好む傾向
・発情期に独特の臭いを発することがある
|
・比較的マイペースで、温厚 ・必要以上のコミュニケーションを好まないことが多い
・卵巣や子宮に関する病気になることがある
|
モルモットとハムスターの違い
モルモットとハムスターは同じネズミ目ですが、モルモットはテンジクネズミ上科で、ハムスターはネズミ上科に属します。テンジクネズミ上科にはカピバラが属していて、モルモットにとってハムスターよりも近い動物です。
モルモット | ハムスター | |
---|---|---|
体の大きさ | 700~1,200g | 70~210g |
エサ | 完全草食 | 雑食 |
体の特徴 | ・すべての歯が伸びる ・ほほ袋がない ・しっぽに骨があるが、外見上しっぽがないように見える
|
・前歯だけ伸びる ・ほほ袋がある ・しっぽに骨がない |
モルモットの種類
日本で主に流通しているモルモットは9種類です。ここからはそれぞれの種類の特徴を説明します。
イングリッシュ(ショート、アメリカン)

イングリッシュは、モルモットの種類のなかでもっとも有名な品種です。やわらかい直毛で、さまざまな毛色がいます。社交的な性格のため、はじめてモルモットを飼うのにおすすめです。
クレステッド

クレステッドはイングリッシュに似ていますが、頭にロゼットと呼ばれるつむじがあります。つむじが冠毛(クレスト)になっていることから命名されました。
アビシニアン

アビシニアンは、体中につむじがある巻き毛のモルモットです。毛は硬く、イングリッシュやクレステッドよりも長い毛を持ちます。
テディ

テディは縮れた毛を持つモルモットです。突然変異で生まれ、つむじはありません。
シェルティ

シェルティは、顔以外の毛が長くつむじがありません。直毛でこまめなブラッシングが必要です。イギリスではシェルティ、アメリカではシルキーと呼ばれています。
ぺルビアン(アンゴラ)

ペルビアンは、シェルティと異なり顔も直毛で覆われています。特に毛が長い品種をアンゴラと呼びます。
テッセル(テクセル)

テッセルは、縮れた長い毛を持つ品種です。長い縮れた毛がからまることも多いため、こまめにお手入れをしてあげましょう。
レックス(レッキス)

レックスは、テディに似た縮れ毛の品種です。テディよりも、レックスの方ほうが毛の巻きは少なくなっています。
スキニーギニアピッグ

スキニーギニアピッグは、体毛がほとんどなく顔周りに少し生えています。動物の毛にアレルギーがある方でも比較的飼いやすいですが、体温調節が難しいため温度管理を徹底する必要があります。
モルモットを選ぶ時のポイント
ここからは、モルモットを選ぶ時のポイントを詳しくご紹介します。
お店を確認する
モルモットを迎える前に、ペットショップやブリーダーについて確認をしましょう。モルモットに詳しいスタッフがいるのか、モルモットを適切に飼育しているのかがポイントです。特に、モルモットがいるケージの様子を確認しましょう。モルモットの大きさに対して、狭すぎず清潔な状態が保たれているかが重要です。
モルモットの健康状態を確認する
モルモットの個体を選ぶ時には、健康状態も確認しましょう。元気なモルモットかは、下記を参考にしてください。
耳 | 耳の中や外側はきれいか |
---|---|
目 | 目やには出ていないか |
左右対称に目がぱっちりと開いているか | |
鼻 | 鼻水は出ていないか |
口元 | 前歯は揃っているか |
歯が伸びすぎていないか | |
口の周りが常に濡れていないか | |
口角がかさついていないか | |
毛並み | 毛並みはきれいか |
艶があるか | |
毛玉はないか | |
フケはないか | |
ダニやシラミが付いていないか | |
その他 | 痩せすぎていないか |
下痢をしていないか(下痢で汚れていないか) | |
同じケージに病気・具合の悪い個体がいないか | |
妊娠していないか(メス) |
モルモットを選ぶ時は、毛並みがよく、病気や怪我をしているような様子がないかを確認しましょう。
お世話のしやすさで種類を決める
モルモットは種類による性格の違いが大きく見られないため、お世話のしやすさで選ぶことがおすすめです。例えば、毛がないスキニーギニアピッグは室内の温度管理を徹底する必要がありますが、ブラッシングの手間が少ないです。一方で長毛種(シェルティやぺルビアンなど)は、こまめにブラッシングをしないと毛玉ができて不衛生になりやすいため、お手入れが欠かせません。
個体を見に行く時は夕方以降に行く
モルモットは基本的に夜行性のため、日中はほとんど寝ている可能性があります。活動が活発になる夕方以降に、ペットショップやブリーダーへ見に行くのがおすすめです。
モルモットに必要なお世話
モルモットを飼育する時に、必要なお世話のポイントをご紹介します。
こまめな掃除
モルモットはトイレを覚えず、排泄量が比較的多い動物です。こまめにケージを掃除して、清潔な環境を保ってあげましょう。汚れた状態のままだと、呼吸器感染症や皮膚疾患を引き起こす可能性があります。床材は毎日交換が必要ですが、すべて交換せずに少し残して自分の臭いが残るようにしておくと、モルモットが安心できる場所と認識できます。ケージを洗う頻度は月に1回程度がおすすめです。掃除の際は、モルモットに負担をかけないように、手際よく短時間でおこないましょう。
エサと水を与えるタイミング
モルモットは草食動物なので、常に牧草が食べられる状態にしておきましょう。固形のフードは1日2回に分けて与えます。お水は給水器でいつでも飲めるようにし、残っていても1日に1回新しい水に交換してください。
ブラッシング
モルモットのきれいな毛並みを保つためには、ブラッシングが欠かせません。品種による毛の長さの違いによって、お手入れの頻度や方法が異なります。短毛種は1週間に一度、長毛種の場合は毎日ブラッシングしてあげましょう。ブラッシングをしないと、毛玉ができて毛球症になったり、汚れによって皮膚病を発症したりします。
爪切り
モルモットの爪は、伸びすぎると巻き爪になって歩きにくくなってしまいます。1~2カ月に1回爪を切ってあげましょう。血管の通っている部分を避けて、伸びている部分をカットします。
モルモットの飼育に必要なもの

モルモットを適切に飼育するために必要なアイテムをご紹介します。
ケージ
モルモットが生活する場所として、ケージが必要です。幅80cm、奥行50cm、高さ30cm程度の大きさが適しています。ある程度動き回れるスペースが必要ですが、高く飛び跳ねることはありません。素材はステンレスタイプだと掃除がしやすく、モルモットが噛んでも壊れず、金属中毒になるリスクも低く安心です。
隠れ家(巣箱)
モルモットは臆病な性格なので、ケージの中に姿が隠せる巣箱があると安心して過ごせます。木製の巣箱を選べば、歯を削る役割も果たすのでおすすめです。
床材
ケージの床材には、木材チップ・トイレ砂・すのこ・牧草などがあります。木材チップやトイレ砂は比較的安いですが、頻繁に取り替える必要があります。すのこは排泄物が下に落ちるため、清潔な環境を保ちやすいですが、幅が狭いものでないとモルモットの足が引っかかることがありケガの恐れも。牧草はモルモットの主食なのですぐに食べることができますが、排泄物が付いたものも食べてしまうため、こまめに交換しましょう。
給水器
モルモットは1日に100~200mlの水を飲むため、給水器をケージに付けていつでも飲めるようにしてあげましょう。小動物用の給水器がおすすめです。
エサ入れ・エサ
モルモットは、エサとして牧草やモルモット専用の固形フード(ペレット)を食べます。牧草は常に食べられるようにケージ内に設置しましょう。ペレットは1日2回に分けて、体重の6%程度を与えてください。エサ入れはケージ内に固定できるタイプか、モルモットが動かせない重量があるタイプがおすすめです。
かじり木
モルモットは歯が一生伸びるため、かじり木をかじって前歯を削る必要があります。また、かじり木で遊ぶことでストレスを発散することにもつながります。
ペットシーツ
排泄量が多いため、床材の下にペットシーツを敷いておくと掃除がしやすくなるでしょう。ただし、モルモットがかじってしまうこともあるため、すのこの下に敷くことをおすすめします。
モルモットを飼うのに必要な費用
実際にモルモットを飼う時の初期費用や月々の費用、病院代などをご紹介します。飼う前に費用を把握しておき、ちゃんと飼育できるか確認しましょう。
初期費用
- 生体価格:5,000円~10,000円
- ケージ:6,000円~10,000円
- 巣箱:3,000円~5,000円
- 給水器:1,000円前後
- エサ入れ:500円~1,000円
- かじり木:500円前後
モルモットを飼育する時にかかる初期費用は、16,000円~30,000円ほどです。巣箱やかじり木はモルモットがかじって壊れてしまうこともあるので、買い替えが必要になることもあります。
病院の検診や治療代
犬や猫は多くの動物病院で診察可能ですが、モルモットのようなエキゾチックアニマルを診察できるところは限られています。そのため、家の近くの動物病院がモルモットを対応できるか確認しておきましょう。
- 診察料:1,000円~2,000円
- 血液検査:3,000円~8,000円
※病院や治療内容により費用は異なります。
月々かかる費用
- 固形フード(ペレット):500gあたり1,000円前後
- 牧草:1kgあたり1,000円前後
- 木材チップやトイレ砂(床材):1kgあたり1,000円前後
- ペットシーツ:30枚で1,000円前後
モルモットを飼育する時には、月々かかる費用はエサ代が3,000円ほど、掃除などの消費アイテムが2,000円ほどで、合計月5,000円ほどかかります。
モルモットを飼う時の注意点
モルモットを飼う時の注意点を解説します。購入する前に確認し、飼えるか否か検討してください。
アレルギーがないか確認する
モルモットの毛や排泄物・エサの牧草・床材などに反応し、アレルギーを発症する可能性があります。アレルギーがないかどうか、家族全員で検査しておくことをおすすめします。アレルギーがある人がいる家庭内でのモルモットの飼育は危険です。
なんでもかじる
モルモットは、なんでもかじってしまう習性を持っています。そのため、ケージから出して部屋の中で自由に遊ばせてあげる時は、かじられて困るものは置かないようにしましょう。特に注意が必要なのが、火災の原因や感電死の可能性がある電源コードです。電源コードにカバーを付けたり、モルモットが届かない場所に置いたりしましょう。ケージの中にかじり木やかじれるおもちゃを入れて、ストレスを解消してあげることもおすすめです。
鳴く動物だと知っておく
似たような動物のハムスターはあまり鳴き声がしないので、モルモットも鳴かないイメージを持たれやすいようです。しかし、実際のところモルモットはよく鳴きます。鳴き声によって感情表現をしているのです。キーキーは怒っている時、小さい声でプイプイと鳴いているのはうれしい時。モルモットの鳴き声は犬や猫ほどではありませんが、小動物にしては大きめです。賃貸物件に住んでいる時は、近隣住民から騒音の苦情が来ないように、窓を閉めたり遮音カーテンや遮音マットを使ったりして対策しましょう。
大きな音をたてないようにする
モルモットはとても耳がいい動物なので、テレビの音や大きな話し声がストレスになってしまうことがあります。なるべく静かな位置にケージを置き、モルモットにストレスを与えないように配慮して生活しましょう。
トイレを覚えない
モルモットはトイレトレーニングが難しく、いつでもどこでも排泄をしてしまう動物です。ただし、いつも決まった場所で尿をするのであれば、トイレを設置すると掃除が楽になります。また、エサを食べている時に糞をする習性があるため、トイレの位置を調整してみると、上手にトイレでしてくれるようになる可能性もあるでしょう。
ビタミンCを与える
モルモットは人間と同様に、体内でビタミンCを作ることができません。そのため、ビタミンCが含まれているモルモット用のペレットをあげて、ビタミンC欠乏症にならないようにしましょう。
気温の管理が必要
モルモットは気温変化に弱いため、室温を管理する必要があります。17~24度が適温で、10度以下や30度以上になると体調不良の原因となります。また、排泄物が多いためケージを覆ってしまうと、湿度が高くなり衛生環境が悪くなります。なるべく風通しのよい場所がおすすめです。
モルモットがかかりやすい病気がある
モルモットがかかりやすい病気について4つご紹介します。
ビタミンC欠乏症
先述したとおりモルモットは体内でビタミンCを生成できないため、ペレットや野菜を与えて補給してあげる必要があります。ビタミンC欠乏症になると、毛並みが悪化し食欲が落ちてしまいます。さらに、症状が進むと関節痛を引き起こすので注意してください。
皮膚疾患
モルモットは排泄量が多いため、定期的にケージ内を掃除しないとすぐに不衛生な環境になります。その結果、皮膚が汚れたままになって皮膚疾患を発症します。フケやかゆみの様子が見られたら、動物病院で診てもらいましょう。
歯科疾患(不正咬合)
モルモットは一生歯が伸び続ける動物ですが、牧草を食べたりかじり木をかじったりすることで、適切な歯の長さを保っています。牧草を食べなくなって歯が伸びてしまうと、口の中に歯が刺さってしまうなどの不正咬合になります。不正咬合になった時は、動物病院で麻酔をして歯を削る処置が必要です。
呼吸器系の疾患
くしゃみや咳など、呼吸器系の疾患を発症することもあります。これは、ストレスや飼育環境が主な原因です。多頭飼育をしている時は、他のモルモットに感染しないよう隔離して療養させてあげましょう。
モルモット飼育に関するよくある質問

モルモットを飼育する時によくある質問について、4つ取りあげて回答します。
ペット不可の物件でもモルモットは飼える?
基本的に、ペット不可の物件ではモルモットをはじめとするペットを飼うことはできません。ただし、犬や猫は不可でもモルモットのような小動物であれば、飼育してもよいかの交渉や相談は可能です。入居を決める前に不動産会社や大家さんに相談してみましょう。
また、ペット可の物件でもどのような動物を何匹飼育するのか報告義務があります。さらに、ペットを飼育する場合は敷金が追加される可能性もあるため、契約前に確認してください。万が一、報告せずにモルモットを飼い始めて、ばれてしまうと契約違反で強制退去になったり、ペットを手放さなければならなくなったりするかもしれません。必ず、モルモットの飼育が許可されている物件で飼育をおこないましょう。
モルモットは多頭飼いできる?
モルモットは本来群れで生活する動物なので、多頭飼いに向いています。ただし、繁殖力がとても強いため、オスとメスを一緒に飼育すると一気に増えてしまうため注意しましょう。また、モルモットは排泄物の処理が大変なので、はじめて飼育する場合は1匹での飼育に慣れたあとに増やすか検討してください。
モルモットに食べさせてはならないのは?
モルモットに、チョコレートやスナック菓子など味の付いた人間の食べ物は与えないでください。また、野菜は与えられますが、玉ねぎや長ネギのようなネギ類は中毒を起こす可能性があります。ペレットはモルモット専用のものを与え、うさぎやハムスターなど他の動物用のペレットは避けてください。
モルモットは留守番できる?
モルモットはケージの中で生活ができる動物なので、留守番は可能です。エサやりや床材の交換を考えると、2日間であれば問題ないでしょう。長時間出かける時は、牧草やお水がなくならないようにたっぷりとあげてください。どうしても長期間家を空ける場合は、家族や友人にエサやりと掃除を任せたり、ペットシッターに依頼したりすることがおすすめです。
モルモットを飼うための物件探しのポイント
モルモットと一緒に生活するための物件を探すポイントを4つご紹介します。
ペット可(相談可)物件
モルモットを飼育する場合は、ペット可の物件が大前提となります。さらに、契約をする前にモルモットを飼育できるのかについても事前に不動産会社や大家さんに確認しておくと安心です。
防音性の高い物件にする
モルモットは鳴き声を出し主に夜活動するため、防音性の高い物件のほうが近隣とトラブルになりにくいでしょう。対策としては、遮音カーテンや防音マットを設置したり、窓やドアを閉めて音が漏れないようにしたりする方法があります。
飼育する部屋にエアコンが付いている
モルモットは温度の変化に弱い動物なので、室内の温度の管理が必要です。そのため、エアコンが付いている部屋でモルモットを飼育しましょう。17~24度が最適で、10度以下や30度以上では体調を崩す可能性があります。
ケージに直射日光が当たりすぎると熱中症になってしまうため、ケージを置く場所にも注意してください。また、湿度の変化も大きいと体調を崩しやすいため、なるべく一定をキープしましょう。
近隣にモルモットが受診できる動物病院がある
犬や猫の診察が可能な動物病院は多いですが、モルモットなどのエキゾチックアニマルを診察できる病院は多くありません。そのため、あらかじめモルモットを診てもらえる動物病院が近くにあるのか探しておきましょう。爪切りや病気になった時に、すぐに病院に行けると安心です。
まとめ
モルモットの基礎知識や飼育方法についてご紹介しました。とてもかわいらしい見た目で人気ですが、排泄物が多かったり鳴き声がしたりするため、自分の住んでいる物件でモルモットが飼育できるか確認しましょう。正しい知識を身に付けてから、モルモットとの生活を楽しんでください。
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