テレワーク普及で、東京都から郊外への転出者が続出?!
総務省が発表した2020年度の住民基本台帳人口移動報告によると、東京都からの転出者数は、2019年の383,867人に比べ401,805人と約4.7%増えていました。そのうち東京圏(神奈川県・埼玉県・千葉県)が半数を占め、その他にも茨城県、静岡県、愛知県、北海道、大阪府、福岡県へ転居している人が多いことがわかりました。
東京都からの転出者数
神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 | 茨城県 | |
---|---|---|---|---|
91,669 | 74,659 | 56,186 | 10,932 | |
北海道 | 静岡県 | 愛知県 | 大阪府 | 福岡県 |
11,380 | 9,704 | 13,442 | 18,826 | 11,110 |
また、年齢別にみると、0~14歳、30歳以上で転出超過していることから子育てファミリー層が東京都から他県へと移住しているようです。
今後も浸透していくであろうテレワーク。会社に勤めている人であれば、今まで物件を探す際には、通勤に便利なエリアを条件にしていた人が多いと思いますが、週に数回の出社であれば「今よりもっと家賃が安くて広い部屋に住める郊外へ引っ越ししてもいいかも!」と思いますし、ほとんど出社しなくてもよいのであれば「思い切って自然豊かな地方都市へ移住してみたい」なんて願望も湧いてくるのではないでしょうか。