引越しの荷造りはこれで完璧!手順やコツ、いつから始めるかなどポイントを解説

荷造りはいつから準備するべき?
引越しの荷造りは、引越しの時期や荷物の量によっても異なりますが、余裕をもって荷造りをおこなうには引越し予定日の1カ月ほど前から準備していきましょう。引越し会社の手配や、梱包資材の用意、粗大ごみの回収予約など荷造りをおこなう前にもやるべきことが多々あります。引越し直前にバタバタしないためにもなるべく早めに着手しましょう。
荷造りに必要なものは?
初めて引越しをする人は、荷造りのために何を揃えなくてはならないか、わからないのではないでしょうか。そこで、引越しの荷造りに必要な資材や道具をご紹介します。ダンボールや緩衝材などの梱包材は、引越し会社からサービスでもらえるものもあります。しかし、なかには自分で用意しておきたいものもあるので、何が必要になるのか押さえておきましょう。
引越しの荷造りに必要なものは以下のとおりです。
- ダンボール
- 新聞紙
- エアークッション(緩衝材)
- ビニール袋
- ガムテープやビニールテープ
- セロハンテープ
- 養生テープ
- ビニールひも
- はさみやカッター
- 油性マジック
- 軍手や作業用手袋
- ドライバーなどの工具類
- 雑巾や洗剤など清掃用道具
- ゴミ袋
- 割れモノ注意のシール
引越しの荷造りにあると便利なものは?
効率よく荷造りを進めるため、あるいは、荷造りで床や壁などを傷つけないようにするため、あると便利なものがあります。次に挙げるものはあると便利なので準備しておくとよいでしょう。
- 台車
- 圧縮袋
- チェアソックス
- ドアストッパー
- 養生パッド
引越し荷造りの手順とコツ

引越日が決まったら、引越日までに荷物を梱包しなければなりません。ここからは、引越し1カ月前から引越し当日までの荷造りの手順を説明します
引越し日の1カ月~3週間前までにやること
引越し日の1カ月~3週間前までにやっておくことは以下のとおりです。
引越し会社の手配
自分たちですべての作業をすれば費用を抑えられますが、大きな家具や家電の運び出し作業は手間がかかり大変です。その点、引越し会社へ依頼すれば、荷物の運び出しから新居での家具のセッティングまでお任せできます。
引越し会社へ依頼するなら、日程に余裕を持たせるため、1カ月前までには見積もりを取り、依頼先を決めておきましょう。その際注意したいのは、引越し日が繁忙期にあたる場合です。進学や就職、転勤などで毎年3月中旬から4月初旬までは繁忙期となり、引越しが大変混み合います。
さらに、繁忙期の土日を引越し日にする場合は、予約が取れない可能性もあります。引越しが繁忙期にあたってしまう場合は、予定が決まった時点で、できるだけ早く引越し会社の手配をしておきましょう。
引越し会社に確認しておくこと
引越し会社を手配する際は、以下を確認しておきましょう。
- 荷造り用のダンボールやエアークッションなど、梱包材をどれくらいもらえるのか
- 家具の解体や梱包はどこまでやっておけばいいのか
- 自分でやるべき荷造りはどこまでか
- 運べない家具はないか
- 引越し会社から提供してもらった梱包材の引き取りサービスはあるか
引越し会社へ見積もりを依頼すると、訪問見積もりをしてもらえます。どれくらい荷物があるのか現地で確認してくれます。この時に運べない家具はないか、また梱包材をどれくらい提供してもらえるのか聞いておきましょう。
家の中をグルーピングする
引越しの荷造りは、思い付いたところから始めるのでなはく、家全体をグルーピングしてからエリアごとに片付けていくのが効率的です。例えば、リビング、キッチン、バス・洗面所、玄関、洋室1、洋室2のように、部屋ごとにグルーピングしていきます。
新居の間取り図などを見ながら、どの部屋に荷物を収めるか考えて荷造りし、ダンボールに収納する場所をメモしておくと、新居での荷解きがしやすくなります。また、家の中のグルーピングは引越しの1カ月前~3週間前には着手しましょう。早くグルーピングを済ませておけば、順調に作業を進められます。
【一人暮らし・1Kの場合】
玄関/キッチン/バス・洗面所/トイレ/洋室/バルコニー

【ファミリー・2LDKの場合】
玄関/キッチン/バス・洗面所/トイレ/リビング/洋室1/洋室2/バルコニー

室内をさらにブロック分けする
家の中をグルーピングしたら、今度は部屋のコーナーごとにブロック分けしていきます。例えば、寝室ならクローゼットとベッド回りで分け、キッチンなら冷蔵庫、食器棚、シンク下、コンロ下などに細かく分けて荷造りしていくと、新居での荷解きがしやすくなります。
新居に持っていくモノ・いかないモノに分ける
新居に持っていくモノ、持っていかないモノに分ける作業が重要です。
今の家にあるものは、すべて必要なモノでしょうか。なかには、今は使っていないモノもあるはずです。実は、引越しは家にあるモノを必要なモノと不要なモノに分類する絶好のチャンスです。ぜひこの機会に不要なモノは積極的に処分していきましょう。
なかには、「まだ使うかもしれない」と、捨てるのを迷うかもしれません。しかし、今の時点で使っていないのであれば、その後も使う可能性はかなり低いでしょう。持っていくべきか迷うものは、この機会に思い切って処分してみてはいかがでしょうか。
不要なモノを処分する
新居に持っていかないモノ、新居に搬入できない家具は不要なモノなので、早いうちに処分しましょう。処分には「ゴミとして捨てる」「粗大ゴミに出す」「リサイクルショップなどに売る」「フリマアプリで売る」「人に譲る」などの方法があります。
まだ使えるモノはリサイクルショップに持っていくか、欲しい人にあげるとよいでしょう。大きな家具は粗大ゴミに出します。ただ、粗大ゴミは自治体に収集を依頼する必要があり、依頼が遅ければ引越し日に間に合わないことがあるかもしれません。捨てると決めた家具は、できるだけ早く収集してもらうよう手配しましょう。
可燃ゴミや不燃ゴミ、資源ゴミになるものは、量が増えると運び出すのに負担が大きくなります。ゴミになるものは、こまめに捨てていきましょう。
引越し日の3週間~1週間前までにやること
引越し日の3週間~1週間前までにやっておくことは以下のとおりです。
使用頻度の低いモノから梱包を始める
新居に持っていくモノのうち、使用頻度の低いモノからダンボールに詰めていきましょう。例えば、以下のようなものが該当します。
- シーズンオフの衣類
- 来客用の食器
- 使用頻度の低い調理器具
- インテリア雑貨
- 写真やアルバム
- DVD・CD・レコード・本
- 備蓄品(日用品や食材)
- クリスマスツリーやひな人形など季節装飾品
- レジャー用品 など
冷蔵庫の中を整理する
冷蔵庫を搬出する時は電源を切るので、中身を入れたままにしておけません。冷蔵品、冷凍品は引越し前日までに減らしていく必要があります。引越し日の数日前からは保存する食材の買い物は控えましょう。
また、引越し前日の朝には冷蔵庫の中身が空になっているよう、残っている食材を計画的に使っていきましょう。
引越し日の1週間~前日までやること
引越しの際、通帳や印鑑、現金、有価証券、貴金属などの貴重品は、引越し会社が運ぶ荷物の対象外となるため、自分で運ぶ必要があります。貴重品はまとめて運び出せるようにしておきましょう。
また、引越し日の1週間~前日までにやっておくことは以下のとおりです。
家電の搬送準備をする
引越し当日が近づいてきたら、家電の搬送準備をおこないます。その際、やっておきたいことをご紹介します。
冷蔵庫
冷蔵庫は引越し前日の朝までに中身を空にしておきましょう。中身を空にしたらコンセントを抜き、中を掃除しておきます。また、冷蔵庫を搬送ずる際、中に溜まっている水で他の荷物をぬらさないよう、水抜きをしておきましょう。水抜きの手順は、冷蔵庫の取扱説明書に記載してあります。
電子レンジ
電子レンジはコンセントを抜きアース線を外して、中を掃除しておきます。また、梱包は基本的に引越し会社がやってくれるので、お任せするのがよいでしょう。
トースターや炊飯器などキッチン家電
トースターや炊飯器、湯沸かしポットなどのキッチン家電は、コンセントを抜きます。湯沸かしポットは水を抜き、トースターはパンくずなどの汚れを掃除しておきましょう。その後、ダンボールに入れてエアークッションを詰めておきます。
エアコン
エアコンは、取り外す際に冷媒ガスの回収をおこなう必要があるため、専門会社を手配して引越し前日までに取り外してもらいましょう。その際、電源を入れて冷媒ガスの回収をおこなうため、リモコンは他のものと一緒に梱包しないよう注意してください。新居での据付工事も依頼しておくとよいでしょう。
また、引越し会社のオプションサービスでエアコンの取り外し・取り付けをおこなっていることもあるため、あらかじめ相談してみましょう。
テレビやDVDデッキ
テレビやDVDデッキは、基本的に引越し会社が荷造りをしてくれます。ただし、配線コードは事前に外しておきましょう。その際、カラーテープと油性マジックを用意しておきます。配線コードと差し込み口がわかるようにカラーテープを貼りメモを書くなどして、新居で配線がわかるようにしておくことをおすすめします。
掃除機
掃除機は、引越し当日に荷物の搬出が終わったあと、掃除をするのに使います。そのため、引越し当日まで梱包せず残しておきましょう。そして、荷物を搬出したところから掃除機をかけて、最後に引越し会社に持っていってもらいましょう。
洗濯機
洗濯機の中には水が溜まっている部分があり、給排水ホースからの水抜きが必要です。前日に水抜きを済ませ、コンセントとアース線を外しておきましょう。水抜きの手順は取扱説明書に載っています。また、取り外したコンセントやアース線は洗濯機の側面に養生テープで固定し、給排水ホースは水気を拭き取った洗濯機内に入れておきます。
家具の搬送準備をする
引越しの際、注意したいのは、持っている家具が新居にも搬入できるサイズであるかです。大型の家具の場合、玄関や通路幅、天井高などによっては搬入できない場合があります。その点も踏まえて家具の搬送準備をしましょう。
ソファ
使っているソファが分解できるものであれば、搬出や搬入に問題はありません。ただし、大型ソファの場合、新居に搬入できるか事前にご確認ください。もし搬入できないサイズであれば、処分を検討しましょう。
テーブルやこたつ
テーブルは基本的に引越し会社が梱包してくれます。こたつは天板と台座、脚、布団を分解しておきます。その際、脚は養生テープで4本まとめておき、布団は圧縮袋に入れるとよいでしょう。また、テーブルに引き出しが付いている時は、中に入れてあるモノを出しておきます。
タンス
タンスの中に入れてあるものは出して、ダンボールに入れておきましょう。ただ、引越し会社によっては、タンスの中身を入れたまま運んでくれるところもあります。詳しくは見積もりの時に引越し会社へ確認しておきましょう。ただし、タンスの中に通帳や印鑑、有価証券などの貴重品を入れている場合、引越し会社は運んでくれません。貴重品はひとまとめにして、自分で新居へ持って行きましょう。
ベッド
解体しないと部屋から出せない、またはトラックに積めないサイズのベッドは、自分で解体するか引越し会社へ依頼する必要があります。無料でやってくれる場合と別途料金がかかる場合がありますので、事前に確認しておくと安心です。ベッドのサイズによっては新居に搬入できない場合があるので、事前に玄関や天井高、通路幅などの搬入ルートを確認しておきましょう。また、引越し会社によっては海外製や規格外など特定のベッドは運んでくれないこともがあります。その場合はベッドの処分が必要になるかもしれません。
衣類を梱包する
引越し会社がハンガーボックスを用意してくれる場合は、衣類をハンガーにかけたままボックスに収納します。衣装ケースはそのまま運んでもらえます。その際、蓋が開かないよう養生テープで止めておくと安心です。タンスに入れてある衣類はダンボールに入れます。
食器や雑貨を梱包する
食器は新聞紙やエアークッションで1つずつ包んでダンボールに入れます。そして、箱のすき間にエアークションを詰めておきましょう。キッチン雑貨や日用雑貨もダンボールに入れます。包丁は厚紙で刃の部分を巻いてガムテープで固定しておきます。
ここで注意したいのは、食器の箱詰めです。食器は重く、大きなダンボールに数多く入れてしまうと、重すぎて運べなくなります。食器は一番小さいダンボールを使って梱包しましょう。
日用品を梱包する
日用品のストックは引越し当日まで使わないため、ダンボールに入れます。すでに開封しているものは、中身があふれ出ないよう、ビニール袋に入れてから梱包するとよいでしょう。また、日用品は引越し先でも購入できます。引越しの荷物を少しでも減らすため、引越し日が近づいてきたら、ストック品は購入を控えるほうがよいかもしれません。
貴重品をまとめる
引越し会社に作業を依頼する場合、国が定めた「標準引越運送約款」により、現金や通帳、印鑑、有価証券、貴金属、重要書類など貴重品は搬送できないため、自分で運ぶことになっています。貴重品は、自分で持ち出せるようまとめておきましょう。
引越当日に梱包するモノ
ティッシュやハンドソープなどの日用品をはじめ引越し当日まで使用するモノは、引越し会社が到着する前までに梱包しておきましょう。
パソコンなどの精密機器
パソコン・プリンタの精密機器は振動や衝撃で破損しやすいため、梱包は引越し会社にお任せするのがよいでしょう。引越し会社は「運送業者貨物賠償責任保険」に加入しているため、引越し作業時の荷物の紛失や破損に対しては補償してもらえます。
ただし、パソコンデータの破損は補償対象外となるので注意が必要です。パソコンは梱包される前に、必ずデータのバックアップを取っておきましょう。またケーブル類は外しておきます。その際、新居でパソコンの配線をする際に困らないよう、ケーブルを外す前に配線状況を写真撮影しておくと安心です。
新居ですぐ使うもの
引越し当日まで使っていたものは、新居でもすぐに使います。
以下は、新居で引越し初日から使うモノばかりなので、自分で運びましょう。
- トイレットペーパー
- タオルやバスタオル
- 洗面用具(シャンプー、ボディソープ、歯磨きセット、ドライヤーなど)
- スマートフォン、充電器
- 荷ほどきに使う道具(カッターやはさみなど)
- 掃除道具
- ゴミ袋
- 割りばし、紙コップ、紙皿
- 新居のカーテン
- 翌日の着替え
また、荷物の搬出後、部屋に忘れ物はないか確認し、雑巾やお掃除シート、ウェットティッシュなどで拭き掃除をしておきましょう。
寝具類
季節柄、使っていない寝具類は引越しが決まったら早いうちに梱包してもよいでしょう。使っている最中の寝具類は引越し当日の朝に、布団袋や布団圧縮袋に入れて梱包します。ただし、布団の中に割れ物を入れて緩衝材代わりに使うのは破損の原因になり危険なのでやめましょう。
引越しの荷造りでよくある失敗談

ここからは、引越し作業でよくある失敗談を紹介します。引越しを予定している方は、これらに注意して荷造りを始めましょう!
ダンボールやガムテープが不足してしまう
荷物が思った以上に多いと、ダンボールやガムテープが足りなくなることもあります。前日までに足りないとわかれば、引越し会社に相談しましょう。ダンボールとガムテープは追加で提供してもらえます。また、引越し当日でも予備を持ってきている場合が多いので、余分にもらえるか聞いてみましょう。
荷物を入れ忘れてしまう
引越し当日、搬出が終わったと思っていたら、まだ荷物が残っていた失敗談はよく聞きます。すでに引越し会社のトラックが出発したあとであれば、自分で運ぶか、宅配便で送るしかありません。荷物の入れ忘れを防ぐためにも、搬出が終わった部屋からくまなくチェックすることをおすすめします。
ダンボールに荷物を詰め込みすぎてしまう
ダンボールに荷物を詰め過ぎると、重くて運べなくなることがあります。特に食器や本は重くなるので、一番小さなダンボールを使って梱包することをおすすめします。また、ダンボールに詰める時は自分で持てる量に留めておくのがよいでしょう。
引越し作業が間に合わない
仕事や育児をしながら限られた時間で荷造りをするのは大変です。思った以上に荷物が多いと、引越し当日までに荷造りが間に合いそうにないと感じるかもしれません。そんな時は、早めに引越し会社へ相談することをおすすめします。場合によっては、引越し会社が荷造りをするサービスを依頼できます。また、どうしても間に合わない時は引越しの延期のお願いも可能です。
引越し当日までに荷造りが終わらないとどうなる?
引越し当日までに荷造りが終わらない時、荷造りを自分でおこなう契約にしている場合は契約違反となって、引越しをキャンセルされることがあります。その際はキャンセル料がかかります。加えて引越しを延期すれば、引越しにかかる費用が倍近くになる可能性もあるので注意が必要です。
ただし、引越し会社の当日のスケジュールに余裕がある場合は、荷造りを手伝ってくれることもあります。その場合、別途追加料金がかかる点は留意しておきましょう。
この記事のまとめ
最後に、引越しの荷造りについてよくある質問をまとめました。
引越しの荷造りはいつから始めるべき?
引越しする時期や荷物の量にもよりますが、1カ月前から準備しておけば余裕を持って荷造りできます。また、荷造りを自分でおこなう契約で引越し会社に運搬を依頼している場合、引越し当日までに荷造りをすませておかないと契約違反となりキャンセル料が発生することも。荷造りは早めに着手することをおすすめします。
引越しで不要になった家具はどうする?
新居に持っていかない家具の処分方法として「ゴミとして捨てる」「粗大ゴミに出す」「リサイクルショップに売る」「フリマアプリで売る」「「人に譲る」などがあります。ただし、粗大ゴミとして処分する際は自治体に収集を依頼しなければなりません。引越しシーズンになると回収希望日に予約が取れないこともあるため、早めに対処しましょう。
引越しの梱包は何から始めればいい?
シーズンオフの衣類や、あまり使っていない食器、DVD・CDや本など使用頻度の低いモノから始めていきましょう。また、冷蔵庫や洗濯機は水抜きをおこなわなければならないため、なるべく引越し前日までに済ませておきましょう。
引越しの荷造りは、引越し当日までに確実に終わらせたい作業です。そのためにも、引越しが決まったら1カ月前には荷造りを始めましょう。今回ご紹介した手順やコツを参考に荷造りを進めていけば、効率よく進むでしょう。その際、余分な荷物を新居へ持ち込まないよう、荷造り前に必要なモノと処分するモノを仕分けることも重要です。
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