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安全な赤ちゃん部屋の作り方は?ベビーベッドの置き場所や狭くても快適なリビングづくりのコツ

安全な赤ちゃんの部屋の作り方をご紹介します
赤ちゃんをお迎えするとなれば、ベビー用品から育児に向けた心構えまで、さまざまな準備が必要になってきます。特にはじめての子育てなら、何かと不安も多いですよね。少しでも安心して新生活をはじめるためには、赤ちゃんにとって安全かつ快適な生活環境にしておくことも欠かせません!
そこでこの記事では、赤ちゃんとの大切な時間を心地よく過ごせる部屋づくりについてご紹介します。

記事の目次

赤ちゃんのお世話に適した環境とは?

赤ちゃんのお世話に適した環境を整えることはとても大切です

大人と違って、赤ちゃんはこれから身体機能や体の構造が発達していく段階にあります。だからこそ、思わぬことが赤ちゃんにとっては大きな危険になる可能性も。そのためまず大切なのは、安全で衛生的な生活環境を整えることです。また、赤ちゃんは急激なスピードで成長していくため、時期に合わせて部屋の使い方を変えていくことも重要。そして、赤ちゃんと家族が快適な毎日を過ごすためには、常にお世話がしやすい部屋にするのがベストです。

乳幼児期はどうしても手のかかる時期なので、両親の負担を少しでもやわらげられる、お世話するのにスムーズな生活動線を意識しておくとよいでしょう。

赤ちゃんのお世話に必要なスペースと家具

赤ちゃんとの生活をはじめるうえで、生まれる前になるべく用意しておきたい、基本的なベビースペースから見ていきましょう。

赤ちゃんが寝る場所

生まれてすぐの赤ちゃんは、体を成長させるために、ほぼ1日中寝ています。赤ちゃんが寝る場所は、新生児のころは特に長い時間を過ごす場所になるので、家族のライフスタイルも考えながら、どうスペースをつくるのかしっかり検討しましょう。

ベビーベッド 

ベビーベッドにもさまざまな種類があります。

・ハイタイプベッド
大人が立った状態でも、オムツ交換などのお世話がしやすく、少し離れた場所からでも様子を見やすいのがハイタイプのベビーベッドです。床から赤ちゃんを寝かせるベッド板までの高さは、70cm程度になるのが一般的。キャスターが付いているタイプは、寝室だけでなく、リビングでもベビーベッドを使いたい家庭におすすめです。

・ロータイプベッド

ロータイプのベビーベッド。床板を外すとベビーサークルとしても使えるタイプも人気です
ロータイプのベビーベッド。床板を外すとベビーサークルとしても使えるタイプも人気です

ロータイプのベビーベッドは、は高さ45~50cmほどで、大人が使うソファやベッドと同じくらいの目線になるのが特徴。座った状態でも様子が見やすく、また大人のベッドの隣に置いて添い寝もしやすいのがメリットです。背が低い分、お世話するのに深くかがむ必要はありますが、寝ながら授乳したり一緒にお昼寝したりしたい場合におすすめです。

・セカンドベッド
セカンドベッドは、ベビーベッドよりも小さく簡易的なタイプです。ワゴン式で折りたたみもできる種類が多く、家事をする時などに移動させながら様子を見たい場合に便利。通常のベビーベッドと併用し、日中のお昼寝だけに使いたい時にもおすすめです。

ベビー布団

ベッドではなく布団で寝かせたい場合は、大人用の布団では赤ちゃんには重いので、ベビー用の軽いタイプを必ず用意しておきましょう。ベビー布団なら小さいので、汚れてもすぐに洗濯しやすく、常に清潔に保ちやすいメリットもあります。衛生面も考えて、洗い替え用に数枚準備しておくとよいでしょう。

赤ちゃんのお世話をする場所

赤ちゃんのお世話をしやすい環境づくりも大切です

授乳をしたりオムツを換えるなど赤ちゃんのお世話をする場所は、大人の過ごしやすさ・動きやすさを考慮したスペースにしておくのがベターです。

授乳のためのスペース

授乳は1日に何度もおこないますし、1回につきある程度の時間もかかります。そのため、できるだけ授乳しやすいスペースを確保することも大事。楽な姿勢で授乳できるクッションやチェア、座椅子などを用意しておくのがおすすめです。

ベビー服やオムツの収納

授乳と同様に、オムツ換えや着替えも頻繁にあります。こうした赤ちゃん向けのケア用品は、赤ちゃんのお世話をするスペースのすぐ近くに収納するのがおすすめです。

例えばお風呂場や寝室など、別の部屋に置いておくと、いちいち取りに行くのも手間になってしまいます。できるだけ移動せず、手に取りやすい収納スペースを設けておきましょう。

オムツのゴミ箱

赤ちゃんが小さいうちは、オムツのごみも出やすいため、専用のダストボックスがあると便利です。やはりオムツのごみはニオイも気になるので、密閉式や消臭式など、防臭ができるタイプにするのがおすすめ。
こちらも赤ちゃんのお世話をする室内の、オムツ交換をする場所の近くに置いておくと便利です。

赤ちゃんの居場所

赤ちゃんがくつろいだり自分で遊べるスペースを用意するケースもあります。以下にご紹介するそれぞれのアイテムは必須ではありませんが、赤ちゃんが生まれてから、状況を見て取り入れていくのもいいかもしれません。

ベビージム

ベビージムにはさまざま仕掛けがされており、赤ちゃんが楽しむことができます
ベビージムにはさまざま仕掛けがされており、赤ちゃんが楽しむことができます

ベビージムとは、赤ちゃんのベッドに付けるメリーが床置きタイプになったもので、「プレイマット」とも呼ばれます。床に寝かせながらおもちゃで遊べるので、ベビーベッドがない場合に購入すると便利でしょう。

ハイローチェアやバウンサー

ハイローチェアやバウンサーは、ゆりかごのように揺らせるベビーチェアで、抱っこができない時や、赤ちゃんをリラックスさせたい時に使うと便利なアイテムです。ゆらゆら動くので、少し赤ちゃんから手を離したい場合に、ハイローチェアやバウンサーに乗せてあやしてあげることもできます。

ベビーサークル

ベビーサークルとは、柵などで囲いを作り、赤ちゃんが動き回るスペースを確保するアイテムです。寝返りや、ずりばいをするようになった赤ちゃんをベビーベッドに寝かせておくのは危険。ベビーサークルで間仕切りをすれば、安全な場所の中で寝転がったり遊んだりしてくれるので、安心して過ごしやすいメリットがあります。

赤ちゃんと快適に過ごせる部屋づくりのポイント

赤ちゃんに必要なスペースや家具を用意するのはもちろん、安全面や衛生面を考えた部屋に整えることも大事。以下のポイントに気を付けながら、よりよい環境を維持するようにしましょう。

赤ちゃんに目が行き届くレイアウトにする

特に赤ちゃんが自分で動き出すようになると、段差のある玄関から落ちたり、ベランダに出てしまったりなど、少し目を離した隙に、危険な事故につながることも考えられます。
また、赤ちゃんは体調が変わりやすい面もあるので、家事をしている間も常に赤ちゃんの様子が見られるレイアウトにしましょう。例えば、キッチンからリビングが見渡せるように、背の高い家具の位置を工夫するなど、あらかじめ赤ちゃん仕様に模様替えしておくとよいでしょう。

室温や湿度を調整する

赤ちゃんは大人より体温が高く、肌も敏感です。特に暑い時期は熱中症などの危険があるうえに、汗や湿気によるかぶれも起こりやすので要注意。汗をかいていないかこまめに確認しながら、室温もしっかりと調節しましょう。

また、冬の乾燥しやすい時期は、風邪を引きやすく肌荒れもしやすくなります。加湿器や空気清浄機なども活用しながら、湿度やきれいな空気を保つようにしましょう。

掃除がしやすく、蓋付きの収納を活用する

ホコリなどのハウスダストを室内に溜めないために、掃除がしやすい部屋にすることも大切です。掃除機などは取り出しやすい位置に収納しておいたり、なるべく床に荷物は置かないなど、掃除に手間がかからないように工夫しましょう。

特に、赤ちゃんの手が届いてしまう範囲には気を配りましょう。ハイハイ期以降の赤ちゃんは動き回りますし、何でも触ったり口に入れたりしたがります。カラーボックスなどのオープンタイプの収納は、赤ちゃんでも中身を取り出しやすいので要注意。場合によっては誤飲などの危険もあるため、蓋付き・引き出し・扉式など、簡単にモノが出せない収納にするとよいでしょう。

赤ちゃんの安全を確保する

大人と違って、赤ちゃんは何が危険なのかまだ理解できていません。また好奇心も旺盛なので、何にでも興味を持ちます。無防備だからこそ、大人がきちんと事故から守る必要があります。家具の角にぶつかる・転ぶ・ドアで手を挟むなど、家のなかでもケガをする危険はたくさんあるので、あらかじめ対策をしておくことも重要です。

また、赤ちゃんの時期によって、行動できる範囲や習性も変わってきます。そのため赤ちゃんの成長に合わせて対策をすることが大切。成長の時期ごとに注意すべきポイントの詳細については、後ほど詳しく説明します。

避けるべきベビーベッドの置き場所

ベビーベッドを置く場所にも注意が必要です

新生児期の赤ちゃんはベビーベッドにいることが多いため、その周辺環境にも配慮することが重要です。すくすく育つためには、安静に眠ることも大切。赤ちゃんにとって睡眠の妨げになったり危険があったりする次のような場所は、ベビーベッドの置き場として避けるようにしましょう。

エアコンの風が直接当たる場所

赤ちゃんのうちは、まだ体温調節がうまくできません。そのためエアコンの風が直接当たってしまうと、体調不良を引き起こす危険があります。もちろん室温を維持することも欠かせませんが、エアコンの真下や風が直に当たるところにベビーベッドを置くのは避けましょう。体調を崩さないにしても、寒すぎても暑すぎても熟睡できないので、適温が保てる位置にレイアウトします。

窓際

赤ちゃんの肌は非常に薄く弱いので、直射日光や紫外線による日焼けも危険。大人なら皮膚の色が変わったり赤くなったりする程度で済みますが、赤ちゃんの場合はやけどのような炎症になってしまうケースもあります。窓際は太陽光が直に入ってくるので、日焼け防止のためにも避けるようにしましょう。また窓際は外気の影響も受けやすいため、体温を保つ意味でも窓際でないほうが無難です。

照明の光が直接目に入る場所

寝返りができない新生児のうちは、仰向けの状態でいるのが基本です。照明の真下にいると、長時間にわたって強い光を見ることになるため、赤ちゃんの目に刺激を与えすぎてしまいます。場合によっては視力に影響する可能性もあるため、目を保護する意味でも、直接的に光が当たるような場所は避けるようにしましょう。

うるさい場所

赤ちゃんは眠りが浅く、ちょっとしたことでも目を覚ましてしまいます。何か大きな音がするとすぐに起きてしまいますし、ぐっすり眠れません。例えばテレビやスピーカーの近くや人の出入りが多いドア付近など、がちゃがちゃと音が立ちやすい場所も、ベビーベッドの置き場にしないほうがよいでしょう。

大きな家具の近く

万が一地震が起きた場合、大きな家具の近くにベビーベッドがあると非常に危険です。できるだけベビーベッドのそばには、倒れてきそうなモノがないようにしましょう。どうしてもスペース的に難しいのであれば、耐震用のポールやストッパーなど、万全の転倒対策をしておく必要があります。

赤ちゃんの成長時期に合わせた安全対策

最初は寝転がることしかできない赤ちゃんも、日に日に成長してどんどんできることが増えていきます。新生児期は自分で身動きが取れないからこそのリスクもありますが、ハイハイや一人歩きができるようになると、次は危ない場所でも関係なく動き回る危険があります。
できるだけ目を離さないことも大切ですが、少しでもケガや事故などの原因になりうるものは、あらかじめ取り除くことが大事。赤ちゃんの時期に合わせて、特に次のような点には注意しましょう。

新生児、寝返り時期

新生児は自分で動くことができないので万全な安全対策をおこないましょう
新生児は自分で動くことができないので万全な安全対策をおこないましょう

新生児の頃は運動機能も非常に未熟で、はじめは把握反射で指をぎゅっと握ったり、手足を軽く動かしたりしかできません。首がすわってきたあと、ようやく寝返りが打てるようになるのが一般的です。動き回れない分、自ら危険を避けることもできないため、次のような点には十分に気を付けましょう。

寝ている場所に窒息の危険があるモノを置かない

例えばクッション・カーテン・タオル・トートバッグなど、やわらかい布製品は、赤ちゃんの顔にかかって窒息する危険があります。鼻と口がふさがれた状態になって息が苦しくても、赤ちゃんはそれを自分でどけることができません。布団やタオルケットを使う時は、お腹周りだけにかけるようにして、必ず顔を覆わない使い方にしましょう。

赤ちゃんの近くに落下の可能性があるモノを置かない

先ほども記載したような地震のリスクもありますが、ちょっとした衝撃で何か落ちてくるのも非常に危険です。体に当たってケガをするような硬いものだけでなく、前述にあるようなやわらかい布製品やビニール袋なども、顔に落ちてきたら赤ちゃんにとっては事故になる可能性があります。ベビーベッド周りには、なるべく余計な荷物や小物は置かないようにしましょう。

ベビーベッドのなかにペットや兄弟が入れないようにする

仮に犬や猫などのペットがベビーベッドに入ってしまうと、赤ちゃんの上に乗っかるなどの危険があります。その他にもペットの場合は、毛が口のなかに入ってしまったり、アレルギーを引き起こしたりするといったリスクも。

また、兄弟が小さいうちは、まだ何が危ないのか理解しておらず、赤ちゃんを無理に抱き上げる・落としてしまうなどの事故が発生する可能性があります。もしリビングにベビーベッドを置くなら、簡単に入りづらいハイタイプにする・ペットと部屋を分けるなどの対策が必要です。

寝返りをしたらベッドに転落対策をする

赤ちゃんが寝返りできるようになると、自分でゴロゴロ転がっているうちに、どんどん移動してしまいます。ベビーベッドのように柵があればそれほど心配はいりませんが、例えば大人用のベッドに少しだけ寝かせた隙に、転落してしまうことも。柵のないベッドに多少でも寝かせる可能性があるなら、きちんとガードできるようにしましょう。

ずりばい、ハイハイ時期

ハイハイができるようになると一気に活動範囲が広がります
ハイハイができるようになると一気に活動範囲が広がります

ずりばいやハイハイができるようになると、寝ている時間が少しずつ減り、いろいろなものに興味を持って遊ぶようになります。両親のあとを付いて回ることも多く、行動範囲がぐっと広まる時期です。ベビーベッド周辺だけでなく、赤ちゃんが行動する部屋全体の安全対策をする必要があります。

フロアマットを敷く

一般的なフローリングのままだと、床が冷たく硬かったり滑りやすかったりするので、赤ちゃんが動き回るのに適していません。転んだり手足を痛めたりしないためにも、フロアマットで床をやわらかくしておきましょう。また集合住宅の場合、下の階に音が響いてしまう可能性もあるので、フロアマットをクッションにして防音するのもおすすめです。

手の届く場所にモノを置かない

床に何か置いてあると、何にでも興味津々の赤ちゃんにとっては、どうしても触りたくなってしまいます。口に入れられる程度のサイズ感だと、誤って食べてしまい窒息してしまう危険性も。誤飲の危険性があるモノや赤ちゃんに触られては困るモノは、手の届かない高い場所か、目に見えない隠れる収納に片付けるようにしましょう。

ベビーゲートを設置する

まだ何もわからない赤ちゃんにとっては、家の中にもたくさんの危険が潜んでいます。特に自分で動けるようになった時には、事故の可能性が高い場所へ入れないようにベビーゲートを設置しましょう。例えば刃物や火を使うキッチンや、転落のリスクがある階段など。またストーブや扇風機など、直接触るとケガをするリスクがありそうな家電や家具類をガードする意味でも、ベビーゲートがあると安全です。

コンセントカバーを付ける

コンセントは誤って触ってしまうと、場合によっては感電する危険性があります。事故防止のためにも、使用していない場所にはコンセントキャップ、電源を使っている際にはコンセントカバーを付けるようにしましょう。また電源コードも、噛んでしまうと感電事故が起きるケースがあります。配線カバーやモールなどで目隠ししておくと、より安全でしょう。

つかまり立ち、一人歩きの時期

一人歩きができるようになると手の届く範囲が広がり、危険も増えます
一人歩きができるようになると手の届く範囲が広がり、危険も増えます

つかまり立ちや一人歩きがはじまると、さらに自分でできる行動が増え、少し複雑な動作もできるようになります。大人の動きをマネしようとする姿も見られるので、ずりばい・ハイハイ期の安全対策に加えて、以下の部分にも注意しましょう。

家具の角などにクッション材を付ける

自分で立てるようになったとはいえ、まだまだ足元が不安定な時期です。何かの拍子に転んでしまうことも多いため、テーブルやチェストなど、角のある家具や家電類は危険。頭や顔をぶつけてしまう可能性があるので、クッション材を付けて、しっかりとケガ防止をするようにしましょう。

扉や引き出しにストッパーを付ける

手の動きもだんだん器用になってくるので、扉や引き出しも開けられるようになります。部屋のドアも開けてしまう可能性があるので、ストッパーやロックを取り付けるようにしましょう。収納しているものを出して遊んでしまったり、場合によっては開け閉めした拍子に指を挟んだりするケースも。ケガしないためにも、しっかりと対策しておきます。

ベランダなどの鍵は必ずかける

窓の鍵がかかっていないと、自分で窓を開けて外に出てしまうことも想定されます。知らない間に庭に出てしまったり、最悪の場合はベランダや窓から転落してしまったりする危険性も。事故防止のためにも、なるべく高い位置に補助キーを付けて二重ロックなどをしておくと、より安全です。

ソファなどからの転落に注意する

つかまり立ちや一人歩きができる頃には、ソファなどの背の低い家具に自分でよじ登れるようにもなります。ただし、そこから落ちてしまう事故にもなりかねないので要注意。一時的にソファを撤去させるか移動させるか、もしくは座椅子タイプのようなローソファに買い替えるのもいいかもしれません。

狭くても快適なリビングづくりのポイント

ポイントをおさえて、赤ちゃんと過ごす快適なリビングをつくりましょう

リビングでお世話できるようにベビー用品を置いていくと、どうしても荷物が増えてしまうため、スペースの狭さが気になる場合もあるでしょう。とはいえ少し工夫するだけで、開放的な空間に見せたり部屋を広く使ったりも可能です。では赤ちゃんと過ごす快適な部屋づくりに向けた、簡単なアレンジ方法をご紹介していきます。

家具の配置を見直す

できるだけ大人も赤ちゃんも動きやすくするには、家具や家電は壁に寄せて、部屋の中心は空けるようにするのがおすすめ。掃除もしやすいですし、床が広く使えて生活動線も確保しやすくなります。もしローテーブルなどがある場合には、一時的に使うのをやめるのもいいかもしれません。ソファやベビーベッドも壁付けにしておくと、部屋を広々と見せられます。

リビング周辺の部屋も活用する

最近では、リビングのすぐ隣に洋室や和室があるタイプの間取りが人気です。リビングとの境目がフルオープンになる引き戸式なら、日中は全開にしておけば、隣の部屋とつなげて広く活用することも可能。もしこれから物件選びをするのであれば、リビングと地続きになる部屋が付いた間取りにすると便利です。

もし今住んでいる家が、LDKが独立したような間取りなら、ベビーベッドはリビングから見えやすい部屋に置いたり、昼間はベビーサークルにして布団で寝かせるのもいいかもしれません。

収納を工夫する

例えば、壁やベビーベッドに吊るせる収納を使えば、オムツやスタイなどの小物もすっきり片付きます。その他にも、ベッドやソファの下などのデッドスペースを活用するのも一つの方法。できるだけ収納を増やす工夫をすることで、部屋も広々と使いやすくなります。

トランクルームを活用する

どうしても収納が足りなかったり、家具が多すぎる場合には、一時的にトランクルームにモノや家具を保管する方法もあります。赤ちゃんが大きくなるまで使わないローテーブルやソファなど、外部に置いておくことで、家が広くなり、また必要な時にいつでも取り出せるのがメリットです。

まとめ

赤ちゃんの健やかな毎日をつくるには、大人も子どもも過ごしやすい部屋にしておくことが大切。特に乳幼児期は体が未発達だったり、意思疎通が難しかったりする部分もあり、家の中でも十分な安全確保が不可欠です。ぜひ本記事を参考に、赤ちゃんとの快適な新生活に向けて、万全の準備をしていきましょう。

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引っ越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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