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新築の賃貸物件はやめておけ?後悔しやすい理由とメリット・デメリットを解説

新築の賃貸物件はやめておけ?後悔しやすい理由とメリット・デメリットを解説
「新築の賃貸物件はやめておけ」と言われ、物件探しの対象にしてよいのか不安に感じる方もいるでしょう。その理由はいくつかあるものの、新築の賃貸物件にはメリットも多くあるため、自身に適しているのかを見極ることが大切です。
本記事では、新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由やメリットについて解説します。探す・契約する時のポイントも紹介しますので、新築の賃貸物件を検討予定の方はぜひ参考にしてみてください。

新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由

新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由を紹介します
新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由を紹介します

新築の賃貸物件はやめておけと言われるのは、いくつか以下のようなリスクがあるためです。

  • 家賃・初期費用が相場より高い
  • じっくり検討する時間がない
  • 完成前契約で内見できないことが多い
  • 入居時期が選べない
  • 立地条件が悪い可能性がある
  • 退去時の修繕費トラブルが起きやすい

それでは、新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由について解説します。

家賃・初期費用が相場より高い

新築は同条件の築浅物件と比較すると、家賃や初期費用が相場より高くなります。同条件の築浅よりも高くなるのは、いわゆる「新築プレミアム」という付加価値が付いているからです。誰も住んでいたことがなく、最新設備が整った新築は、その条件が揃っているだけで価値があるとみなされます。

新築プレミアムによって家賃が数千円~数万円高くなってしまうと、仲介手数料や敷金、礼金の金額に大きな影響を与えます。コストパフォーマンスを重視する方にとっては、大きなデメリットといえるでしょう。

じっくり検討する時間がない

新築の賃貸物件は人気が高く、じっくりと検討する時間が取れないケースもあります。特に人気エリアにある物件や希少性の高い物件は、募集開始と同時に多数の申し込みが入り、競争になるケースも少なくありません。考える時間が短くなると焦ってしまい、十分に検討しないまま申し込みを提出する可能性が高くなります。検討が足りないと自身のイメージと入居後の生活に差が出てしまうため、冷静に判断できるよう、事前に確認項目をまとめておくとよいでしょう。

完成前契約で内見できないことが多い

未完成の新築の賃貸物件を検討する場合、内見しないまま契約するケースがあります。完成まで契約を待つ時間が取れず、実物を確認できないまま手続きを進めなければならないからです。

このような場合はモデルルームやパース図面、設計図などで判断します。しかし、実際の広さや眺望、日当たりなどをイメージするのは困難です。未完成のまま契約するとキャンセルは原則としてできないため、建築現場から生活に必要な施設までの距離など、確認できることは調査しておきましょう。

入居時期が選べない

未完成の新築の場合、入居時期が選べないケースもあります。一般的に、未完成の新築物件は建設のスケジュールに合わせて入居開始日が決まります。もし、自身が希望する日程よりも完成が遅い場合、入居時期を遅らせなければなりません。

また、入居時期が自身の希望と合っていたとしても、工期が延びて入居できないリスクもあります。延びた場合は仮住まいの延長も必要となるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

立地条件が悪い可能性がある

新築の賃貸物件の中には、立地条件の悪いものもあります。駅前の一等地や生活利便施設が密集しているエリアは、開発できる土地が少なくなっており、新築はやや不便な場所に建築される場合があります。設備が最新でも、生活利便施設が遠いと不便さを感じてしまうかもしれません。新築の賃貸物件を検討する際には、生活に不便さを感じないかどうか、周辺環境の調査もおこないましょう。

退去時の修繕費トラブルが起きやすい

新築の賃貸物件は、比較的退去時の修繕トラブルが起きやすい傾向があります。入居時、新築には誰も居住したことがないため、室内も設備も非常にきれいな状態です。そのため、わずかな傷や汚れでも目立ちやすく、原状回復が必要と判断されて費用を請求される場合があります。

一般的に、生活に必要な使用による劣化は貸主負担となります。しかし、念のため入居時に写真・動画を撮影して、記録を残すといったトラブル防止策を講じましょう。

新築の賃貸物件のメリット

新築の賃貸物件にはリスクがあるものの、メリットも数多くあります
新築の賃貸物件にはリスクがあるものの、メリットも数多くあります

新築の賃貸物件にはリスクがあるものの、以下のようにメリットも数多くあります。

  • 外装も内装もきれい
  • 最新設備が導入されている
  • セキュリティ面も安心
  • 耐震性や防音性が高い
  • 気に入った部屋を選べる可能性が高い

新築の賃貸物件のメリットも理解し、やめておけと言われてもすぐに検討から外すのは避けましょう。

外装も内装もきれい

新築の賃貸物件は完成後間もないため、外装も内装もきれいな状態です。誰も利用していない建物は清潔感ある印象を与えます。特にキッチンや浴室、トイレなどの水回りがきれいな状態を好む方は多く、衛生面の不安を抱えることなく生活できます。最新のトレンドを採り入れていれたデザインも、新築物件の強みです。

最新設備が導入されている

新築の賃貸物件には、最新の住宅設備が導入されており、快適な生活が送れます。例えば宅配ボックスやスマートロック、24時間利用可能なごみ捨て場などです。最新設備は防犯や利便性などを向上させ、生活を快適にする役割を果たします。忙しい方でもストレスの少ない生活ができる環境が整っており、新築の賃貸物件は多くの方に適していると言えるでしょう。

セキュリティ面も安心

新築の賃貸物件はセキュリティ性が高く、安心して住める傾向にあります。最新の賃貸物件にはオートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホンなどが設置されています。これらの設備は住まいの防犯を高め、犯罪から自身や家族を守ってくれるため安心です。

特に、一人暮らしの女性にとって安心して暮らすのに欠かせない設備であり、物件探しの重要なポイントです。近年は、スマートセキュリティを導入する物件も増えており、さらに高い安全性が確保されたものもあります。

耐震性や防音性が高い

新築の賃貸物件は耐震性や防音性が高く、快適に暮らせます。最新の建物は現在の法律基準に基づいて建築されており、築年数が経過した物件よりも耐震性・防音性が高くなっています。特に、2000年以降の建物は阪神・淡路大震災を踏まえて建築されており、震度6〜7でも大きな損傷を受けにくい構造です。

また、建築材料の進化により、防音性も向上しています。隣戸や上下階からの騒音が軽減され、近隣トラブルの発生を抑えてくれます。耐震性・防音性が高い新築の賃貸物件を借りれば、安心して快適な暮らしを送れることでしょう。

気に入った部屋を選べる可能性が高い

入居者の募集を開始する時点では複数の部屋を選択できるため、気に入った部屋を選べる可能性が高くなります。一般的に新築の賃貸物件では全室、一斉に募集を開始します。一方、中古の賃貸物件は空室になった物件しか選べず、角部屋や高層階などの部屋がよかったとしても都合よく空いていないことも。新築の賃貸物件なら間取りや階数、方角などを部屋ごとに比較できるため、物件探しの条件が厳しい方にも適しています。

新築の賃貸物件が向いている人

新築の賃貸物件が向いている人について解説します
新築の賃貸物件が向いている人について解説します

新築の賃貸物件が向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • お金に余裕がある人
  • 決断力に自信がある人
  • 清潔感・最新設備を最優先したい人
  • 居住空間の快適さを重視したい人

新築の賃貸物件は家賃が高くなる傾向にある一方で、誰も住んでいない空間に入居でき、最新の設備を利用できます。このような理由から、清潔感や生活利便性、快適性を重視する方は新築の賃貸物件に適しています。

新築の賃貸物件はやめたほうがいい人

新築の賃貸物件はやめたほうがいい人について解説します
新築の賃貸物件はやめたほうがいい人について解説します

新築の賃貸物件はやめたほうがいい人の特徴は、以下のとおりです。

  • 家賃を抑えたい人
  • 新築であることにこだわりがない人
  • じっくり比較検討して決めたい人
  • 引越し時期がシビアな人

新築の賃貸物件で暮らす場合、同条件の中古物件よりも家賃がかかります。また、新築物件は人気が高くライバルも多いため、すぐに申し込みが入って埋まってしまうことが多いです。そのため、じっくりと検討する時間を十分に確保できない場合もあります。 また、完成後の日程でしか引渡しを受けられないこともあるでしょう。
家賃を抑えたい方やじっくりと物件を比較したい方、引越し時期が変更できない方は、新築物件には合わないためやめておいたほうがよいでしょう。

新築の賃貸物件を探す・契約する時のポイント

新築の賃貸物件を探す・契約する時のポイントについて解説します
新築の賃貸物件を探す・契約する時のポイントについて解説します

新築の賃貸物件を探す時、契約する時のポイントを押さえてから手続きを進めましょう。押さえるべきポイントは以下のとおりです。

  • 築浅物件(築1〜3年)も検討する
  • 周辺の築浅物件と家賃を比較する
  • 完成前募集の場合は「類似物件」を内見する
  • 工期遅延時の対応(入居日・補償)を確認する
  • 退去時の原状回復ルールを事前に確認する
  • 新築でも設備グレードが低い物件がある点に注意する
  • 敷金・礼金などの初期費用を把握する
  • 空室が多い場合は理由を確認する
  • 判断基準を事前に決めておく

それでは、新築の賃貸物件を探す・契約する時のポイントについて解説します。

築浅物件(築1〜3年)も検討する

新築の賃貸物件を探す際は、築浅物件(築1~3年)も検討しましょう。築浅物件は設備や内装がまだ新しく、新築と同等の性能を保ちつつも、一般的には新築物件よりも家賃が低く設定されています。築浅の場合、誰かが入居したことがある物件の可能性があるものの、コストパフォーマンスを重視する方にはおすすめです。

周辺の築浅物件と家賃を比較する

新築物件の家賃が適正かどうか確認するためにも、周辺の築浅物件と比較しましょう。一般的に、新築の賃貸物件には「新築プレミアム」が上乗せされています。この上乗せ分が相場を分かりにくくしている要因となり、適正な家賃かどうかの判断を難しくしてしまいます。

新築物件の家賃が相場から大きく外れていないかどうかは、周辺の築浅物件の家賃を調査すればおおよそ検討がつくでしょう。相場感を把握すれば、相場よりも高すぎる新築物件を避けることができます。

完成前募集の場合は「類似物件」を内見する

完成前の賃貸物件を検討する際は、類似物件を内見しましょう。未完成の物件は実際の部屋を内見できないため、イメージと実物の違いが生じる可能性があります。違いが分からないまま入居すると、後悔する原因となります。

後悔を防ぐためには、同じ建築会社が施工した賃貸物件や、似たような間取り・立地などの類似物件を内見することが大切です。また、類似物件の確認時には、検討物件の建築現場周辺の生活利便施設の充実度、騒音の大きさなどの周辺環境も調査しましょう。

工期遅延時の対応(入居日・補償)を確認する

完成前の賃貸物件の契約を進める前に、工期遅延時の対応を確認しましょう。建設工事の完了時期は遅延する場合があり、必ずしも確定しているわけではありません。工期遅延時の対応は貸主・不動産会社によって異なりますが、以下の項目が契約書に記載されるかどうかを事前に確認することが大切です。

  • 入居日の変更可否
  • 仮住まいの費用補償
  • 違約金の有無

補償内容が手厚ければ、工期遅延時の損害を抑えられます。

退去時の原状回復ルールを事前に確認する

新築の賃貸物件の契約をする際は、退去時の原状回復ルールを確認しましょう。未入居の物件は内装が非常にきれいであり、退去時の汚れや傷が目立ちます。そのため、退去時に汚れや傷を多くつけたと言われやすくなり、原状回復費用が相場よりも高額になるケースがあります。不要な費用を支払わずに済むよう、入居時には室内の状態を写真や動画で記録に残し、過剰な請求を防ぎましょう。

また、契約書に原状回復についての項目が詳細に記載されているかどうかも確認することが大切です。貸主と借主の責任範囲が明確になっていれば、トラブルになる可能性を抑えられます。

新築でも設備グレードが低い物件がある点に注意する

新築でも設備グレードが低い物件もあるため、仕様を確認してから入居するか決めましょう。一般的に、新築の設備グレードは高い傾向にあります。しかし、物件によっては建築コストを抑えるために、質を下げている場合もあるでしょう。例えば、浴室に自動湯張りや追い焚き機能が付いていないなどです。

グレードは生活満足度に直結する大切なものであるため、設備仕様書を十分に確認したり、内見時に機能をチェックしたりすることが大切です。

敷金・礼金などの初期費用を把握する

新築の賃貸物件を借りる際は、敷金・礼金などの初期費用を把握しましょう。新築は相場に比べて家賃が高く設定されるケースが多く、初期費用が大きくなりがちです。一般的に、初期費用は家賃の4〜6カ月程度かかると言われており、事前に金額を確認する必要があります。

なお、主な初期費用の内訳は以下のとおりです。

費用 金額
敷金 家賃の1~2カ月分
礼金 家賃の1~2カ月分
仲介手数料 家賃の1カ月分
火災保険料 1万5,000円前後
鍵交換費用 1万~3万円程度

賃貸物件によって初期費用は異なるため、金額の詳細が知りたい方は担当の不動産会社に確認しましょう。

空室が多い場合は理由を確認する

新築の賃貸物件なのにもかかわらず、空室が多い場合は理由を確認しましょう。一般的に、新築の賃貸物件は競争率が高く、早い時期に入居者が決まる傾向にあります。それにもかかわらず、入居者募集から時間が経過しても空室が多い場合、何かしらの理由があると考えなければなりません。

例えば、周辺相場よりも家賃が高い、生活利便施設が少ないなどの問題がある可能性もあります。安易に新築だから住環境はよいと思い込まず、客観的な視点で空室が多い理由を調査しましょう。

判断基準を事前に決めておく

新築の賃貸物件の入居を検討する際は、事前に判断基準を決めておきましょう。一般的に、新築は競争率が高く即決する方が多い傾向にあります。迷っている間に空室が埋まる可能性もあるため、予算や駅までの距離、設備の仕様など、自身が重視する項目を明確にすることが大切です。

判断基準がないまま内見すると、申し込みをする決断ができず、理想の住まいを逃してしまうかもしれません。自身が重視する項目や優先順位を整理しておけば、スムーズな意思決定につながるでしょう。

まとめ

新築の物件はやめておけと言われる理由をまとめました。

新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由は?

新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由は、以下のとおりです。

  • 家賃・初期費用が相場より高い
  • じっくり検討する時間がない
  • 完成前契約で内見できないことが多い
  • 入居時期が選べない
  • 立地条件が悪い可能性がある
  • 退去時の修繕費トラブルが起きやすい

新築の物件はやめておけと言われる理由は、一定のリスクがあるからです。ただし、これらのリスクは回避可能なものが多いため、事前にどのような対策をすればよいのか理解しておきましょう。

新築の賃貸物件のメリット・デメリットは?

新築の賃貸物件の主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。

【メリット】

  • 外装も内装もきれい
  • 最新設備が導入されている
  • 耐震性や防音性が高い

【デメリット】

  • 家賃や初期費用が高い
  • 競争率が激しい
  • 未完成の場合は内見できない

新築の賃貸物件にもメリット・デメリットがあります。どちらを選んでもメリット・デメリットがあるため、自身にとって中古と新築のどちらが適しているのか判断することが大切です。

新築の賃貸物件を探すコツは?

新築の賃貸物件を探す主なコツは、以下のとおりです。

  • 築浅物件(築1〜3年)も検討する
  • 周辺の築浅物件と家賃を比較する
  • 完成前募集の場合は「類似物件」を内見する
  • 工期遅延時の対応(入居日・補償)を確認する
  • 退去時の原状回復ルールを事前に確認する

これらのコツを実践すれば、新築を選んでよかったと感じる可能性が高くなります。

新築の賃貸物件はやめておけと言われる理由は、一定のリスクが存在するからです。ただし、こうしたリスクは中古の賃貸物件にもあるため、なぜやめておけと言われるのか理解し、適切な対策を講じることが大切です。新築の賃貸物件にはリスクの他に多くのメリットもあるため、自身に適しているかどうか判断できるようにしておきましょう。

執筆者

渥美 誠

宅地建物取引士、行政書士、不動産コンサルティングマスター

大手不動産仲介会社など計5社に勤める。不動産売買仲介・不動産買取・事業用定期借地権での法人テナント誘致などに携わる。これらの業務に18年間携わり、不動産売買全般、借地、税金、相続などの分野に強い。現在、不動産・金融webライターとして執筆活動中。愛知県出身。

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