
中古マンションリノベーション事例「黒を効かせたシャープなキッチンでリラックスできる大人の空間を堪能」
雑誌「relife+」に掲載された中古マンションリノベーション事例から、今回は東京都中央区Mさんの家の事例をご紹介。長女の誕生を機に勤務先へのアクセスがいい都心の中古マンションを購入し、そのまま2年ほど暮らしたMさん夫妻。購入当時は仕事と子育てで精いっぱい。あせらず長女の成長を待ってリノベに取り組むことにしました。(text_ asako shiga photograph_ hiroshi kiyonaga)
- 工事費:約1500 万円(税・設計料込み)
- 東京都中央区 Mさんの家
- 家族構成:夫30 代 妻30 代 長女3 歳
- 築年数:22年(2000年築)
- 専有面積:81.00㎡
物件購入から2年後に満を持してリノベにトライ!

日当たりのいい明るい部屋に落ち着きを出すため、壁の一面をモルタル仕上げに。壁際に収納を造作することも検討したが、「置き家具のほうがMさんの目指す世界観が実現できそう」というプランナーの意見を採用
長女の誕生を機に勤務先へのアクセスがいい都心の中古マンションを購入し、そのまま2年ほど暮らしたMさん夫妻。購入当時は仕事と子育てで精いっぱい。あせらず長女の成長を待ってリノベに取り組むことにしました。
2年暮らしたことで理想のイメージや改善したい部分も明確になり、特にキッチンを変えたいという思いが強まったそう。独立型だったため、料理担当の奥さまは「料理中に子どもに目が届かない」、食後の片付け担当のご主人は「孤独感がある」ことにプチストレスを感じていたといいます。リノベ会社探しはネットで行い、ふたりが気になったのはSHUKEN Re。事例を詳しくチェックしているうちに、いいなと思う物件はどれも同じプランナーが手掛けていることに気づいたそう。
「ダメ元で“ 指名” させてもらい、お目当ての方に担当いただけることになりました」(奥さま)


右上・キッチンの側面部分の仕上げに使った「コペンハーゲンリブ」。体育館や音響施設などに採用される壁材で、奥さまが雑誌のリノベ事例で見つけた。木の質感とクラシカルな雰囲気がダイニングのヴィンテージ家具と好相性/左上・パントリーの内部はコの字型に棚板を設け、左右はオープン、目に入りやすい正面は扉付きに。パントリーのおかげで、「生活感を感じさせない空間に」という夫妻の希望がかなった/右下・コンロ横の壁に採用したのは名古屋モザイクのタイル。海外の飲食店での事例写真を見て、同じ雰囲気に仕上げたいと海外仕様の特注品を使用。「陶器のような質感とやさしい色合いが気に入りました」(奥さま)/左下・すっきりシンプルな見た目を重視して、水栓は天板と同じ黒の浄水器一体型に
シャープなカッコいいテイストのシステムキッチン
心強いパートナーを得て、キッチンを中心としたLDKにこだわりを反映していった夫妻。「ほっこり感は出さずに、シャープなカッコいいテイスト」を目指し、マットな黒の天板が気に入ったシステムキッチンを導入。側面の仕上げ材や壁のタイルなどの内装材も丁寧に選び、ダイニングのヴィンテージ家具とも相性のいい、シックな雰囲気のキッチンが完成しました。オープンなキッチンになったことで、「保育園での出来事を話す娘と、会話しながら料理ができるのがうれしいです」と奥さま。食後の片付け中の孤独感が解消されたご主人は、外に物が出ていない状態にする“キッチンリセット”が日課に。
「生活感が少ないとリラックスして過ごせます」(ご主人)
と、お気に入りの空間を満喫しています。






建物データ
<建物規模>地上12階建ての2階<設計期間>2020年8月~ 2021年4月<工事期間>2021年4月~7月<設計・施工>SHUKEN Re

※この記事はrelife+(リライフプラス) premiumNo.2に掲載されたものを転載しています。
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