固定資産税はd払いで支払える?ポイントは付与される?支払い方法やメリットを解説
数あるスマホ決済サービスのなかでも、d払いは利用者が多いことから、固定資産税の支払いに利用しようと検討している方もいるでしょう。この記事では、d払いで支払う具体的なメリットや事前に知っておくべき注意点、さらにはd払い以外で固定資産税をお得に支払う方法についても詳しく解説します。
記事の目次
d払いで固定資産税は支払える?

d払いで固定資産税を支払うことは可能です。d払いによる固定資産税の支払いには、納付書に印字されている「地方税統一QRコード(eL-QR)」を使用します。総務省が公表している資料によると、2024年1月時点ですでにeL-QRに対応している自治体は、全都道府県および市区町村の99.5%に達しています。現在では、ほぼ全ての自治体において固定資産税をd払いで納付することが可能と考えて差し支えないでしょう。
ただし、一部の自治体では対応が異なる場合もあります。固定資産税の納付先がeL-QRに対応しているかどうかは、d払いの公式サイト内にある専用ページからも確認することができますので、不安な方は事前にチェックしておくことをおすすめします。
d払いでの固定資産税の支払い方は?

固定資産税をd払いで支払えることはなんとなく知っていても、具体的にどのような手順を踏めばよいのか、操作ミスをしないか不安で結局いつも通り現金で支払ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、d払いでの固定資産税の支払い方を、初心者の方でも迷わないようステップごとに詳しくご紹介します。
なお、d払いを利用するためには、お手持ちのスマートフォンがd払いアプリの動作環境を満たしていること、有効なdアカウントを保有していること(ドコモの回線契約がなくても無料で作成可能)、そして「納付額以上のd払い残高」がアプリ内にチャージされていることが必須の条件です。これまで一度もd払いを使ったことがない方は、まずアプリのインストールと初期設定、および本人確認手続きを済ませてから、以下のステップに進んでください。
- STEP 1支払いたい請求書を準備する
- STEP 2d払いアプリを起動し、請求書払いを選択
- STEP 3注意事項を確認して「請求書を読み取る」をタップ
- STEP 4請求書のバーコードまたはQRコードを読み取る
- STEP 5表示内容に間違いがないことを確認して「支払う」をタップ
ステップ1.支払いたい請求書を準備する
まずは、自治体から郵送されてきた固定資産税の請求書(納付書)をお手元に準備してください。固定資産税の請求書が発送される時期は自治体によって異なりますが、例えば東京23区では毎年6月1日が発送日となっています。具体的な発送スケジュールについては、お住まいの自治体のホームページなどで確認が可能です。
請求書を紛失してしまった場合の再発行ルールも、自治体ごとに定められています。紛失に気づいたら早めに対処するようにしましょう。
ステップ2.d払いアプリを起動し、請求書払いを選択
固定資産税の請求書が用意できたら、スマートフォンでd払いアプリを起動します。ホーム画面にあるメニューから、次のいずれかの操作をおこなって支払い画面へ進みます。
ステップ3.注意事項を確認して「請求書を読み取る」をタップ
操作を進めると、請求書払いを利用する際の注意事項が記載された確認画面へ遷移します。ここでは、支払い後のキャンセルができないことや領収書が発行されないことなど、重要なポイントが記されています。ご利用上の注意を最後までしっかりと確認したうえで、問題がなければ画面下部の「請求書を読み取る」ボタンをタップしてください。
ステップ4.請求書のバーコードまたはQRコードを読み取る
スマートフォンのカメラが起動しますので、請求書に印字されているQRコードを枠内に収めるようにして読み取ります。固定資産税の納付書には複数のコードが印字されていることがありますが、「eL-QR」と記載があるものが地方税共通の納付用QRコードとなりますので、こちらをスキャンしてください。

ステップ5.表示内容に間違いがないことを確認して「支払う」をタップ
読み取りに成功すると、画面に支払い金額と支払先(自治体名など)が表示されます。お手元の請求書の内容と相違がないことを最終確認し、問題がなければ「支払う」をタップします。これで、固定資産税の納付手続きは全て完了です。手続きが正しく完了したかどうか不安な場合は、アプリ内の支払い履歴からいつでも確認することができます。
なお、手続き完了後に「やっぱり現金払いに変えたい」といった理由で取り消し(キャンセル)をすることはできないため、注意しましょう。
d払いのチャージ方法
d払いには、主に「電話料金合算払い」「d払い残高」「クレジットカード払い」の3つの支払い方法が用意されています。ただし、固定資産税の請求書払いにおいて利用できるのは、d払い残高のみです。そのため、支払い操作を始める前に、あらかじめ納付額以上の金額をd払い残高へチャージしておく必要があります。
d払い残高は、以下いずれかの方法でチャージできます。
- 銀行口座からチャージする
- オートチャージを設定する
- セブン銀行ATMからチャージする
銀行口座を使ったチャージの場合、メガバンク(みずほ、三菱UFJ、三井住友)やゆうちょ銀行などはチャージ元として指定することができます。ただし、一部銀行は指定できないので、普段利用している銀行口座で指定ができるか、d払いホームページ「ご利用可能な金融機関」から確認してみましょう。指定できない銀行の口座しかお持ちでない方はセブン銀行ATMからチャージする方法やオートチャージをご利用ください。
銀行口座からチャージをおこなう際は、事前にアプリ上で本人確認の手続きを完了させておかなくてはいけません。だたし、一度設定を済ませておけば、自宅にいながらチャージが可能になります。セブン銀行ATMチャージについても、アプリで表示したQRコードをATMに読み取らせて紙幣を投入するだけで即座に反映されるため、操作は非常にスムーズです。いずれの方法も、チャージ手数料はかかりません。
固定資産税をd払いで支払って、ポイントはもらえる?

固定資産税の支払いでdポイントを獲得することは原則としてできません。d払いの請求書払い機能は、通常の街のお店での買い物とは異なり、決済によるポイント付与の対象外となっているためです。ポイント獲得を目的としてd払いを選択しても、期待した還元は得られないという点には注意が必要です。
d払いで固定資産税を支払うメリットは?

ポイントはもらえないものの、d払いで固定資産税を支払うことについてはいくつかのメリットが存在します。以下では、代表的なメリットをいくつかご紹介します。
24時間いつでも支払える
1点目のメリットは、24時間いつでも支払うことができる点です。金融機関などの窓口で納付する場合は、営業時間に窓口まで出向く必要があります。しかし、d払いなら、システムメンテナンスの時間以外であれば24時間、どこからでも支払いをすることができます。窓口に行く時間が取れない方や、近所に納付できる窓口がない方にとっては、自宅から24時間納付することができるd払いを使うメリットは大きいでしょう。
決済手数料がかからない
2点目のメリットは、決済手数料がかからない点です。d払いと同じキャッシュレス納税であっても、クレジットカード払いの場合は決済手数料がかかります。クレジットカード払いの決済手数料は納付額が10,000円までは消費税込で40円、10,001円から20,000円までは消費税込で123円の手数料がかかるなど、納付額に応じた決済手数料が必要です。
一方、d払いの請求書払いであれば、ユーザー側の決済手数料負担はありません。決済手数料を負担せずに納税を済ませたい方にとって、決済手数料無料のd払いは非常に合理的な選択肢といえます。
事前手続きが不要
3点目のメリットは、事前手続きが不要である点です。口座振替の場合は事前に所定の手続きをおこなう必要がありますが、d払いの場合は請求書がお手元にあれば、dアカウントの作成とd払い残高のチャージのみで支払いをすることができます。
家計の管理がしやすくなる
4点目のメリットは、家計の管理がしやすくなる点です。スーパーマーケットでの買い物や光熱費の支払いをd払いでおこなっている場合、固定資産税もd払いにすることで、家計費の支払元が一元化されて毎月の家計の管理が容易になります。
例えば、d払いの利用履歴画面を確認すれば、スーパーマーケットやコンビニでの決済履歴と並んで固定資産税の支払い記録が時系列で表示されます。紙の領収書を家計簿にまとめたり、通帳を記帳して確認したりする手間が省け、スマートフォンの画面ひとつで年間の支出総額を把握できるようになるでしょう。確定申告や家計の見直しをする際にも、アプリ内の検索機能や月別集計機能を活用することで、「いつ、どこに、いくら支払ったか」を瞬時に振り返ることができるのは、キャッシュレス納税ならではの大きなメリットです。
d払いで固定資産税を支払う時の注意点は?

ここまで、d払いで固定資産税を支払うメリットを紹介しました。一方、d払いでの支払にはメリットだけでなく注意点もいくつか存在します。次に、d払いで固定資産税を支払う時の注意点をいくつか紹介します。
支払いに上限額がある(50万円)
d払いにおける請求書払いの決済上限額は50万円であるため、請求書に記載された納付額が50万円を超える場合は他の手段で支払を行う必要があります。なお、決済上限額が50万円となるのは本人確認が完了している場合であり、本人確認が完了していないと、チャージできる金額や1回あたりの支払い上限が低く制限されていることがあります。
また、d払いアプリ内ではユーザー自身で「利用限度額」を設定できる機能があります。使いすぎ防止のために低く設定している方は、固定資産税の納付書を確認し、その金額が現在の設定範囲内にあるかを事前にチェックしておきましょう。
原則ポイントは付与されない
繰り返しになりますが、d払いでの固定資産税納付はポイント付与の対象外です。固定資産税の支払いで少しでもポイントを獲得したいと考えている方は、後述する別の決済手段もあわせて比較検討することをおすすめします。
事前に口座振替の停止手続きが必要
これまで口座振替で納税していた方がd払いに切り替える場合、自動引き落としの停止手続きを自分で行う必要があります。この手続きを忘れたままd払いで決済してしまうと、口座からも引き落とされる二重払いが発生するリスクがあります。もし二重払いが発生した場合は、速やかに納付先の自治体窓口へ相談してください。
支払い完了後のキャンセルができない
d払いの操作を完了し、支払い完了画面が表示された後は、アプリ上でのキャンセルはできません。支払う期別(第1期分、第2期分など)に間違いがないか、読み取った金額が正しいかを必ず確定前に確認してください。
領収書が発行されない
d払いで固定資産税を支払った場合、領収書や納税証明書は発行されません。
支払の履歴はd払いのアプリで確認できますが、急ぎ納税証明書の発行が必要である等の理由で領収書などが必要な場合は、d払いではなく金融機関や銀行派出所、市税事務所やコンビニで納付するようにしましょう。
d払い以外で固定資産税をお得に支払う方法は?

これまでご紹介したとおり、d払いは決済手数料がかからない代わりに、ポイントのつかない決済方法です。そのため、ポイントの観点からは別の決済方法の方がお得になるケースもあります。ここでは、固定資産税をお得に支払う方法をいくつかご紹介します。
還元率の高いクレジットカード
固定資産税をクレジットカードで支払う場合は決済手数料が必要ですが、還元率が高いクレジットカードで支払いをおこなえば、支払いによって得られるポイントが決済手数料の額を上回るケースも存在します。
例えば、固定資産税の支払額が5万円の場合を考えてみましょう。1%還元のクレジットカードだと500円相当のポイントを獲得できることから、約370円の決済手数料がかかることを考慮しても、差し引きで約130円お得になります。
ただし、クレジットカードによっては税金の支払の場合はカード利用獲得ポイントの還元率が通常と異なるものもあるのでご注意ください。例えば、楽天カードは500円の利用につき1ポイントの還元(つまり還元率0.2%)のため、楽天カードで固定資産税を支払うと決済手数料の金額の方が高くなる場合があります。
ポイント付与されるスマホ決済アプリ
スマホ決済アプリには、固定資産税の納付でもポイントが付与されるものもあります。例えばFamiPay(ファミペイ)の請求書払いにおいてeL-QRを使った支払いをした場合、支払い1件につきファミマポイント10円相当が付与されます。決済自体で得られるポイントは少額ですが、クレジットカード等によるFamiPay残高チャージで付与されるポイントと組み合わせると高い還元率になる可能性もあるでしょう。
チャージでポイント付与される電子マネー
SuicaやWAONといった電子マネーで決済をする場合、クレジットカードなどによる残高チャージで付与されるポイントを獲得することができます。ただし、こうした電子マネーは一般的に残高上限が低く設定されているケースもあるため、固定資産税の支払額が電子マネーの上限額に達していないかを事前に確認するとよいでしょう。

- 固定資産税のお得な支払い方法は?支払う際の注意点も解説
- マイホームを所有している方には、固定資産税がかかります。毎年支払う必要があるため「少しでもお得に支払いたい」と考える方も多いでしょう
続きを読む
固定資産税をd払いで支払う時によくある質問
最後に、固定資産税をd払いで支払う場合によくある質問をご紹介します。
固定資産税はd払いで支払える?
固定資産税はd払いで支払うことが可能です。お手元に地方税統一QRコード(eL-QR)が印字された有効な納付書があり、d払い残高に必要な金額がチャージされているスマートフォンがあれば、自宅にいながら数分で納税作業を完了させることができます。
d払いで固定資産税を支払うメリットは?
d払いで固定資産税を支払うメリットとしては、原則として24時間いつでも支払うことができること、決済手数料がかからないこと、事前の手続きがほとんど不要であること、家計の管理がしやすくなることが挙げられます。
d払いで固定資産税を支払う時の注意点は?
d払いで固定資産税を支払う時は、以下の点に注意してください。
- 支払額の上限が50万円である
- d払いでは原則としてポイントが付与されない
- これまで口座振替で支払っていた場合は、事前に口座振替を停止しないと二重払いになる恐れがある
- 一度支払いをするとキャンセルできない
- 領収書が発行されない
d払いでは原則としてポイントが付与されないため、固定資産税を少しでもお得に支払いたい方は、この記事で紹介した別の支払方法を検討することをおすすめします。
まとめ
固定資産税をd払いでスマートに支払う際の一連の流れや、d払いでは原則としてポイントがつかないということ、そして利用者が享受できる具体的なメリットや見落としがちな注意点について、網羅的に詳しく解説しました。
固定資産税は、マイホームを所有している限り、毎年発生し続けるランニングコストです。d払いはポイント還元こそありませんが、決済手数料が無料で、24時間365日いつでも自宅から納付できるという便利な決済手段です。
これからマイホームの購入を検討されている方も、すでに物件を所有されている方も、今回ご紹介した内容を一つの参考に、ご自身のライフスタイルや家計の優先順位に合わせて最適な支払い方法を検討してみてください。
※この記事の内容は2026年1月時点の情報に基づきます。
物件を探す
注文住宅を建てる
