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【実例】ハイドアとは?メリット・デメリットと後悔しないための注意点を解説

最近では、SNSなどでおしゃれな住宅スタイルを投稿していることも多く、ちょっと憧れるようなインテリアコーディネートを目にする機会もたくさんあります。そうしたなかで室内の間仕切りとして、背の高い独特の存在感を放つハイドアにしている住まいを見かけることもあるでしょう。ハイドアは、センスのある空間演出ができる建具として、マイホームの新築などで人気を集めているスタイルです。では実際にハイドアによってどのような住空間になるのか、メリット・デメリットの他、住宅内での取り入れ方や施工事例など詳しくご紹介していきます。

記事の目次

ハイドアとは?

ハイドアと一般的なドアの違いとは
ハイドアと一般的なドアの違いとは

ハイドアとは、床から天井までの高さにぴったりと合うように設置する、長身型の室内戸を指します。その名のとおり、一般的なドアに比べて背が高くスラリとして見えるのが特徴。またハイドアでは、一般的なドアを取り付ける場合にできる、天井と戸との間にある壁(垂れ壁)のない構造となります。ちなみに一般的なドアの高さは2mほどになるのが目安ですが、ハイドアになると2.5m前後になる部分にも大きな違いがあります。

ハイドアのメリット

ハイドアのメリットとは?
ハイドアのメリットとは?

ではハイドアを取り入れた住宅では、どのような住みよさがあるのか、具体的なメリットも見ていきましょう。

開放感がある

ハイドアにすると、部屋の仕切りが天井の高さまで届いて出入り口が大きく見えやすく、開放感が生まれます。戸を開けた時の視界が開けたような雰囲気から、部屋全体もくつろぎやすい明るい印象に見せることができ、心地よい空間演出ができるのもハイドアのメリットです。

室内が広く見える

一般的なドアに設置される垂れ壁がない分、隣の部屋との仕切り感が軽減されるため、各空間が連結するように見えて広々とした印象にできます。部屋同士の間口が大きくなるので、視界が開けて室内の奥行が見えやすくなり、広々とした印象にしやすいメリットもあります。

スタイリッシュで高級感を演出できる

室内の建具が大きくなると、内装に重厚感が生まれるため、上品でラグジュアリーな佇まいに見せることができます。ハイドアにすると、一般的な戸よりも背丈がサイズアップするため、ホテルライクな雰囲気を演出できます。センスのあるおしゃれな印象にしたい場合にも、ハイドアの活用を検討してみるのも一つの方法です。

大型家具・家電の搬入がしやすい

部屋の出入口の背が高くなるので、引越し時に大型アイテムを搬入する際にも便利。一般的なドアにある垂れ壁で引っかかることがないため、荷物の出し入れがしやすくなるメリットもあります。引越しの場合はもちろん、ちょっとした模様替えや大掃除をしたり、大きめのアイテムを飾ったりする場合などでも使い勝手がよいでしょう。

光を取り込みやすくなる

垂れ壁による遮りもなくなるため、隣室同士の明かりが入りやすく、採光がしやすくなるメリットがあります。例えば大きな窓のある部屋の仕切りをハイドアにしておけば、隣の空間にもやわらかな太陽光が入りやすく、明るく快適な雰囲気をつくりやすくなるのも大きな特徴です。

通気性・換気性がよくなる

ハイドアでは間口が広く取れるため、空気の通り道としても大きくなりやすく、通気性・換気性が高まる効果にも期待できます。またハイドアにもさまざまなスタイルがありますが、特に床と天井に直接取り付けるようなフレームのないタイプでは、隙間ができやすく戸を閉めた状態でも空気が通りやすくなる一面もあります。

垂れ壁がない分収納スペースが増える

ハイドアは、部屋の仕切りだけでなく、クローゼットや押し入れなどの収納スペースに取り入れることも可能です。垂れ壁を省略したハイドア式の収納にしておけば、天井の高さまでたっぷりと荷物を置けるスペースとして確保できるメリットもあります。ハイドアを活用して、例えばクローゼット上部の棚(枕棚)や押し入れの天袋を大きめに取ったり、背の高いアイテムでも置きやすい収納スペースにしたりなどの使い方もできます。

ハイドアのデメリット

ハイドアのデメリットとは?
ハイドアのデメリットとは?

ハイドアでは、よりよい住空間をつくるためのさまざまな効果が見込める一方で、実際に取り入れる際には気を付けておきたい部分もいくつかあります。ハイドアを活用したマイホームを建てたい場合には、次のような注意点も含めて検討しておきましょう。

コストが上がる

ハイドアになると、単純に一般的なドアに比べてサイズアップするため、建具としての値段が高くなる一面があります。使用する素材などによって変わりますが、一般的なドアよりも大きな資材を使う分、コストがかかりやすくなります。なおハイドアの施工例として、基礎構造の一部(造作)として設計段階から取り付ける、もしくは住宅設備メーカーの製品を設置する方法の2つに分かれます。こうした施工方法でコストに差が出てくる場合もあり、予算とのバランスを考慮しながら検討する必要があります。

ドアによっては重く開閉しづらいこともある

特に基礎構造の一部(造作)としてハイドアを取り付ける場合、何年か使っていくうちに、歪みが出て建て付けが悪くなる可能性が想定されます。なかでも木材の建具は、湿気による伸び縮みが生じやすく、だんだんと開け閉めがしづらくなることも。また戸に使用する素材次第でも、ドアの重さが変わってくるため、デザイン性だけでなく開閉の機能性にも注意しましょう。

圧迫感を与えることもある

ハイドアのような大きな建具は、室内のインテリアとして存在感がある分、他の内装とのデザイン性を十分に考慮しておかなければなりません。きちんと周りとのデザインのバランスが取れていないと、ハイドアの重厚感からインパクトが強くなりすぎてしまい、どことなく圧迫感が出てしまうことも。ハイドアを取り入れる際には、室内全体の調和も意識しておくのがおすすめです。

光や音、空気が逃げやすくなる

ハイドアでは通気性・換気性がよくなる一方で、光・音・空気が空間同士で漏れやすい一面も。例えば冬場には冷気が入りやすいため暖房があっても肌寒く感じたり、寝室のドアに使うと光や音の侵入から睡眠の妨げになったりするケースもあり、ハイドアを使用する場所や取り付け方にも十分な注意が必要です。

ハイドアの種類やデザイン

ハイドアにはどのような種類やデザインがあるのでしょうか
ハイドアにはどのような種類やデザインがあるのでしょうか

一般的なドアと同様に、ハイドアの取り入れ方にも多様な形式があり、設置する場所や目的などに適したタイプを選ぶのがおすすめです。では具体的にどのようなスタイルがあるのか、以下から詳しく見ていきましょう。

ハイドアの種類

ハイドアに使われる戸の種類としては、おもに引き戸・開き戸・折れ戸の3つがあります。

引き戸

ストッパーがなくても開いたままにできるため、空気の入れ替えなどにも便利です
ストッパーがなくても開いたままにできるため、空気の入れ替えなどにも便利です

引き戸は、壁に対して並行に扉が開閉する横開きタイプのドアです。壁に沿わせるようにスライドさせる扉なので、開き戸や折れ戸に比べて開閉時のスペースが気になりにくく、ドアのすぐ側にも荷物を置きやすいメリットがあります。さらにスライド式なので扉を開けたままにしやすく、開放的な雰囲気を出しやすいため、なるべく仕切り感をなくしたい時にもおすすめです。

開き戸

デザインやカラーバリエーションも豊富です
デザインやカラーバリエーションも豊富です

開き戸は、扉を押し引きして開閉するタイプのドアです。3つのタイプのなかでも、定番として選ばれやすい種類で、豊富なラインアップが揃えられているのも特徴。また引き戸や折れ戸に比べて気密性も比較的高く、デザイン性にも機能性にも優れているメリットがあります。

折れ戸

開閉スペースが少ないため、クローゼットやお風呂のドアとしてよく使われています
開閉スペースが少ないため、クローゼットやお風呂のドアとしてよく使われています

折れ戸は、扉の押し引きによって、折り曲がるように戸が開閉するタイプのドアです。間口の広さに対して、開閉する扉の面積をコンパクトにできるため、ドア周りの省スペース化をしやすいのがメリット。例えば引き戸にすると、扉を開ける際の壁側に引き込むスペースを確保する必要があり、ハイドアにするとその周りにエアコンなどの設備が取り付けられない部分もあります。それに比べて折り戸になると、扉の開閉スペースを気にせずに荷物を置いたり、天井付近に付けたい設備を取り付けたりしやすくできます。

ハイドアのデザイン

ハイドアの扉自体に使用する種類に加えて、次のように、デザイン性にもいくつかのパターンがあります。

枠あり

一般的な垂れ壁を設けるドアと同じように、外枠と扉をセットにして取り付ける、開き戸で使われるスタイルです。戸の存在感が強調されやすく、扉の素材感をアクセントにしたい場合におすすめ。また比較的コストを抑えやすいデザイン性のため、予算が気になる際にも取り入れやすいスタイルです。

枠なし

一般的な垂れ壁のあるドアで取り付ける外枠を省き、床と天井に直接ぴったりと沿わせるように設置する、開き戸で使われるスタイルです。枠を取り払う分、仕切り感がなくなって空間同士のつながりが見えやすくなり、よりすっきりとした開放的なイメージにしやすい効果があります。スタイリッシュな印象にしたい場合におすすめです。

上吊り

(左)レールタイプ (右)上吊りタイプ
(左)レールタイプ (右)上吊りタイプ

引き戸に使われるスタイルで、戸の上部にレールを設置してスライドさせることで開閉させます。上吊りにしておくことで、床のレールを省くことができ、より仕切り感のない空間演出ができます。空間同士の床を地続きにできるため、開放的な印象を出しやすい効果が見込めます。

ハイドアの設置におすすめの場所は?

ハイドアを取り入れるのにおすすめの場所は?
ハイドアを取り入れるのにおすすめの場所は?

ではハイドアを取り入れる際に、おしゃれで効果的になりやすいおすすめの場所もご紹介していきます。

リビング

リビングにおすすめの理由とは?
リビングにおすすめの理由とは?

廊下とリビングとの出入口をはじめ、LDKのなかでゾーン分けしたい時の仕切りにもおすすめ。
例えばダイニングと分けたい場合やリビング横に和室を配置する際に、ハイドアを使うと開放感の雰囲気を残しつつも必要に応じて仕切ることができます。その他にも書斎やワークスペースなど、リビング内にちょっとしたコーナーを設置したい時の仕切りにも活用しやすいでしょう。

玄関ホール

玄関ホールにおすすめの理由とは?
玄関ホールにおすすめの理由とは?

玄関ホールから和室や洗面所などに出入りできる間取りの場合、ハイドアを設置しておしゃれな佇まいに見せるのもおすすめです。もしくはシューズクロークやランドリールームなど、土間にちょっとしたスペースを併設したい場合にも、ハイドアの仕切りになっていると明るく開放的な雰囲気にできます。玄関ホールは、家に入ってからの第一印象にもなる場所なので、ハイドアの活用によってスタイリッシュ感を演出するのもおすすめです。

クローゼット・ウォークインクローゼット

クローゼット・ウォークインクローゼットにおすすめの理由とは?
クローゼット・ウォークインクローゼットにおすすめの理由とは?

クローゼット・ウォークインクローゼットの扉でハイドアを取り入れることで、前述にも出てきたメリットでも触れているように、収納を広く確保しやすくなります。ハイドアにより、縦の空間をうまく活用したクローゼットを設けることで、より容量の大きい収納にできます。特にウォークインクローゼットは、リビングや寝室など他の部屋に併設するケースも多く、ハイドアにしておくことで隣の空間に奥行が出て広々と見えやすくなる効果もあります。

パントリー

パントリーにおすすめの理由とは?
パントリーにおすすめの理由とは?

パントリーは、おもにキッチンに併設する収納用の小部屋で、ストック品などを置くスペースです。このようにLDKの近くに配置するパントリーをハイドアで仕切ることで、それぞれゾーン分けしながらも、奥行感のある広々とした空間にできます。また普段は開けっ放しにして、必要に応じてハイドアを閉めるようにすれば、収納の目隠しができて生活感を抑えやすくなります。

おしゃれなハイドアの施工実例

ここからは、ハイドアをおしゃれに活用しているマイホームの参考例をいくつかピックアップしてご紹介していきます。

重くなりがちなダークカラーのドアも石目模様のガラスでやわらかい印象に

大きな吹抜けが開放的なお家(出典:(株)上村工務店)
大きな吹抜けが開放的なお家(出典:(株)上村工務店

こちらは、リビングの出入り口にハイドアを取り入れている実例です。リビング出入り口の真上は階段ホールとなっていますが、ハイドアを活用して窮屈な印象に見えない空間を実現。またブラックの扉を使ってアクセントを出しつつも、ガラスをはめることで重厚になりすぎないデザインにしています。シックな雰囲気ながらも、明るく開放的な佇まいとなっているのが特徴です。

天井とハイドアの色を合わせて統一感を演出

【猫と暮らす家】光と風を感じる中庭のある家(出典:(株)大原建設 本店)
【猫と暮らす家】光と風を感じる中庭のある家(出典:(株)大原建設 本店

こちらは、リビングにつながる各空間との仕切りをハイドアにしている実例です。ハイドアも含め、床やテーブルなどのメインの素材となっているウッド調に統一させることで、バランスよくナチュラルな雰囲気を演出。また天井の一部にも、同じような木材を取り入れることで、より温かみを感じやすい印象になっています。

壁一面を使ってたっぷりとした収納

暮らしやすい平屋の住まい(出典:(株)SANKEI)
暮らしやすい平屋の住まい(出典:(株)SANKEI

こちらはキッチンの壁一面をハイドアのクローゼットにして、大容量の収納を確保している実例です。床や天井の色味に統一した、淡いカラーの扉を活用し、大胆にハイドアを取り入れながらも圧迫感のない印象にしています。また壁に溶け込ませるデザイン性により、大きな収納ながらも生活感の見えない、スタイリッシュな空間になっているのも特徴です。

ガラスドアを採用しシームレスな空間に

緩やかなアプローチが導く、家族のつながりを育む住まい(出典:(株)風間建築事務所)
緩やかなアプローチが導く、家族のつながりを育む住まい(出典:(株)風間建築事務所

こちらは、ウッドデッキとダイニングキッチンとの出入り口にハイドアを活用している実例です。引き戸タイプのワイドなハイドアで、間口をできるだけ広めに取ることで、ウッドデッキとの空間のつながり感を見えやすくして開放感を演出。さらにガラス戸にすることで採光しやすい設計になっています。

バリアフリーにぴったりな上吊り引戸のハイドア

完全分離型二世帯住宅(出典:(株)タチ基ホーム オーガニックハウス 名古屋東)
完全分離型二世帯住宅(出典:(株)タチ基ホーム オーガニックハウス 名古屋東

こちらは、LDKの仕切りに引き戸のハイドアを取り入れている実例です。上吊り式かつすりガラスのハイドアを活用し、仕切りに使いながらもシームレスで広々とした空間を実現。またレールのないスライド式のドアで、バリアフリーな設計になっています。なおかつ玄関からLDKへの出入り口もハイドアで統一し、LDK全体の明るい開放感を実現しています。

後悔しないために!ハイドアを設置する際のポイント

ハイドアを設置する際、後悔したいために気を付けるべきこととは?
ハイドアを設置する際、後悔しないために気を付けるべきこととは?

ハイドアの設置により、快適な空間づくりをするポイントとして、次のような点も考慮しながらレイアウトしていくのがおすすめです。

部屋の広さとのバランスを考える

ハイドアは背丈がある大きな建具なので、狭い空間同士の仕切りにしてしまうと、戸を閉めた時に圧迫感が出やすくなります。ハイドアを活用する際にはなるべく広い部屋につながるようにしたり、もしくは他の内装に溶け込むような取り入れ方に工夫できたりすると、空間になじみやすく効果的です。

ドアの内と外の天井高を統一する

ハイドアで仕切られたそれぞれのスペースの天井高が合っていないと、空間のつながり感が出にくく、開放的な印象が見えにくくなってしまいます。明るくオープンな雰囲気を演出するには、ハイドアを通じて視界が広がるように、天井高を統一するのがおすすめです。

プライベートを重視したい部屋には設置しない

ハイドアは、空気・音・光などが入り込みやすい一面もあり、寝室・トイレ・書斎などのプライベートな空間にはあまり適さない部分もあります。特に枠なしや上吊り引き戸のハイドアは、気密性が下がりやすく、周囲の音漏れが気になりやすいため注意が必要です。

壁や床など色やデザインの調和を意識する

部屋のテイストに合わないデザインになっていると、ハイドアならではの広々とした見た目や、おしゃれな仕上がりになりづらくなってしまいます。例えば他の内装と素材感やカラーリングを統一させておくと、シンプルかつスタイリッシュに見えやすく、落ち着いた空間演出が可能。また部屋のテイストのアクセントになる色味などを取り入れると、個性的でハイセンスな印象にできます。いずれにしても空間全体のテイストを考慮したうえで、どのような雰囲気にしたいのかイメージしながら、ハイドアのデザインを検討していきましょう。

将来的な生活もイメージしておく

ハイドアを設置する際には、老後でも問題なく使えそうなのか、将来的なライフスタイルも考慮しながらどのような形式で取り付けるべきなのか検討していくのがおすすめ。
例えば開き戸なら開閉を重く感じすぎないか、引き戸なら気密性や遮音性が気にならないかなど、今後の生活も想定しつつ決めていくのがベストです。なおバリアフリーの観点では、引き戸のほうが車いすでも開閉しやすいメリットなどがあります。もちろん予算とのバランスなども含めて、できるだけ長く使いやすいように検討しましょう。

施工が難しいため実績のある会社を選ぶ

ハイドアは一般的なドアよりも間口が大きいことから、傾きや建て付けの品質が見えやすく、高い施工技術が求められる一面もあります。また一般的なドアほど流通していないこともあり、ハイドアの施工に慣れている会社の数も限られています。ハイドアを検討する場合には、なるべく豊富な実績を積んでいる、高度な施工にも対応できそうな会社を選ぶのが無難です。

ハイドアについてよくある質問

では最後に、ハイドアを取り入れる際の重要なポイントをQ&A方式でまとめていきます。

ハイドアの特徴は?

ハイドアは、床から天井まで届く背の高いタイプの室内戸で、サイズにして2.5mほどにも上る大きな建具となります。

ハイドアのメリット・デメリットは?

ハイドアにすることで、空間のつながりや奥行が見えやすくなり、広く開放的で採光もしやすいスタイリッシュな雰囲気にできます。さらに間口が大きくなることから、大型アイテムの搬入や空気の換気などもしやすく、また収納をハイドアにすれば置ける荷物の容量も確保しやすくなります。一方で、建て付けが難しくコストがかかりやすい・デザインによっては圧迫感が目立つ・光・音・空気が漏れやすいなど、デメリットもいくつかあるため注意が必要です。

ハイドアを設置する際の注意点は?

ハイドアを設置する際には、取り付ける部屋やその内装とのバランス感や、将来的な使い方なども十分に考慮しておく必要があります。また気密性・遮音性が下がりやすい部分もあるため、音やにおいなどの漏れが気になる場所は避けたほうが無難。なおかつ施工の難易度も高いので、ハイドアを考える場合には、確かな実績のあるハウスメーカーなどに任せるのがベストです。

ハイドアは、現代的でおしゃれな雰囲気にできる建具の一種で、取り入れ方次第で部屋の印象を大きく変えるものでもあります。明るく開放的に見えやすく、心地よい空間づくりに役立つインテリアですが、実際に使っていくうえでは注意しておきたいポイントもいくつか見られます。ハイドアの設置をお考えの際には、ぜひ本記事も参考に、マイホームではどのように活用できるのか検討してみてください。

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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