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【実例】勝手口っている?いらない?経験者に聞く!それぞれの理由や防犯対策について解説

勝手口はあったほうがいい?メリットやデメリットについて経験者に聞いてみました
江戸時代など、昔ながらの日本家屋でもよく見られる勝手口。特に古民家などでは、大きな土間の台所に続くように勝手口が設けられており、現代の住宅でも玄関以外での室内外をつなぐ便利な出入り口となっているケースが多々見られます。こうした勝手口は、予備的な出入り口となるため、なかには「玄関があればいらないのでは?」と感じる場合もあるでしょう。そこで今回はマイホームを建てるにあたり、実際に勝手口は便利なのか、勝手口のある家に住んだことのある方たちにアンケート調査を実施。必要派と不要派のどちらの意見も伺ってみました。あわせて、勝手口を取り入れる際の防犯対策や、おしゃれな設置例などもご紹介していきます。

勝手口とは?

そもそも勝手口とはどのような役割があるのでしょうか?
そもそも勝手口とはどのような役割があるのでしょうか?

勝手口とは、住宅の正面にある玄関以外に、室内外を行き来できる出入り口を指します。古い日本家屋では、玄関の他に台所と屋外をつなぐ出入り口を設けることが多く、これを勝手口と称していました。かつては台所を“お勝手”と呼んでいたことから、勝手口の通称に発展したとされています。ちなみに「台所=“お勝手”」となった由来には諸説ありますが、古来では台所のみが、女性にとって自由気ままに過ごせる空間だったことが関係しているとも言われています。なお現代の住まいでは、キッチンへの荷物の出し入れ以外に、さまざまな目的で勝手口が設けられています。

【アンケート調査】一軒家に住むなら勝手口って必要?

勝手口のある一軒家に住んだことがある方たちに、一軒家に住むなら勝手口は必要か必要でないかアンケートを実施してみたところ、以下の結果となりました。

【アンケート調査】一軒家に住むなら勝手口って必要?
回答サンプル数361人

一軒家のマイホームでの勝手口に対する意見として、約6割は「必要だと思う」との回答でした。少し必要派が多めにはなっていますが、おおよそ半数と考えると、勝手口がいるかどうかの見解は個人次第で大きく分かれるようです。

【アンケート調査】勝手口のメリットは?

勝手口のメリットとは?
勝手口のメリットとは?

ではここからは、勝手口があることでどのように便利なのか、詳しいメリットを見ていきましょう。

順位 理由 票数
生活動線が増える 83
ゴミ置き場やゴミ出し時に便利 62
災害時に非常口として使える 30
換気しやすい
物置として使いやすい

回答サンプル数221人

生活動線が増える

勝手口はキッチンや洗濯物を干す庭などにつながる通路として設置し、室内外を行き来する生活動線として活用するケースが多々見られます。間取りにもよりますが、例えばガレージのすぐ裏側にキッチンのある配置なら、食料品の持ち運びにも便利でしょう。また以下のコメントにもあるように、勝手口の位置次第では外からの視線が入りづらく、人目を気にせず出入りしやすいなどの利点もあるようです。

    みんなの声
  • 普段使わないけど、あるに越したことはないし。荷物の運搬の際意外と役に立ったからやっぱりあると便利。(20代/男性)
  • 正面玄関だけだと不便、勝手口があったほうが便利だから。勝手口のほうをメインで利用しているから。(30代/男性)
  • 玄関からだと遠い場所に用がある時などに便利、玄関より目立ちにくいので格好などを気にせず出入りしやすい。(30代/女性)
  • 隣家との十分な距離があればあったほうがいい 複数の動線があれば便利。(40代/男性)
  • 出入りできる場所は多いほうが便利。(40代/男性)
  • 食材を買った時に、勝手口からキッチンに行きやすいから。(40代/女性)
  • 屋外の物干しの動線がいい。(50代/女性)
  • 普段あまり利用しませんが、家のメンテナンスや備品の出し入れには便利なので。(60代/男性)

ゴミ置き場やゴミ出し時に便利

ご家庭によっては、屋外にゴミのストッカーやダストボックスを置き、処分の日まで保管している場合もあります。またこうしたゴミ類は、人目に付きやすい玄関付近には設置しづらい一面も。そこで玄関よりもさほど目立たない出入り口となる勝手口のそばに設けておくことで、わざわざ室内外を行き来する手間も省きつつスムーズにゴミ出しがしやすくなります。生ゴミなどの汚れものを持って廊下や玄関を通る必要がないのも利点でしょう。

    みんなの声
  • 裏にゴミ捨て場を作り、利用しやすいから。(20代/女性)
  • ゴミ出しが楽になるのであったほうがいい。(30代/男性)
  • 勝手口のほうがゴミ捨て場に近かったので、あったほうが便利だった。家の造りと地域性によると思います。(30代/女性)
  • 廊下や玄関を汚さずにゴミを捨てられるから。(40代/女性)
  • 外へ出たところに分別のゴミバケツなど置いておくと便利なので。(50代/男性)
  • ゴミとか家のなかに置いておきたくないものを外にサッと出すのに便利だから。(50代/女性)
  • ゴミ出し、泥付き野菜の処理など、玄関を汚さずに済ませられる。非常口としても使える。(50代/女性)
  • 勝手口があると、生ゴミなどを外のゴミ箱に出せるので便利です。(70代/男性)

災害時に非常口として使える

地震などの災害時には、被害の状況次第では、玄関や窓が塞がれてしまうことも。できるだけ多くの避難経路があったほうが逃げ道の選択肢も増えやすく、非常口として勝手口を取り入れるケースも見られます。ちなみにコメントのなかには、不法侵入があった時の逃げ道になるとの意見もあり、かえって防犯対策にもなるとの見方もあるようです。

    みんなの声
  • 非常口として便利。周辺の治安から考えて、入って来るよりは出られないほうが怖い。(30代/男性)
  • いざというときの避難経路の一つになりえるから。(30代/女性)
  • 家への入り口が一カ所だけであると、防災上の面から、避難経路が限定されてしまう点や、日常的な家を使用する面においても、買い物したものを車庫からより近い経路での荷物の運び入れなどの利便性の高さも向上することから、勝手口はあったほうがよいものと考えます。(40代/男性)
  • 表から強盗が来た時、勝手口から逃げられるので。(40代/男性)
  • 火災や地震の時に逃げられる確率が上がるから。(50代/男性)
  • 万が一火事や強盗が入った時は出入り口は2カ所あったほうが安全だと思う。(60代/男性)
  • 普段は使わないが火事、地震の避難口は多いほうがいい。(70代/女性)

換気しやすい

特にキッチン横に勝手口を設けることで、調理中のニオイや熱を逃す換気口にもできる利点があります。また勝手口に網戸を設置しておけば、暑い夏場などに開けておき、風の通り道としても活用できるでしょう。また換気だけでなく、すりガラスなどの扉にしておくことで、勝手口からの採光をして空間を明るく見せる効果的な使い方などもできます。

    みんなの声
  • 換気する時換気扇だけだと心許ないから。(20代/女性)
  • 換気がしやすい。熱がこもらない。(50代/男性)
  • 便利だし、夏などは玄関と勝手口を開けて風を通すと気持ちいいので。(50代/女性)
  • 風通し、ものの出し入れができる。(50代/女性)
  • 非常口にもなるし、キッチン横にあるなら換気もできるので。(50代/女性)
  • ゴミ出しや換気をするのに便利だから。(50代/女性)
  • ゴミを出したり換気したり何かと便利なので。(60代/女性)

物置として使いやすい

ゴミだけでなく、室内に置いておくには大きすぎる荷物なども、勝手口付近に保管できます。例えば勝手口の横に屋根を設置して、その周辺を一時的な物置として活用する方法なども考えられます。屋外との動線がスムーズだからこそ、室内での収納に困った時など、簡単な物置にしやすいのも利点です。また、野菜やお米の保管場所として使ってる方もいらっしゃるようでした。

    みんなの声
  • 物置として使いやすい。(30代/女性)
  • 勝手口の近くに物をおけるから。(40代/男性)
  • 灯油缶を置くので入れ替え口として。(40代/男性)
  • 泥付きの野菜とか外に置くと使いやすい。(70代/男性)
  • 勝手口を出た近辺にいろんな食材を置いているので必要な時にすぐに取りに行ける。(70代/男性)

【アンケート調査】勝手口のデメリットは?

勝手口のデメリットとは
勝手口のデメリットとは

ではここからは勝手口によるデメリットとして、一般アンケートからわかる注意したい部分も見てみましょう。

順位 理由 票数
防犯面で不安 78
必要性を感じない 73
断熱機能が低下する 13
掃除が面倒

回答サンプル数140人

防犯面で不安

玄関や窓に加えて勝手口を設けることで、その分、不法侵入ができる経路も増えるとの見方もあります。また、外出時以外で出入りする勝手口では、鍵の締め忘れが起きやすい一面も。勝手口があることで、家を空ける際の施錠確認の場所が多くなるため、かえってわずらわしく感じる部分もあるようです。さほど使う機会がないのであれば、勝手口はないほうがいいとの意見も出ています。

    みんなの声
  • 自分は特に使わないのでなくてもいいのかなと思った。防犯のためにもないほうがよさそう。(20代/女性)
  • 防犯的に出入口は少ないほうがいい。(30代/男性)
  • 防犯の面で、入口は少ないほうがいいかなと思ったため。(30代/女性)
  • 今はもう危ないイメージ。そんなバカでかい家に住むつもりもないし。(30代/女性)
  • 出入口が多くなると戸締り確認の手間を要するから。(40代/男性)
  • まったく使わず、裏側の入り口なので、泥棒が入りやすい気もして、リフォーム時に塞ぎました。(50代/男性)
  • 今思えば、なくても何も不都合や問題はなかったので、なければないでいいです。といいますか、今は空き巣や強盗トラブルが怖いのでどうにも脆弱な勝手口はむしろないほうが防犯的にはよいのかもしれません。(50代/女性)

必要性を感じない

明確な目的がないまま勝手口を設置してしまうと、結局のところは持て余してしまうケースもあるようです。単純な出入りだけでいえば、玄関があれば十分に間に合ってしまう一面も。また室内の移動距離が短いようなコンパクト住宅なら、生活動線が大きく変わることもないかもしれません。あまり勝手口の用途がイメージできなさそうなら、先ほども出てきたような防犯面などを考えて、あえて設置しなくてもいい場合も考えられます。

    みんなの声
  • 正直使ったことないので壁でいい。(30代/男性)
  • 結局玄関からしか入らないから。(30代/女性)
  • 勝手口から出入りすることがないのでないほうがいいです。(40代/女性)
  • 実家に勝手口はあったがまったく使っておらず物置スペースになっていた。玄関以外に出入り口があることに何のメリットがあるのかわからなかった。(40代/女性)
  • 広い家ならあったほうが便利だと思うが、最近の家はコンパクトなのでいらないと思う。(40代/女性)
  • 勝手口から出ても裏庭なので、結局玄関から出たほうが早いから。換気のための窓で十分でした。(40代/女性)
  • あるがまったく使っていない、家の構造や勝手口の位置にもよると思う。(50代/女性)

断熱機能が低下する

勝手口によって、屋外とつながる出入口が増える分、どうしても室内の断熱性能は下がってしまいます。もちろん勝手口に限らず、窓なども多くなればなるほど、室内の気密性が低下するので断熱効果も低くなります。特に冬場は、勝手口からのすき間風などで部屋が冷えやすくなることもあり、比較的長い時間を過ごすリビングに近い時には注意が必要です。

    みんなの声
  • あまり使わないし気密性がなくなる。あと寒い日は冷気が来る。(30代/男性)
  • 冬は寒いし夏は暑い。ほぼ使わない。(30代/女性)
  • 使うことがない、冷気が入ってくる、セキュリティ面が不安。(30代/女性)
  • 寒くなるから。(40代/男性)
  • あまり使わないのに冬は寒くなる 小窓だけにすればよかった。(50代/男性)
  • 勝手口はあるがロックをしたまま30年が経過。断熱品質が悪いので失敗。(70代/男性)

掃除が面倒

屋外からのホコリやゴミなどの汚れが入りやすい勝手口は、意外と掃除するのも負担になりやすく、さほど使わない場合にはわずらわしく思うかもしれません。。勝手口を設けるかどうかで悩んだ場合には、こうした掃除の手間があることも頭に入れたうえで検討しましょう。

    みんなの声
  • 昔のような大家族なら便利だったが、核家族化が進んだ今の少人数の家庭だと勝手口の必要性が薄い。セキュリティリスクというほどではないが、鍵や掃除など管理の手間が増える面倒のほうが上回る。(30代/男性)
  • 使わない、掃除場所が増えるだけ。(30代/女性)
  • 私はないほうがいいと思います。掃除や防犯対策が増え、地域や物件によって、気候などの影響も受けるからです。(40代/女性)
  • あると掃除する場所が増えて大変。自分で建てた家には作りませんでした。(50代/女性)

勝手口の防犯対策9選!

勝手口の防犯対策とは?
勝手口の防犯対策とは?

勝手口は、実際に生活している住居者にとって便利な出入り口となる一方で、空き巣などの不法侵入でも使いやすいといえます。そこで勝手口からの犯罪を防ぐためにも、設置する際には、次のような対策が必要です。

使用していない時は鍵をかける

勝手口は、荷物の出し入れや通路としての都合から、ついつい施錠を忘れてしまいがちです。またアンケートのコメントでも出てきたように、勝手口は玄関よりも人目に付きにくい出入り口でもあり、不法侵入の経路にも使われやすい一面があります。
最近では、家に人がいる時間を狙って忍び込むパターンもあるため、「家に誰かがいるから」といって鍵をかけないのは危険です。在宅時でも徹底して施錠するようにしましょう。

サムターンカバーを取り付ける

勝手口のような一般住宅の出入り口では、小さなつまみを90度回転させるように鍵をかける、サムターンと呼ばれる種類が多く使われています。こうしたサムターン錠は、特殊な犯罪工具を使ったり、ドアのすき間から棒状の道具を差し込んだりして、簡単に開錠されてしまいやすい一面も。こうしたサムターンのこじ開けを防ぐグッズとなる、専用のカバーを付けておくことで防犯対策が可能です。

チェーンロックを取り付ける

ドアの枠と扉を短い鎖で結び付けて二重施錠をする、補助鍵となるチェーンロックを使うのも防犯対策として有効です。もしサムターン錠などのメインロックをこじ開けられたとしても、チェーンロックのような補助鍵があることで不法侵入に手間取りやすく、防犯対策ができます。

補助錠を取り付ける

通常の鍵とは別に、ドアの枠と扉のすき間に差し込んでロックをする補助錠を取り付けて防犯対策をする方法もあります。通常の鍵に加えて、2個目の補助錠があることで、不法侵入の手間になるため犯罪者にも狙われにくくなります。なお補助錠の種類としては一般的なキー式はもちろん、暗証番号で開けるダイヤル式や南京錠式など、さまざまなタイプがあります。

ドアにガードプレートを取り付ける

ガードプレートとは、扉とドア枠のすき間を塞ぐことで、サムターン錠のこじ開けなどを防ぐ防犯グッズです。ガードプレートを設置しておくことで、そもそも鍵の開錠がしにくい住宅として犯罪に狙われにくくなり、不法侵入を防ぐ高い効果が見込めます。

玉砂利を敷く

人目を盗んで不法侵入を図るためにも、犯罪者は必要以上の大きな物音などは避けようとします。そこで勝手口のような出入り口のすぐそばに、足音の響きやすい玉砂利を敷いておくことで、侵入する際の物音が鳴るため防犯対策につながります。不審者が近付いているサインにもなるので、挙動の怪しい人物などにも気が付きやすく、防犯対策に効果的です。

人感センサー付きライトを設置する

物音と同様に、人感センサー付きライトによる点灯は、犯罪者にとっては不法侵入が発覚しやすいことから避けようとするものです。人感センサー付きライトがあることで、その家は狙いにくくなるため、そもそも不法侵入のターゲットになるのを防いでくれます。

防犯カメラを設置する

防犯カメラを設置しておくことで、万が一の犯罪発生時の記録を残せると同時に、不法侵入などを未然に防ぐ効果もあります。防犯カメラがあることで、犯罪者としては逮捕の危険性が高くなるため、そもそもその家をターゲットにしないようにするためです。ちなみに不法侵入などの手口に慣れている犯罪者の場合、ダミーの防犯カメラを簡単に見分けてしまう可能性も大きいので、導入するなら本物を使うようにしましょう。

ホームセキュリティに加入する

不法侵入の自動検知による警報や通報などの機能を備えた、ホームセキュリティシステムを活用すれば、より徹底した防犯対策が可能です。留守時の犯罪などの緊急措置ができるうえに、ホームセキュリティに加入しておくことで、契約先サービスの専用ステッカーを使うこともできます。こうした警備サービスの利用を明示しておくことで、犯罪のターゲットになるのを防いで防犯ができる効果もあります。

キッチンだけでない?勝手口の設置場所

さまざまな場所に設置できる勝手口。おすすめの場所は?
さまざまな場所に設置できる勝手口。おすすめの場所は?

勝手口というと、古い日本家屋のような台所にあるイメージが強いかもしれませんが、用途に応じてさまざまな場所に取り入れるパターンが考えられます。特に近年の住宅で見られやすい、勝手口の設置場所としては、次のような例もあります。

パントリー

キッチンなどとは別に、食材をはじめとした日用品を置いておく大きめの収納となるパントリーを配置する場合に、勝手口を取り入れるケースも多く見られます。パントリーに勝手口があることで、例えばストック品を大量に購入した際など、お買い物後の片付けをする動線としてスムーズに活用できます。またパントリーのような収納スペースは、湿気がこもりやすい一面もありますが、勝手口のような出入り口があることで換気して湿度調整ができる利点もあります。

ランドリールーム

洗濯機や、リネン類の収納スペースなどを置くランドリールームを取り入れる場合に、勝手口を設置するのもいい方法です。ランドリールームの近くに勝手口があると、屋外の物干しスペースへの動線がスムーズになったり、汚れ物の回収がしやすくなったりする効果が見込めます。例えばアウトドア・スポーツ系の趣味やお子さんの部活動などで、砂や泥の汚れが付きやすい洗濯物が出ても、屋外からそのままランドリールームに運べて便利です。

ビルトインガレージ

住宅の1階部分に内蔵するように設置するビルトインガレージでも、勝手口を取り入れるケースが多々見られます。駐車スペースの背後のすぐそばに勝手口があれば、トランクに積んでいる大きな荷物がある時でも、簡単に出し入れがしやすく便利でしょう。また玄関とは別に、そのまま車に乗り込める勝手口があることで、外出・帰宅時に室内と行き来する動線もスムーズです。

リビング

部屋の間取りによっては、リビングに勝手口を設ける方法もあります。例えば駐車場や裏庭などがリビングに面している場合、勝手口を設置しておくことで、荷物の出し入れや家事などの動線がスムーズになるパターンも考えられます。

おしゃれと実用性を備えた勝手口の施工実例

おしゃれで実用性に優れた勝手口の実例を4つご紹介
おしゃれで実用性に優れた勝手口の実例を4つご紹介

ではここからは、機能性もデザイン性も備えた、スタイリッシュでおしゃれな勝手口の設置例をいくつかピックアップしてご紹介していきます。

部屋の奥まで陽の光が注ぐキッチン

【二階建て/3LDK】無垢床が気持ちいい!愛犬と暮らすナチュラルテイストの家(出典:運船建設(株))
【二階建て/3LDK】無垢床が気持ちいい!愛犬と暮らすナチュラルテイストの家(出典:運船建設(株)

こちらは、大きなガラス窓をはめこんだ勝手口をキッチンに取り入れることで、明るく開放的な空間演出につながっている実例です。暗くなりがちなキッチンも、勝手口からの採光でやわらかな印象に見せることが可能。また庭とキッチンがつながるような勝手口なら、ゴミ出しをはじめ、家庭菜園における収穫・収納もスムーズにできます。

洗濯が一連で完結できるランドリールーム

【カリフォルニア×開放感】リゾートのように洗練されたカリフォルニアスタイルのお家(出典:(株)ウェルズホーム)
【カリフォルニア×開放感】リゾートのように洗練されたカリフォルニアスタイルのお家(出典:(株)ウェルズホーム

こちらは、ランドリールームの近くに勝手口を備えることで、洗濯物を出す段階から片付けまですべて完結できる空間を実現しています。勝手口から室内に戻って、すぐに洗濯物が出せるうえに、物干しスペースや収納棚も一体化させることで家事の手間を省けるようになっています。

2階リビングまでコンパクトな動線

【店舗兼住宅/ビルトインガレージ/2階リビング】(出典:(株)エースホーム)
【店舗兼住宅/ビルトインガレージ/2階リビング】(出典:(株)エースホーム

こちらは、ビルトインガレージの脇に勝手口を設けることで、生活動線を短縮している実例です。駐車スペース・勝手口・室内階段のすべてがつながっていることで、外出・帰宅時の移動をスムーズに済ませることが可能。またガラス張りの扉を取り入れることで、室内から愛車が見える、ちょっとしたおしゃれな空間演出にもつながっています。

カバードポーチへも自由に出入り可能

家族ベースはLDK☆26坪カリフォルニアStyleの家(出典:YAMATIKU (株)山築)
家族ベースはLDK☆26坪カリフォルニアStyleの家(出典:YAMATIKU (株)山築

こちらは、屋根のある広い玄関土間となる、カバードポーチとリビングをつなぐように勝手口を設置した実例です。半屋外となるカバードポーチとキッチンが接続していることで、外でのんびり読書をしたりBBQをしたりなど、くつろぎの時間を過ごすのにも便利。またカバードポーチは、雨の日のお子さんたちの遊び場にもしやすく、勝手口からリビングからさっと出入りできると濡れる心配もありません。

まとめ

ではここからはマイホームに勝手口を取り入れる際に、押さえておきたいポイントを簡単にまとめていきます。

勝手口のメリット・デメリットは?

勝手口のメリットは、荷物の出し入れ・ゴミの保管・収納など、生活・家事動線をスムーズにできる点です。また出入り口が増えることで、非常口や換気口にも使える利点があります。一方で勝手口は、設置しても結局は使わない可能性があり、防犯・断熱の性能が下がったり掃除の手間が増えたりする一面もあるのがデメリットです。

勝手口があると便利な場所は?

勝手口の配置場所として代表的なのはキッチンですが、その他にも、パントリー・ランドリールーム・ビルトインガレージ・リビングなどに設ける例が見られます。

勝手口の防犯対策は?

勝手口での防犯対策としては、常時施錠するのはもちろん、サムターンカバー・チェーンロック・補助錠・ガードプレートなどの鍵の補強グッズを使うのが効果的です。その他にも、玉砂利・人感センサー付きライト・防犯カメラ・ホームセキュリティなどを取り入れる方法が考えられます。

勝手口は、日本古来の住宅でもよく見られていたもので、設置しておくことで幅広く便利な使い方ができる出入り口です。ただし勝手口を設けている家庭のなかには、「あっても使っていない」などの意見もあり、必ずしもないと不便になるものでもありません。また勝手口によって室内への出入り口が増えることで、不法侵入の経路も多くなる分、十分な防犯対策が欠かせません。もちろん勝手口があることで、家事負担を減らせるなどのさまざまな効果もあるので、ぜひ本記事を参考に導入を検討してみてください。

■アンケート概要
勝手口のある家に住んだことのある人に質問!一軒家に住むなら勝手口は必要だと思いますか?
調査方法:インターネットリサーチ
対象:10~80 歳の男女361人
調査期間:2025年11月

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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