
- 同棲を解消するには?最初にすべきこととスムーズに解消を進める方法
- 結婚を前提に同棲していたカップルでも愛情が冷めてきてしまうこともありますし、別れるつもりはないけどいったん同棲を解消して一人の時間も大切にしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。今回は、同棲を解消する前に考えておくべきことや、同棲解消時に気を付けておくべきことを解説していきます。
同棲するほど仲がよくても、将来的にもずっと付き合い続けられる保証はないのが現実。どのカップルにとっても、生活や気持ちのすれ違いなど、些細なキッカケから別れてしまう可能性はあります。同棲してきたカップルにとっては、別れることで生活が大きく変わりやすく、一歩踏み出すのはなかなか難しいもの。もし別れそうであっても、どうしたらいいのかモヤモヤしてしまいますよね。そこで今回は、一緒に住むカップルが別れる際の対処法を中心に、実際の体験談や同棲解消時の流れを解説していきます。
記事の目次
同棲経験のある男女373人に、同棲後パートナーと別れてしまった経験はあるかアンケートを取りました。結果は以下のとおりです。
同棲したにもかかわらず、別れた経験はある?
(回答サンプル数373人)アンケートによれば、実際に同棲から別れたカップルの割合は、約4割を占める結果となりました。比率としては「同棲して別れていない」カップルが少し多めですが、やはり別れてしまうケースも一定数見られるようです。では具体的に、どのような経緯で同棲解消となるのか、以下から詳しく見ていきます。
カップルが別れてしまう背景はさまざまですが、そのリアルな実態として、どのような傾向にあるのでしょうか。
同棲相手と別れてしまった原因について、理由ときっかけを見ていきましょう。
同棲相手と別れてしまった…理由やきっかけは?
順位 | 別れた理由 | 票数 |
---|---|---|
1 | 価値観や性格が合わなかったから | 41 |
2 | 浮気をされた・バレたから | 22 |
3 | 相手の嫌なところが見えたから | 12 |
4 | 生活リズムが合わなかったから | 11 |
5 | 転勤・転居することになったから | 9 |
6 | 結婚に至らなかったから | 7 |
7 | 金銭感覚が合わなかったから | 6 |
7 | 冷めてしまったから | 6 |
8 | 家事分担がうまくいかなかったから | 5 |
8 | 若すぎたから | 5 |
もっとも票を集めた「価値観や性格の違い」は、同棲をして一緒にいる時間が長くなるにつれて、浮き彫りになりやすい部分ですよね。生活をともにしないと、お互いの本来の姿が見えづらい部分もありますし、反対に「結婚する前に相性を知れてよかった」との考え方もできるかもしれません。ではここからは、実際に別れた原因をもう少し深掘りして、どのようないきさつで同棲解消になったのか見ていきましょう。
それでは、第5位の理由まで詳しく見ながら、同棲後別れてしまったみなさんのコメントを紹介します。
価値観や性格が合わずお別れに至るケースが多いようです
一緒に暮らし始めると、さまざまな部分でお互いの意見が合わず、揉めごとが増えてしまうケースもありがちです。例えばコメントにもあるような食の好みなど、些細なすれ違いに見えるかもしれませんが、それが積み重なることで大きなストレスになることも。日常の長い時間をともに過ごすパートナーだからこそ、ちょっとした価値観や性格の不一致から、別れにつながる場合もあるようです。
浮気は同棲に関係なく別れる原因になりますし、同棲するほどの信頼関係があったなら、なおさら許すのは難しいかもしれません。特に同棲をしていると、相手の様子の変化や行動もわかりやすくなるため、発覚しやすい部分もあるでしょう。もちろんカップルごとの考え方にもよりますが、浮気が別れの直接的な原因になるのは少なくありません。
同棲をすると、お互いのライフスタイルや気質がはっきりと見えるようになり、だんだん嫌な部分が目に付きやすくなるケースもあるようです。はじめのうちは許せることでも、結局ガマンしていることに変わりはないので、別れる原因になることは多くあります。特に自分がなかなか指摘できない性格だったり、言うほどでもない細かな部分だったりすると、改善のタイミングがないまま別れにつながってしまうこともあるようです。
例えば仕事の勤務時間をはじめ、生活リズムに違いがあると、せっかく同棲していても二人の時間が取れずにすれ違ってしまうことも。また食事・入浴・睡眠のタイミングや休日の過ごし方など、お互いのペースが合わないと、少しずつ負担や不満が溜まっていくケースもあります。生活習慣が異なると、お互いに気を遣う部分も増えやすくなり、同棲解消の原因になってしまうこともあるようです。
遠距離恋愛になるのをきっかけに同棲解消するケースもあるようです
同棲生活から転勤や転居で遠距離になってしまうと、状況が大きく変わります。どうしても遠距離恋愛になると会える頻度は少なくなりますし、一緒に過ごす時間が大幅に減ってしまうことで、別れの原因になる場合もあるようです。同棲してからの遠距離生活はかなりのギャップがあるので、思うような付き合い方ができずに、関係を続けていくのが難しくなることもあるのかもしれません。
同棲解消や別れ話を切り出すための話し方のポイントを紹介します
好きで同棲を始めた相手だからこそ、たとえ別れることになっても、できるだけ円満な最後にしたいですよね。なるべくお互いに納得して別れるには、相手のことも尊重しながら話し合いを進めることが大切。では同棲解消や別れを切り出す時に、気を付けておきたいポイントを見ていきましょう。
例えばケンカ後や相手に怒りがあるタイミングだと、冷静な判断がしづらく、話し合いがうまく進まない可能性があります。また、忙しくて二人の時間が取りづらい・お酒が入っているなど、精神的に余裕がなかったり、普段と状況が違ったりする時も要注意。お互いの意見の相違が飲み込めずに、ただ揉めるだけで落としどころが見つからないことも考えられます。まずは、きちんと二人が落ち着いて話し合える機会を設けることも重要です。
感情的になってしまうと、相手を不用意に責め立てて傷付けてしまうなど、決していい結果にはなりません。特に同棲をしているカップルなら、すぐに別々で暮らすのは難しいケースも多く、お互い新生活の準備ができるまでは一緒に生活するパターンも多々あります。気まずい思いをしながら生活するのは大変ですし、別居に向けた段取りもしづらいので、平常心で話し合いができるようにしましょう。
別れ話をする時には、あくまで自分がどうしたいのか、別れる理由をはっきりとさせてから話を切り出すのが無難です。別れ話をしようと思うと、どうしてもお互いの不満が出てきがちですが、あらかじめ気持ちの整理をしておくことで相手を責めるのも防ぎやすくなります。相手の「ここが嫌だった」というよりは、「自分が今後こうしていきたい」との方向性で別れる理由を明確にしておくと、説明がしやすく話し合いも円滑に進みやすいでしょう。
自分から別れ話を切り出す時には、相手の意見にもしっかりと耳を傾ける姿勢が必要です。場合によっては、自分では気付いていなかった反省点や、相手の辛さなどが明らかになることもあります。お互いに納得して新たな生活へと進み出せるように、一方的に別れ話をするのではなく、しっかりと双方の意見が出し合える場にしましょう。
同棲後に別れることが決まったら話し合うべきこと
同棲からの別れが正式に決まったら、二人で別々の新生活を始めるために、相談しておくべきこともいくつかあります。それぞれで二人の別れを受け入れて気持ちが落ち着いたら、次のような部分の話し合いも進めていきましょう。
別れた相手といつまでも共同生活をするわけにはいかないので、まずは別居する準備をはじめる必要があります。どちらかが住み続けるのと、二人で退去するのでは手続きも変わってくるため、今までの物件をどうするのか相談しましょう。なお一方が住み続ける場合には、物件の名義人を確認して、必要に応じて変更の申請をおこないます。
別れた後の家はどうした?
(回答サンプル数143人)アンケート調査の結果では、別れたあとは「一方が住み続ける」との回答が半数以上を占めました。やはり同棲は、元々どちらかが住んでいた家で始めるケースも多いので、「以前の一人暮らしに戻る」などのパターンも多々見られます。一方だけが引越しをするほうが負担も少ないですし、退去の期限もないので、少しずつ荷物を運び出すこともできます。とはいえ、お互いにすっきりと新生活をスタートさせるには、どちらも退去して新しい環境に身を置くのもいい方法です。どちらがお互いにとっていい選択なのか、しっかりと話し合って決めていきましょう。
例えば家具や家電など、二人で一緒に購入したものは、どう引き取るのか検討する必要があります。特に高額な大型アイテムは、きちんと分け方を考えないと不平等になりやすいので要注意。特にどちらかだけが出ていく場合には、引越し費用の負担なども考慮して、バランスよく配分できるようにしっかりと相談しておきましょう。また二人で貯めていたお金などもあれば、お互いに出した金額も含めて、公平に分けられるように話し合いをします。
もしどちらとも引越しをするのであれば、原状回復費やハウスクリーニング代など、各種退去費用の負担方法も相談しましょう。また敷金を出している際には、返金があることも多いので、こちらの分配検討しておきます。なお一方だけが部屋を出る場合、引越しをする側にしか費用はかかりませんが、これは双方の新生活に向けて必要なコストです。平等に負担できるように話し合うのが無難でしょう。
二人で買った家具や家電など、もし同棲解消によって必要なくなるのであれば、協力して処分するようにします。例えば粗大ゴミに出して廃棄する・他の人に譲るまたは売るなど、さまざまな方法が考えられるので、どう対処するのか二人で話し合いましょう。二人の生活で使ってきたものなので、相手だけに処分を任せるようなことは避けて、トラブルにならないように処分します。
別れてしまったとしても、どちらかが責任をもってお世話しましょう
二人で飼っているペットがいる時には、どちらが引き取るのか決めなければなりません。同棲を解消したからといって、身勝手な理由でペットを手放すのは絶対にやめましょう。きちんと責任を持って最後までお世話ができるように、ペットの飼育についてもあらかじめ決めたうえで、お互いの引越し先を検討するのがベストです。
新居に引越しをするまでどれくらいかかる?期間と流れ
同棲解消が決まったとしても、引越しの準備には時間がかかりますし、すぐに別居したいと思ってもなかなかそうはいかないケースも。別れてからも、しばらくは同居することになるパターンはめずらしくありません。では実際に、別れてから同棲を解消するまで、どのような流れになるのか整理してみましょう。
一方が家に住み続け、もう一方が出ていく場合の流れを簡単にまとめました。
一方だけが部屋を出る場合、例えば「実家に戻る」など引越し先がすぐに決まるのであれば、荷物をまとめ終わったら同棲は解消できます。また希望の物件が早めに決まって、即日にでも入居できるなら、比較的短期間で別居できるでしょう。物件の解約などの退去手続きが少ないので、部屋を出る側の準備が整い次第、すぐにでも同棲解消はしやすいといえます。
続いて、二人で退去する場合の流れを簡単にまとめました。
賃貸物件を解約するには、契約上決まった期限までに申告しなければなりません。退去日の1カ月前までの解約申告が義務付けられているケースが多く、早めに部屋を出るにしても、一定期間は家賃を支払うことになるのが一般的です。また二人とも部屋を出る際には、完全に物件を空にして、次の入居者に貸し出せる状態にする必要があります。そう考えると、二人で退去するほうが手間も時間も取られやすく、どうしても同棲解消までの期間がかかりやすい一面も。さらに電気・ガス・水道といったライフラインの解約や、インターネットの契約解除など、さまざまな手続きも二人で協力して進めなければなりません。お互いの引越し日をしっかりと把握しておき、各種手続き・荷造り・原状回復・掃除などをして、無事退去日までに部屋を出られるようにしましょう。こうした退去予告や準備のことを考えると、同棲解消までの期間としては、1カ月ほど見ておくのが無難です。
同棲解消でトラブルが発生したらどうする?
同棲解消の話し合いができても、いざ別れてからトラブルになるケースもあります。具体的には、次のような事例が考えられます。
場合によっては別れる腹いせに、例えば「今までの生活費を返してほしい」「退去費用はすべて払ってほしい」など、金銭的な負担を強いられるケースも。こうした要求には、基本的に応じる法的義務はないので、特に気にする必要はありません。どうしてもしつこい時には相手を説得するか、もし脅しのような手段に出るようであれば、弁護士など法律の専門家に相談しましょう。
仮に同棲していた物件が二人の連名契約になったまま、別れたあとに残ったほうが家賃を滞納してしまうと、出て行った側も催促されるリスクもあります。物件を出ているにも関わらず、契約上は名義人になっているため、家賃の請求が来てしまうトラブルです。二人で住む物件を決めて共同名義人になっている場合、必ず同棲解消時には残る側だけの契約になるように手続きをしておきましょう。
別れ話をしてお互いに納得したはずなのに、例えば「次の家が見つからない」「お金がない」など、何かと理由を付けて居座り続けるケースです。もし自分が元の物件に残って、家賃の支払いなども続けるようであれば、相手が出ていかないままだと困ってしまいますよね。どうしても出ていく様子がなければ、期限を決めて説得するか、そもそも部屋を解約して自分が退去する方法が考えられます。場合によっては弁護士などに相談して、法的に立ち退きを要求する手段もあります。
相手が別れ話を受け入れられずに、ストーカーになりそうな危険がある際には、今までの生活圏からは出て隠れて引越しをするのが無難です。相手に新居を知られないように、内密に手続きを進めるようにしましょう。それでも、もし付きまといなどのストーカー被害に遭ってしまったら、すぐにでも警察に通報して身の安全を確保してください。
同棲から別れる際には話し合いをしたり引越しをしたり、お互い負担になる部分も多く、ダラダラと付き合い続けてしまうケースもあるかもしれません。もちろん別れを考えてから、一度話し合いをしてみて、同棲を続ける結論になることもあるでしょう。とはいえ、お互いの関係をストレスに感じたまま生活をしていくのはなかなか辛いもの。今回ご紹介した、同棲解消の対処法も参考に、まずは二人で向き合う機会を設けることが重要です。同棲の解消を検討する際には、お互いが納得できる形を見つけてみてください。
<アンケート調査概要>
対象/全国16〜60歳の二人暮らし経験者
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2024年1月
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