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バーを備えた小部屋やサブ階段を設置。 趣味を充実させ、過ごし方の幅を広げる家
玄関に設けた一本桁の階段はデザイン的に映える点もお気に入り。奥のバーまでの床はモルタル仕上げなので、土足のまま多目的に活用できる
2020.02.20

バーを備えた小部屋やサブ階段を設置。 趣味を充実させ、過ごし方の幅を広げる家

田畑の広がるのどかなエリアに建てた、和モダンな一軒家。 2つの階段で二方向から2階へのアクセスを可能にし、のびのびと過ごせる住まいに

TRIP
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岡山駅から車で30分ほどの田園地帯に住まいを新築したNさん一家。
交通量の少ない静かな環境や通勤しやすい立地が気に入り土地を購入したものの、農地転用許可を取るのに3年かかったという。しかし、その期間で理想の住まいをじっくり探究。当初はハウスメーカーで建てる予定だったが、「ゼロから好きなように建てたい」と考え、地元の設計事務所・風景のある家に依頼し、ライフスタイルに合う家を実現した。
 

物件データ 所在地/岡山市中区
面積/118.65㎡
築年月/2017年9月
設計監理/風景のある家.LLC
huukei-design.com

ワインコンサルタントのご主人は、自身もワインの愛飲家。仕事柄お客さまを招く機会も多いため、家族だけでなく、お客さまも気兼ねなくリラックスしてもらえる家を望んでいた。そこでポイントが置かれたのが玄関だ。
 「足を踏み入れたとたん、気持ちいいと思える『部屋』のような空間を目指しました」と話すのは、担当した河島康さん。約10㎡を玄関に充て吹抜けとした上で、屋外とLDK側にはめ殺し窓やガラス戸を採用。明るく視線が抜けるため、開放感を味わえる。

外観は岡山の昔ながらの和風住宅を意識し、2階部分に焼き板を使用。 軒裏を垂木現しにするなどして味わいを出した
2人で立っても余裕を持って使えるようにキッチンの通路幅は約120㎝と広めに設計。収納には使いやすいシステムキッチンを採用

玄関の向こうには、床が三段分下がった隠れ家のような小部屋を設けた。小さな流しとグラスの収納棚、ワインセラーを備え、バーのように仕立てられている。
 「一人でぼんやりお酒を飲むと息抜きになり、お店に行く必要がなくなりました。息子が隣でジュースを飲むこともあり、親子の良い時間を過ごせています」(ご主人)
 さらに、玄関にサブ階段を設置することで、ご主人がリビングで接客している間、家族がリビングを通らずにスキップフロアや2階に行けるように配慮した。

グレーの琉球畳を敷いたモダンな雰囲気のタタミルーム(スキップフロア)。サブ階段が架けられていて、玄関とダイレクトにつながる
屋根裏の構造材が美しく映えるように壁をグレーで統一。2階の手すり壁は上部をオープンにし、見上げたときに開放感が得られるようにした

「純和風住宅が好きだったのですが、現代には使い難いように思い、和モダンをテーマにしました」(ご主人)
外壁には、瀬戸内地方の住宅で親しまれてきた防腐性のある「焼き板」を使用。また、室内にはふんだんに無垢材を取り入れ、和室やキッチンなど、所々で梁を現しにした。
 寝室や子ども部屋の面積は最小限にし、その分、生活動線である廊下や階段、LDKを広めに設計したことで、ゆとりある間取りと和の風情が相まって、リラックスムードが漂う家となっている。暮らし方にフィットする快適な住まいには、今日も家族の笑い声が響く。

バーは床が低くなっていて秘密基地のよう。「家にいながら、ふらりと飲みに出掛ける気分を味わえます」(ご主人)
LDKのほか廊下や階段までスギの無垢材を使用。足ざわりが良く、素足で過ごせる。LDKは大きな窓の効果でより広く感じられる
text_ Makiko Hoshino photograph_ Akira Nakamura

HOMETRIP Styles of living

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