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収穫から料理まで自然の中でワイワイと。 家庭菜園の楽しみが増す、土間のある家
LDKと大きな開口でつながる土間。段差に腰掛けて縁側のように過ごせ、ベンチ一体型のテーブルは中央に凹みがあり、七輪を置ける
2019.04.19

収穫から料理まで自然の中でワイワイと。 家庭菜園の楽しみが増す、土間のある家

山々と田園がゆったりと広がる、眺めの良い土地に家を新築。家具やキッチンを備えた土間スペースで家庭菜園にDIYにと豊かな暮らしを実現

TRIP
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「野菜を育てたり、DIYをしたり、つくることが好きです」と話すSさんは、いつか自然を感じながら暮らしを満喫できる一戸建てを建てたいと思っていた。奥さまと2人で地元の豊橋市の賃貸マンションに住んでいたが、新築するならローンを組みやすい30代前半のうちにと一念発起。自らの足で時間をかけて理想の土地を探し回った。畑を宅地造成したこの敷地は、豊橋駅から車で約15分ながら、目の前が山々と田畑の一大パノラマ。南側は建設が制限される市街化調整区域なので、この先、風景を壊されることはない。地盤が強いことも分かり、「これ以上の好条件はない」と購入を決めた。
 

物件データ 所在地/愛知県豊橋市
面積/111.00㎡
築年月/2018年11月
設計/伊藤博昭(㈱イトコー)
itoko.co.jp

せっかくなら地元の工務店と建てたいという思いと、「自然と寄り添う家づくり」に共感したことから、東三河で展開する建築会社「イトコー」に依頼。設計者の伊藤博昭さんから受けた提案は、思いもよらないものだったという。

深い軒が夏の強い日差しを遮り、室内の温度上昇を防ぐ。両隣の家からの視線に配慮して建物を少し斜めに振っている
南に向けて大開口を設けることにより風をたっぷり取り入れることができる。壁の一部に設けたルーバー越しに訪れる人の気配が分かる

「この環境をいかに暮らしに落とし込むつくりとするかが、Sさんらしいライフスタイルを実現させる鍵でした」と伊藤さん。畑に面した南側を大きく開き、「屋根」「キッチン」「家庭菜園」「家具」までを備えた土間スペースをつくった。ここは自然の開放感を味わいながらくつろげる第2のLDK。

2階への動線の短縮と落ち着いた雰囲気を出すため、天井を低く設定したリビングダイニング。梁や下地をむき出しにして開放感を高めた

野菜は土間の先にある庭に置いた大型コンテナで育てている。腰を屈めずラクに手入れができる上、収穫、調理、食事、片付けまでをシンプルな動線で行えて、家にいながら気軽にアウトドア気分を楽しめる。庭からゲストを招きやすく、DiYの作業場にも最適。引っ越して数カ月だが、早くも道具箱や棚づくりなど、得意の木工にいそしんでいる。

2階は寝室や浴室を配したプライベート空間に。1階の来客を気にせず入浴できる。また個室は引き戸でフレキシブルに間仕切ることが可能
2階の洗面スペースは、朝気持ち良く過ごせるように2面に開口部を設けて大きな鏡を設置した

「朝起きて景色を眺め、植物の手入れをするのが日課に。料理に凝ったり、近所を散歩したり。自然に親しむようになりました」(奥さま)
 「季節の移り変わりを眺められるのがぜいたく。家の居心地が良いので、外出が少なくなりました」(ご主人)

ロフトはご主人のワークスペース。「DIY好きなので、将来は棚をつくるなどして倉庫のように使いたい」とご主人
text_ Makiko Hoshino photograph_ Susumu Matsui

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