断熱等性能等級とは だんねつとうせいのうとうきゅう
住宅性能表示制度における必須項目である「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」のうち、「外壁、窓等(これらをまとめて「外皮」という)を通しての熱の損失の防止を図るための断熱化等による対策の程度」を表す評価項目。
「外皮平均熱貫流率(「UA値」という。住宅内部から外皮を通じて外部に放出される熱量を外皮全体で平均した値。)を基準に、講じられている熱損失の削減対策の程度に応じ、併せて結露の発生を抑制するための対策の程度も加味した上で、
等級7:より著しい削減
等級6:著しい削減
等級5:より大きな削減
等級4:大きな削減(建築物エネルギー消費性能基準を定める省令(平成28年経済産業省・国土交通省令第1号)に定める基準相当程度)
等級3:一定程度の削減
等級2:小さな削減
等級1:その他
の7等級により評価するよう定められている。
また、既存住宅の性能表示の場合においては、断熱等の性能に大きく影響すると見込まれる劣化事象が認められないこと等を確認することとされている。
UA値および「冷房期の平均日射熱取得率(数値が小さいほど日射熱を取得しにくく、暑さを軽減)」については、最上位等級の場合のみ、数値を明示することができるとされる。
北海道等から沖縄等までの8地域に区分され、建設地の気候条件に合わせた評価を可能としている。
情報提供(株)不動産流通研究所「R.E.words」