規模や高さで違う! マンションのタイプを知ろう
規模・高さでマンションを分類

最近では、500戸を超えるようなマンションも登場していて、「メガマンション」などと呼ばれることがあります。
高さで分類する時にもやはり明確な定義はありませんが、通常は低層住居専用地域に建てられるような12メートル(または10メートル)までのものを低層マンションと呼びます(一般的に地上4階建てまで)。また都市部で増えている高さ60メートル以上(地上20階建て以上)のものは、超高層マンションと呼ばれ、人気を集めています。
共用施設や資産価値、居住者コミュニティーにも注目

豪華なエントランスやラウンジ、フィットネスジム、キッズルームなど、多くの大規模マンションには魅力的な施設が多数そろっています。管理人や警備員の常駐のほか、コンシェルジュサービスなど、ホテルのようなサービスも多く見られます。
また、戸数が多い分、間取りのバリエーションが数多くそろっており、いろいろなタイプから選びやすいこと、大手デベロッパーが手がけているものが多いので、ブランド価値により資産価値が下がりにくいことなども、大規模マンションのいいところですね。
一方、小規模マンションの魅力は、なんといっても居住者同士のコミュニティーを形成しやすいこと。戸数が少ないので管理組合の運営などもしやすく、共用部の緊急的な修繕など、居住者(管理組合員)の同意が必要な時にも意見をまとめやすいというメリットがあります。
低層と高層、立地による違いも

これに対して高層マンションは、通常、住宅街ではない準工業地域や商業地域などにしか建てることができません。そのため都心部や臨海地域などに多く見られます。駅周辺の再開発エリアに建てられることも多いため、交通の便が良く、ショッピング施設などもたくさんあり、静かな環境より便利な暮らしを重視する人に適しています。
もちろん、高層階からの素晴らしい眺望も大きな魅力です。多くの高層マンションでは、高層階にラウンジなどを設けていますから、自分の部屋がそれほど上の階でなくても、見晴らしの良さを味わうことができます。