住まいのパンフレットの見方
まずは物件概要をチェックしよう

例えば「文化薫る街並みに……」というようなコピーであれば、古くからあるお屋敷街など、落ち着いた雰囲気のある立地を不動産会社は一番押しているのだな、と判断することができます。
その他にも、コンセプトについての説明からは、不動産会社がその物件にどんな特徴を持たせ、どんな風に暮らして欲しいと考えているかが読み取れます。また数多く掲載されている外観や内装の写真からはデザインの傾向などがわかります。
構造や耐震強度、導入されている設備、眺望、周辺環境などについても、写真や図面を使って説明されているので、パンフレットを見ることで、物件の詳細をしっかり理解し、イメージすることができるはず。
間取りについても、全タイプが掲載されているので、自分に合ったものを選ぶことができます。ただ、同じ間取りなのに、85平方メートルと75平方メートルなど、広さに違いがある物件があるようなときには、やはり実際に現地で確認してみることをおすすめします。
マンションのチェックポイント

【設備・サービス】
マンションならではの魅力といえる、豪華な共用施設や便利なサービスは、物件によって差が大きいので、どのようなものがあるか確認しておきましょう。パンフレットを見ていると、ついついあれもこれも欲しくなってきますが、自分や家族にとって、将来的にも利用する頻度が高いもの以外は、無用の負担になる可能性も考えておきたいですね。
【遮音性など】
マンションの住み心地に大きく影響するのが遮音性です。マンションの専有部分は床・天井・壁ともコンクリートでできている箱のようなものです。従って、基本的には床・天井のコンクリート(スラブ)や、隣家との境である戸境壁が分厚いほど、遮音性は高くなります。また外からの音については、窓サッシの遮音性能が大きく関わってきます。
こういった生活音や騒音をどのくらい遮音できるか、については「遮音等級」という基準があり、パンフレットにも記載されています。ぜひ確認しておきましょう。
一戸建てのチェックポイント

パンフレットでは、これらの工法や構造などが図解や写真などでわかりやすく説明されていますから、細かい部分を比較することができます。