内見時の注意点
内見の前にしっかり下準備

まずは物件を見に行くときに持っていくものをそろえておきましょう。手ぶらでも大丈夫ですが、筆記用具やメジャー、物件の間取り図、方位磁針、デジタルカメラなどがあると便利です。
さらに手持ちの家具や家電製品のサイズを測っておくことも必要。特に冷蔵庫や洗濯機、ドレッサーなどの大物は、あらかじめ間取り図を参考に、置く場所を想定しておきます。
内見時にはその位置に置けるかどうか、メジャーで測って確認しておくと、後で「しまった、入らない!」というトラブルがありません。
間取り図ではわからない所を見る

というのも、間取り図は平面図なので、高さなどの情報は少ないためです。例えば、天井の高さや梁(はり)の出っ張り具合、収納の大きさなどは、実際に物件を見てみないとわかりません。
状況によっては、置くつもりだった冷蔵庫が入らなかったり、収納が足りずタンスや棚が必要、ということもあり得ます。
廊下や三和土(タタキ)との段差や、ドアの開く向きのせいで思わぬデッドスペースができてしまう、というような事柄も部屋に入ってみないと見つけられません。
また、窓の大きさや眺望、日当たりも、現地に行ってみて初めてわかる大きなポイントです。
デザインなどに目を奪われず細かにチェック

ただ、短期間滞在するホテルとは違い、年単位で住むことを考えると、利便性や快適性、安全性などのポイントから、細かにチェックすることが大切です。
内見の時には、家事動線など、実際の暮らしをイメージして動いてみましょう。また、あらかじめ測っておいた持ち物を入れられるか、配置や収納についても、チェックします。後で「あそこを見忘れたー」ということがないように、チェック項目を書き出したシートを作っておくといいと思います。
このように暮らしをイメージしながら確認してみると、最初は漠然と見えていた物件が、「段々自分にピッタリに思えてきた」ということもあります。