間取りの見方を知ろう
「K、DK、LDK」ってなに?

つまり「1K」はキッチンの他にもう1部屋ある間取り、「2LDK」はリビング、ダイニング、キッチンが一体化した広いスペースに加えて2部屋がある間取りということ。
キッチンとつながるスペースが少し広めにとってある場合に、これを「DK」と呼ぶのか「LDK」と呼ぶのかは、広さを基準に決められています。
キッチンスペースも含めて6帖以上あるとDK、8帖以上あればLDKと呼ばれます(アットホームでは、1部屋タイプではDK=4.5帖以上・LDK=8帖以上、2部屋以上の間取りではDK=6帖以上・LDK=10帖以上と規定しています)。
ところで、間取り図にある「○帖(畳)」ですが、これは畳の枚数に換算して部屋の広さを表しています。
(公社)首都圏不動産公正取引協議会では1帖あたり「1.62㎡以上」という基準を設けています。不動産広告では概ね1.62㎡~1.65㎡で換算されていることが多いようです。
ただし、畳には「京間」「中京間」「江戸間」「団地間」など、サイズの違うものが複数あるので、同じ帖数でも部屋の広さが異なる場合があります。これは地域文化の違いなどから生まれたもので、どれが正しいというものではありません。
間取りによって暮らしは違う?

採光や開放感も間取りによって違ってきます。開口部の広さや窓の向き、居室同士のつながり具合によっては、陽光が部屋の奥まで届くこともあります。同時に窓が大きく明るい部屋は開放的に感じるものです。
また、「開放感」という点では、同じ広さの物件でも天井の高さや柱・梁(はり)の出具合で大きく違いがあります。これは間取り図ではわからないことが多いので、内見時や不動産会社に確認しましょう。
間取り選びは生活をイメージして

選択の鍵になるのは、具体的な生活のイメージ。「これは!」と思える物件が見つかったら、その間取りでどんなふうに暮らすのか、想像してみましょう。
その際にはまず、持ち物の分量や、家具、家電のサイズを測っておくのがおすすめ。間取り図の中にそれらを置いてみてください。
その上で、朝起きてから夜眠るまでの生活をイメージしてみると、自分に合う間取りかどうか、判断しやすくなります。
さらにもう一つ、生活をイメージするときには季節ごとの違いも考えてみましょう。例えば開口部が広くて窓が多い間取りは、明るくてよいのですが、方位によっては「真夏は暑く真冬は寒い」という場合もあります。