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クリスマスツリーのおしゃれな飾り方は?いつからいつまで飾るのかも解説

クリスマスツリーの飾り方は?おしゃれに見せるコツや飾る時期も解説
冬の一大イベントであるクリスマスで、雰囲気を盛り上げるのに欠かせないのが、華やかなツリーですよね。そんな冬の風物詩ともいえるクリスマスツリーをおしゃれに飾れたら、自宅でもたっぷり季節感を楽しむことができるでしょう。ホームパーティをする時などにも、クリスマスツリーがあることで、雰囲気もぐっと増すのではないでしょうか。

そこで今回は、クリスマスツリーをおしゃれに飾るコツから飾る時期まで、詳しくご紹介していきます。

クリスマスツリーを飾る意味は?

クリスマスツリーは、強い生命力の象徴とされています
クリスマスツリーは、強い生命力の象徴とされています

クリスマスツリーによく用いられるモミの木は、気候が厳しくなる冬の時期でも葉を落とさずに青々と生い茂る常緑樹と呼ばれる植物です。このような常緑樹は、冬の寒さが過酷になりやすい土地や季節でも枯れないことから、古来より強い生命力や永遠の象徴として親しまれてきました。一説ではゲルマン民族の風習からキリスト教に移行したといわれていますが、こうした常緑樹信仰は古くから世界各地で見られており、詳しい起源は地域や宗派によって諸説あります。クリスマスツリーには、限りない命など、末永く生きていくことへの願いが込められています。

クリスマスツリーと装飾の選び方は?

好みやライフスタイルに合ったクリスマスツリーを選びましょう
好みやライフスタイルに合ったクリスマスツリーを選びましょう

ここからは、実際にクリスマスツリーを飾る方法として、よりおしゃれに見せるためのポイントをご紹介。まずは、飾りたいスペースに適したサイズのクリスマスツリーを選ぶことで、バランス感のいい空間演出ができます。ちなみにツリーサイズの目安は、以下のとおりです。

ツリーサイズの目安

【~90cm】一人暮らしにも手軽なコンパクトサイズ

コンパクトで机の上などにも置きやすいサイズ
コンパクトで机の上などにも置きやすいサイズ

手のひらほどのミニタイプから幅広いサイズがありますが、90cmくらいの高さまでなら、比較的コンパクトに飾ることが可能。90cm程度であれば、テーブル・棚・サイドボード・テレビ台などに置くこともできます。卓上に飾りたい時でも、邪魔にならずに飾りやすいサイズ感です。

【120cm~150cm】おすすめの定番サイズ

ワンルームにも置ける定番サイズ
ワンルームにも置ける定番サイズ

120cm以上になると、インテリアの主役級の存在感があり、本格的にクリスマスツリーを飾りたい場合に人気のサイズ感です。例えば120cm程度なら、平均的な成人の目線よりもだいぶ低めになるので圧迫感が少なく、ワンルームや玄関に飾りたい時にはぴったり。150cmくらいになると、比較的どっしりとした印象になるため、1LDK以上のリビングなどに置くのに向いているでしょう。

【180cm】存在感抜群の大きめサイズ

迫力の出る大きめサイズ
迫力の出る大きめサイズ

より風格のある雰囲気にしたい場合には、180cmくらいの高さにするのもおすすめ。一般的にインテリアとして取り入れやすいのは180cm程度までで、それ以上になると、スペースの確保と設置が難しくなるかもしれません。180cmほどあれば、迫力があってオーナメントなどもたっぷり飾り付けられ、かなり華やかなイメージにできるでしょう。

オーナメント数の目安

ツリーの大きさに応じて、バランスのいい飾り付けにできるオーナメントの数量が異なります。あまりに多すぎるとごちゃごちゃと雑多に見えてしまいますし、反対に少なすぎると地味な印象になってしまう場合も。なおツリーの各サイズに適したオーナメント数の目安は、以下のとおりです。

ツリーの高さ オーナメントの数量
90cm 20~30個
120cm 40~60個
150cm 60~120個
180cm 60~140個

「豪華で華やかにしたい!」「なるべくシンプルで大人な雰囲気がいい」など、理想のイメージ次第では、必要なオーナメントのボリューム感は変わってきます。また高さだけでなく、ツリーの幅などによっても、飾れるオーナメントの数には差が出てくるもの。上記はあくまで参考程度に、実物を見てから飾り付けするオーナメントの数量を決めていくのがベストです。

ちなみにクリスマスツリーのオーナメントは、雑貨店をはじめ、インテリア用品店・バラエティショップ・ディスカウントストアなどさまざまな店舗で市販されています。最近では、インターネットで手軽に購入するのも可能。100円均一ショップなどで買うこともできるので、なるべくリーズナブルに揃えたい時にはおすすめです。

クリスマスツリーを飾り付ける順番は?

スムーズに飾りつけをするためにおすすめの順番があります
スムーズに飾りつけをするためにおすすめの順番があります

クリスマスツリーを飾るアイテムが揃ったら、本体の組み立てや装飾をして仕上げていきましょう。なおクリスマスツリーを飾る手順は、次のような流れで進めていきます。

  • STEP 1クリスマスツリーを組み立てる
  • STEP 2電飾・リボンを巻く
  • STEP 3オーナメントを飾る
  • STEP 4足元を飾る

まずは本体を完成させたあと、上記のような順番で飾り付けをしていくのがスムーズな方法です。ここからは、それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。

クリスマスツリーを組み立てる

商品にもよりますが、特に大きめのクリスマスツリーでは、いくつかのパーツに分かれた状態からの組み立てが必要な場合も多くあります。なお組み立てる詳しい手順は、購入した商品ごとに異なるため、説明書をもとに本体をつくっていきましょう。また一般的には、幹から出ている枝が閉じた状態になっているので、組み立ての際にバランスを見ながら1本ずつ放射状に広げていきます。

電飾・リボンを巻く

クリスマスツリー全体にかかる装飾のため、電飾やリボンをつける場合はオーナメントを飾る前に巻きましょう。なお電飾やリボンをおしゃれに見せるには、次のような方法で巻くのがおすすめです。

電飾の巻き方

電飾は、おもに次のような方法で、ツリーの頭頂部から裾に向かって巻いていきます。電飾のコードが目立たないように、電球がなるべく外側に向くように巻くのがコツ。そして電飾のコードは、できるだけ幹側に押し込んで枝で隠すときれいに見えます。

全体に電飾を巻く

上かららせん状にくるくると巻いていく、どの角度から見てもライトアップが楽しめるオーソドックスな方法です。部屋のどのスペースに置いても、きれいに見えやすい特徴があります。

正面だけジグザグに巻く

ツリーの上から、S字を描くようにジグザグと巻いていく方法です。正面にのみ電飾が付くような形になるので、壁を背面にしてクリスマスツリーを飾りたい場合に適しています。

電飾を垂らす

ツリーの上から下にかけて、波打つような形で電飾を縦型に垂らしていく方法です。バランスを取るのが少し難しい部分もありますが、正面だけでも、全方面にも装飾できます。

リボンの巻き方

リボンも電飾と同様に、ツリーの頭頂部に結び付けてから、裾に向かって巻いていくのが通常です。リボンの終わりの端は、枝の奥のほうに隠して結ぶようにするときれいでしょう。なおクリスマスツリーの装飾に使うリボンの長さの目安は、以下の通りです。

ツリーの高さ リボンの長さ
120cm 約9m
150cm 約18m
180cm 約36m
ツリーの上からリボンを垂らす巻き方

ツリーの上から下に向かって、放射状になるようにリボンを垂らす巻き方です。図のように、あらかじめ複数のリボンを括ったものを用意しておき、ツリーの頭頂部にかけて垂らす方法もあります。またリボンを上から垂らす場合には、いくつかの場所で枝に巻き付けて結んでおくと、全体の形をきれいに整えやすくなります。

放射状になるので広がりが出てより華やかに見える飾り方です
放射状になるので広がりが出てより華やかに見える飾り方です
ツリー全体をリボンで巻く巻き方

前述の電飾でもあったように、360度にくるくるとらせん状になるにように巻いていく方法です。ツリーの上から下に向かって、スパイラル型に巻き付けていくだけなので、比較的シンプルで定番なリボン装飾でもあります。また巻いたあとに、リボンの随所を枝の間に入れ込んで少したるませると、動きが出ておしゃれな印象にできます。

比較的シンプルで簡単な巻き方です
比較的シンプルで簡単な巻き方です
リボンに膨らみを持たせる巻き方

一定の間隔で膨らみを持たせて、細かく波打つような形で巻いていく方法です。凹凸の凹み部分に小枝を巻き付けたり結んだりすると、きれいなウェーブ状をつくることができます。前述の上から垂らしたり、らせん状に巻いたりする方法の応用版のようなイメージです。

ふくらみが出て柔らかい印象になるでしょう
ふくらみが出て柔らかい印象になるでしょう

オーナメントを飾る

オーナメントは、好みのモチーフを選ぶのはもちろん、色味を2~3色程度にまとめると、おしゃれ感が増します。例えば同系色に統一すればシックな印象にできたり、1色だけアクセントカラーを入れてコントラスト感を出したりなど。さらに各オーナメントの配置もバランスよく整えておくと、全体がスタイリッシュに引き締まります。配置のコツとしては、最初にサイズの大きいアイテムから、等間隔に稲妻を描くようなイメージで取り付けていくのがおすすめ。そしてそれらの合間を埋めるように小物アイテムをランダムに配置していくと、華やかながらも雑多に見えない飾り付けができます。またオーナメントを使って電飾のコードやリボンの結び目などを隠しておくと、全体をきれいに整えられます。

ツリーの足元を飾る

足元のスタンドはそのままでも問題ありませんが、例えば木やノルディック柄などの枠で囲ったり、ツリー専用のスカート(布カバー)で覆ったりして隠しておくのもおすすめ。またプレゼントをモチーフにした装飾アイテムや、雪に見えるような綿などで足元を飾るのも全体をおしゃれに印象付けられるコツです。特に電飾の電源コードが気になる時には、足元の飾り付けで目隠ししておくと、すっきりとして見えます。

ここまでには、クリスマスツリーをよりおしゃれに見せる、さまざまなポイントをご紹介してきました。とはいえ何より大切なのは、クリスマスツリーの飾り付けから楽しみ、完成後には眺めて心が弾むようなお気に入りの仕上がりにすることです。前述までに見てきたコツも参考に、ご自身の好みなども取り入れながら、すてきなクリスマスツリーにしていきましょう。
次からは、実際にどのタイミングでクリスマスツリーを出しておくのか、具体的な飾る時期について解説していきます。

クリスマスツリーを飾りはじめる日は?

クリスマスツリーはいつから出したらよいでしょうか?
クリスマスツリーはいつから出したらよいでしょうか?

当然ながら、クリスマスツリーを飾り出す時期は個人の自由なので基本的にはいつでも構いません。とはいえあまり早いタイミングで出してしまうのも、季節感を楽しめませんし、インテリア的にもスペースを取ってしまいます。クリスマスツリーを出す時期に迷ってしまう際には、以下のような日にちを目安にしてみるのもおすすめです。

おすすめの日その1:クリスマス4週間前の日曜日

そもそもクリスマスは、キリスト降誕を祝うイベントで、「キリストのミサ(祭礼)」の意味が込められています。そのキリスト教の伝統では、12月25日のキリスト降誕祭より4週間前の日曜日から12月24日までを「アドベント(待降節)」と呼ばれる準備期間としています。そのためキリスト教徒の多い国などでは、この「アドベント(待降節)」がはじまる日に、クリスマスツリーの飾り付けなどの準備するケースも多いです。12月25日の4週間前の日曜日といえば、大体11月末日~12月初頭あたりになるので、それを目安に飾りはじめるのもおすすめです。

おすすめの日その2:クリスマスツリーの日(12月7日)

前述の「アドベント(待降節)」は、キリスト教の伝統文化として伝わってきたものですが、日本にも「クリスマスツリーの日」と呼ばれる記念日があります。実は日本でクリスマスツリーを飾る習慣がはじまったのは、1886年12月7日。当時横浜にあった、老舗スーパーマーケットの「明治屋」が国内で初めてクリスマスツリーを飾った日であることから、現在でも12月7日が「クリスマスツリーの日」とされています。日本としてのクリスマス文化の記念日となる、12月7日に飾りはじめるのもおすすめです。

クリスマスツリーをしまう日は?

クリスマスツリーをしまうのにおすすめの時期をご紹介します
クリスマスツリーをしまうのにおすすめの時期をご紹介します

クリスマスツリーを片付ける時期も、基本的には手の空きそうなタイミングで問題ありませんが、悩んでしまう時には次のような日にちを参考にしてみるのがおすすめです。

おすすめの日その1:12月26日

日本では、クリスマスが終わると年末年始の行事に移っていくことが多く、25日をすぎたら正月飾りに変えるケースも多々見られます。クリスマス後からお正月までの期間は比較的短いため、26日になったらすぐに片付けて、新年に向けた準備に取りかかるのもおすすめです。

おすすめの日その2:1月7日

キリスト教では、12月25日から年の明けた1月6日を公現祭(十二夜)と呼ばれる祝日としています。公現祭の日は、占星術学者・東方の三博士が、実際にキリストのもとを訪れて誕生を祝した記念日とされています。ちなみにこの東方の三博士は、キリスト誕生を予言したとされる、聖書にも登場する人物たちです。そのためキリスト教の風習としては、1月6日までクリスマスの飾り付けをしておき、その翌日の7日に片付ける場合も。キリスト教では、クリスマスと新年をまとめて祝う習慣が根付いています。年末年始にかけてそのまま飾り付けておくのも一つの手でしょう。

まとめ

せっかくのクリスマスを満喫するには、おしゃれなツリーを飾ることで、空間演出から楽しみたいもの。自宅にもセンスよくクリスマスツリーを飾ることで、普段の生活空間も華やかになり、なんとなく気分も晴れやかになりますよね。ぜひ今回ご紹介したようなポイントを押さえつつ、電飾やリボン、オーナメントなどの装飾も加えながら、すてきなクリスマスツリーに仕上げていきましょう。またクリスマスならではの季節感を味わうには、飾っておく時期も大切。ぜひ本記事を参考に、ほどよいタイミングも見ながら、クリスマスツリーの準備をしていきましょう。

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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