部屋の寒さ対策27選!簡単にできる方法から新築・リフォームでの対策もご紹介
記事の目次
部屋の寒さの原因

しっかりとした寒さ対策のためには、まずは部屋が冷えてしまう原因を知ることが重要です。でははじめに、なぜ部屋を寒く感じてしまうのか、簡単に見ていきましょう。
家の断熱性の低さ
部屋が寒くなる原因では、構造的に問題があるケースもあります。おもな原因としては、壁・天井・屋根・床の基礎構造に断熱材が入っていなかったり、気密性の低い窓ガラスやサッシが使われていたりなどが考えられます。特に築年数の長い家や木造住宅では、十分な断熱施工がおこなわれていない場合もあるでしょう。また基礎構造に断熱材が使用されていても、経年劣化によって老朽化してしまい、本来の性能を発揮できていないことも。その他にも、金属製の玄関ドアになっていると扉自体が冷えやすく、部屋全体に冷気を放ってしまうこともあります。このように、構造自体の断熱性が低いと、屋外の冷気を取り込みやすく、部屋が寒く感じてしまいます。
窓やドアからの隙間風
最近の住宅では、近年の厳しい気候にも対応できるように、しっかりと気密性の高い窓やドアになっているケースが一般的です。とはいえ長年使用していくなかで建付けが悪くなり、建具や枠が歪んで隙間ができてしまうことも。特に窓は、パッキンが傷んでくると隙間ができやすく、冷気が入りやすくなる原因になります。また窓ガラスやサッシは、外の冷気で冷えやすく、断熱性が低い素材になっていると部屋が寒くなりやすいので注意が必要です。
足元に溜まる冷たい空気
冷たい空気には下方に降りて溜まる性質があり、足元が冷えて寒く感じる場合があります。暖房を使っていても、外気で窓が冷えてしまうと、その空気が床に集まって滞留します。こうして足元が冷やされてしまうと、全身に伝わって体感温度が下がる原因になるでしょう。またマンションなどでよくある例として、床材にコンクリートが使用されていて底冷えするケースです。コンクリートは冷気を取り込みやすく、そのまま足元に溜まって、身体が冷えてしまうこともあります。
暖房機器の性能が適していない
エアコンやストーブなどの暖房機器では、当然ながら機種ごとに性能は異なり、暖められる部屋の広さにも違いがあります。例えば12畳のリビングで、8畳用の暖房機器を使っていても、暖気が行き届きにくく十分な暖かさを感じられないことも。暖房を使っていても、あまり効果がないように思える場合には、使用している機器の性能を一度見直してみるといいかもしれません。
簡単にできる部屋の寒さ対策
ここからは、実際に寒さを防ぐための対策方法をご紹介。まずは費用も手間も抑えつつ、比較的手軽に取り入れやすい方法から見ていきましょう。
暖房の温度を上げる

もっとも手軽な方法が、暖房の温度を上げることです。暖房の設定温度を高くすれば、部屋の暖かさは増します。場合によっては設定温度そのものが適していない可能性もあるため、一度見直してみるとよいでしょう。もしくは暖房の温度だけでなく、その他の機能がうまく使えていないことで、部屋が暖まりにくくなっているケースもあります。例えば暖気を送り出すレベルが弱風になっていて、暖かい空気が行き届いていないパターンなども考えられるでしょう。また部屋を暖めたい時には、エアコンの送風向きを下方にしておくのがおすすめ。冷気は床に向けて溜まるため、暖気が足元に流れるように設定しておくと、より暖かく感じやすくなります。
床にラグやカーペットを敷く

底冷えする時には、床にラグやカーペットを敷くだけでも、冷たいフローリングをカバーできて暖かく感じやすくなります。なかでもウールやコットンなどの保温性が高い素材や、ウレタン入りをはじめとした厚手タイプのラグやカーペットにすると、足元の冷気を防ぎやすくできておすすめです。単純にラグやカーペットを敷く対策に加えて、次のような工夫をしておくと、より一層暖かさを感じやすくなります。
ラグやカーペットの間にアルミシートやコルクシートを敷く
アルミシートやコルクシートには高い保温性能があり、床に敷いておくだけで、冬場の断熱ができる効果が見込めます。そのためラグやカーペットの下に、アルミシートやコルクシートを入れておくと、足元を冷やさずに部屋を暖めやすくできておすすめ。アルミシートもコルクシートも、ホームセンターなどで手軽に入手できます。
ホットカーペットを敷く
ホットカーペットは、電源につないで内部を発熱させるもので、床暖房代わりに使える便利なアイテムです。ホットカーペットで床を暖めることで、足元の冷気を防いで、部屋全体の寒さを防止できます。なおホットカーペットも、ホームセンターや家電量販店などで購入できるので、すぐに取り入れやすいでしょう。
こたつを置く

こたつは、机の天板にヒーターが付いている家具で、足元を暖める暖房機器でもあります。また布団や毛布をかけられるようになっているので、そこに足を入れるだけで、ほかほかと全身を暖めることが可能。特に家族が集まるリビングや和室などへの設置がおすすめです。また、春や夏でもヒーターの電源を付けなければ通常のテーブルとして使えます。部分的ではありますが、こたつに入っていれば暖かく過ごしやすいためおすすめです。
カーテンを厚手で丈の長いものにする

屋外からの冷気は、窓ガラスを通じて入ってきやすいため、しっかりとカバーする対策ができると部屋を暖めやすくなります。そのため窓ガラスからの冷気が入るのを防げるように、カーテンは厚手のタイプか、保温・断熱効果のある種類にしておくのがおすすめ。また窓からの隙間風防止として、床のギリギリまで丈の長いものを選ぶのがベストです。また窓の左右縦方向も含めてすっぽりと覆うことができる、リターン型にしておくと、隙間風の侵入を一層防ぎやすくなります。さらに最近では、すでに取り付けているカーテンにもう一枚重ねて、断熱性を高めるアイテムもあります。既存のカーテンに対して、裏地のように取り付けられる便利グッズで、冬の寒さ対策にも有効です。
窓や壁に断熱シートを貼る

窓や壁の断熱材代わりに、保温ができるシートを貼り付けるのも寒さ対策として効果的です。窓であれば、ガラスに直接貼れる市販の専用シートか、もしくは梱包材に使われる気泡緩衝材を使う方法もあります。また壁の場合も、断熱用としての壁紙シールやパネルなど、簡単に取り付けられるアイテムが多く市販されています。レンガ調などのデザイン性が高い種類もあるため、おしゃれな見た目にもできておすすめです。
窓やドアの隙間を埋める

窓やドアからの冷気の侵入が気になる時には、隙間を埋める専用のテープを取り付けるのもいい方法です。隙間を埋めるテープは、ホームセンターなどで簡単に購入でき、必要な長さに調節して貼り付けられるようになっています。隙間風を防止したい時の対策としておすすめです。
暖房を窓の下に置く

今までにも出てきているように、家の中でもっとも冷気が入りやすい場所は、窓です。そのため窓を暖めるようにすると、部屋全体の寒さを防ぎやすくなります。もしストーブなどの暖房器具を使用しているのであれば、窓の下付近に置くようにするのがおすすめ。また基本的にエアコンを使っている場合には、窓自体を保温させる、専用のヒーターを取り入れてみるのもいい方法です。
サーキュレーターを活用する

部屋の寒さを感じる原因として、足元に冷気が溜まっている場合も多いため、なるべく暖気が床方面まで回るように空気を循環させるのも効果的です。扇風機を使ってしまうと冷風が出てしまうので、サーキュレーターで暖気を降ろすようにします。ちなみにサーキュレーターは、エアコンに向かって風を送れるように設置するのがおすすめ。エアコンの真下に置いて上方に向けて回す、もしくは対角に設置してエアコンの送風口に当たるように風を送るようにすると、暖気が循環しやすくなります。
間仕切りを置く
特に玄関からの冷気の侵入が気になる時には、ホールもしくはリビング・ダイニングの入り口に間仕切りがあると、冷たい空気が部屋まで入ってきにくくなります。例えば突っ張り棒などを使って、間仕切り代わりになるカーテンを取り付けておくだけでも効果的。もしくは自立型のパーテーションなどを設置して、間仕切りにするのもいい方法です。
加湿器を活用する

身の回りの空気が乾燥していると、体感温度が下がりやすく、寒く感じやすくなります。湿度の低下により全身の水分が蒸発しやすくなり、それと同時に体内の熱を放出してしまうためです。そこで室内の温度だけでなく、湿度をしっかりと維持するのも寒さ対策として有効。冬場は加湿器を使って保湿しておくと、暖かく感じやすいうえに、肌の乾燥防止や風邪予防にもなっておすすめです。
家具と壁の間に段ボールを挟む

段ボールは、実は断熱性の高い構造になっていて、寒さを防ぐ時もおすすめ。そのため壁の断熱材としても便利に使いやすく、家具との間に入れ込んで活用する方法もあります。なお段ボールは紙製なので、窓に使用してしまうと、結露によるカビの原因になりかねないので要注意。あくまで室内の見えにくい位置の断熱材代わりにするようにしましょう。
内窓を自作して設置する

窓からの冷気や隙間風防止として、室内側にもう一つ内窓を設置し、外気をカバーする方法もあります。少し手間はかかりますが、こうした内窓はホームセンターにある木枠やプラスチック板などを使って、自前で作ることも可能。また自作で二重窓にできる専用キットなども市販されているため、DIYで内窓を取り付けることもできます。もし余裕があるなら、内窓を自作してみるのもおすすめです。
新築やリフォーム時にできる部屋の寒さ対策
ここからは、マイホームの新築やリフォームの時点で考えられる防寒対策をご紹介。家の構造・建具から工夫を加えることで、建物そのものの断熱性を高める方法も見ていきましょう。
日当たりや風通しを確認する

家の断熱性は立地条件によっても差が出てくるため、まずは日当たりや風通しというような、部屋の寒さに影響しやすい点にも十分な考慮が必要。できるだけ暖かさを確保したいのであれば、新築の時点では「窓は南または西向き」など、日当たりのよさを重視しておく必要があります。また周辺にさえぎるものがない場合には、「この部屋は外気が入りやすそうだから防寒対策は重点的にしよう」など、風通しも考慮できるとよいでしょう。リフォームの際にも、日当たりが悪かったり風通しがよすぎたりする場所がありそうなら、その部分には特に注目して寒さ防止ができると効率的です。
床暖房を取り入れる

安全性や利便性も考慮したいのであれば、床暖房を取り入れるのもいい方法です。床暖房では足元からの底冷えを防止できるだけでなく、他のエアコンやストーブによる乾燥を防げたり、室内の湿度を保ちやすく結露になりにくかったりする効果もあります。また床下に埋め込むシステムのため、部屋を広々と使いやすく、ストーブのように倒したり、近付きすぎてやけどしたりなどの心配もありません。もちろん施工費用やランニングコストはかかりますが、より快適に冬を過ごしやすい住環境を整えられます。
断熱性の高い窓やドアにする

やはり部屋の寒さに影響しやすい、窓やドアの断熱性能を高めることで、部屋の暖かさを維持しやすくなる効果が見込めます。玄関ドアなら熱が伝わりにくい素材の扉にしたり、窓なら断熱性の高い複層ガラスや保温の特殊コーティングがされたエコガラスを使ったりする方法があります。また窓の防寒対策として、室内に内窓を設けて二重サッシを作るのも有効。二重式の窓になることで、外窓と内窓の間に空気の層ができ、冷気を遮りやすくなります。できるだけ隙間風を防ぎたい場合には、こうした断熱性の高い窓やドアがおすすめです。
等級の高い断熱材を入れる

住宅施工にあたっては、「断熱等性能等級」と呼ばれる、法律で定められた建物評価の基準が設けられています。住宅の品質確保の目的で制定されているもので、地域ごとに異なる気候に応じて、適切な断熱性能の家を建てるように求めるものです。ちなみにこの等級は7段階に分かれており、数値が高くなるほど断熱性能も向上。「等級7」が最上レベルとなっています。そこでなるべく等級の高い断熱材を取り入れることで、万全の寒さ対策にも効果的。ちなみに上位等級に対応できる断熱材の代表例では、フェノールフォーム・高性能グラスウール・発砲ウレタンフォーム・真空断熱材などが挙げられます。こうした断熱材にも注目して、住宅の基礎構造に活用するのも寒さ対策として有効です。
樹脂製の窓サッシにする

窓における防寒対策では、ガラスではなく、外枠となるサッシの断熱性を高める方法もあります。窓のフレーム部分となるサッシは、アルミ製になっていると外気の影響を受けやすく、室内に冷気を取り込みやすくなります。一方で樹脂製のサッシは、熱伝導率が非常に低く、窓の断熱性が高まる効果があります。アルミサッシに比べると費用は高くなりますが、暖房効率が上がるため、電力の節約につながりやすいのもメリットです。
シャッターや雨戸を付ける

窓からの冷気を防ぐ対策として、大きな窓にはシャッターや雨戸を設置するのも効果的です。シャッターや雨戸で外側から窓を覆うことで、冷たい外気の侵入防止が可能。不法侵入の狙い目にもなりやすい窓をカバーでき、防犯にもつながります。ちなみにシャッターの種類によっては、採光と風通しに向けて開閉部分を調整できるタイプもあるので、あわせて検討してみるとよいでしょう。
全館空調を導入する

全館空調は、住宅内すべての温度や空気質を快適に自動調整するシステムで、冷暖房機能も含めて常時過ごしやすい環境にできるものです。全館空調を導入すれば、各部屋にわざわざ冷暖房機器を設置する必要がなく、なおかつどの空間も均一の室温に維持できる効果があります。例えば「リビングは暖かいけれど廊下やお風呂場は寒い」などの室温差もなくなるため、ヒートショック(急激な温度変化による健康被害)の防止にも有効。冬場でも家全体が暖かい状態になるため、不快な寒さになりにくく、なおかつどの場所に移動しても心地よく感じられるメリットがあります。
身体を温める方法
寒さを感じないようにするためには、家の中であっても、しっかりと身体を温めておくことも大切。身体そのものを冷やさないことで、寒い冬でも血行がよくなりやすく、風邪予防や疲労回復などの健康面にも効果的です。では室内の防寒対策でも役立つ、身体を温める方法もご紹介していきます。
服を着こむ

当たり前ですが、室内だからといって薄着で過ごすのではなく、なるべくリラックスしやすい厚着をしておくことも大事です。保温効果のあるインナーを着用したり、裏起毛のスウェット・パーカー・フリースを着るようにしたり、きちんと身体が温まるルームウェアを揃えておくとよいでしょう。最近では、防寒重視の部屋着として使える“着る毛布”などもあり、寒さが苦手な場合におすすめです。
ひざかけをかける

室内では、冷気が床付近に溜まって身体の末端が冷えやすいため、ひざかけを使って足元を温めるのも効果的です。最近では一般的なブランケットタイプだけでなく、内部の熱源によって身体を温める電気毛布タイプもあります。家の中で仕事をしたり細かな手作業をしたりなど、じっと静かに過ごす際には、ひざかけがあると寒さ対策に便利です。
ネックウォーマー・レッグウォーマーをつける

首元・足首など名前に首とつく体の部位は体温調節において重要な役割を担っています。重点的に対策することで、身体全体を温めることができるでしょう。おしゃれなネックウォーマーなら、外出時にも使いやすくて便利です。またレッグウォーマーは、底冷えが気になる時におすすめ。一般的には膝からくるぶし周辺までをカバーするものが多く、足先が出ているので睡眠時にも使いやすい利点があります。足が冷える際にはレッグウォーマーを活用してみましょう。
スリッパ・ルームシューズを履く

素足のままフローリングを歩くと、どうしても冷気を直接感じて足元が冷えてしまいます。また靴下を履いていても、寒さの厳しい時期には足元の冷えが気になりやすくなるので、スリッパやルームシューズを使うのがおすすめ。モコモコとした裏起毛のスリッパやルームシューズも多くあるため、冬用として準備しておくとよいでしょう。
カイロを貼る・持ち歩く

カイロはすぐに熱を発しやすいうえに、比較的長時間にわたって高温に保たれやすく、ポケットなどに入れて持っておくだけでも暖かく感じられます。また貼るタイプなら、寒さ対策はもちろん、血行がよくなるため肩こりや腰痛の緩和にも効果的です。さらに身体のどこかにカイロを貼っておくと、全身にも熱が伝わって温まりやすく、防寒対策におすすめできます。近年では充電式のカイロも登場しており、繰り返し使えて便利です。
湯たんぽを活用する

湯たんぽは、容器に熱湯を入れて暖を取るアイテム。例えばリビングでくつろいだり、勉強や仕事をしたりする際に、足元に置いて身体を温める使い方をします。また就寝前の布団のなかに入れておき、寝具を暖める使用方法もあるため、夜間の寒さが気になる時にもおすすめです。ただし、就寝時の使用は低温やけどなどの恐れもあるため、製品の案内に従って安全に利用しましょう。
体温を上げる食べ物・飲み物を取り入れる

なるべく身体を冷やさないためには、体温を上げる食べ物や飲み物を摂る方法もあります。身体を温める代表的な食べ物は、ショウガをはじめとした薬味・スパイスや根菜類など。また飲み物でいえば、白湯・ココア・甘酒などが挙げられます。また紅茶・ほうじ茶・玄米茶・ルイボスティーなども、体温を高める飲料としておすすめ。こうした食べ物や飲み物を普段から摂取しておくことで、体温を維持して寒さ対策をするのも有効です。
湯船に浸かる

身体を温める方法で手っ取り早いのは、湯船に浸かって全身に温熱させることです。血流がよくなって代謝も上がりやすく、寒さで緊張状態になりやすい身体をほぐして、疲れを癒すことができる効果も見込めます。湯船に浸かって全身を温めて防寒対策をすると同時に、体調を整えることにもつながります。
部屋の寒さ対策に関するよくある質問

では最後に、部屋の寒さ対策のポイントを簡単に整理していきましょう。
部屋の寒さの原因は?
部屋が寒い原因は、建物自体の断熱性の低さや隙間風の入りやすさにあります。外気の影響を受けやすい状態になっていると、暖房を付けていても、なかなか暖まらずに寒さを感じやすくなるケースも。もしくは暖房機能が不足している場合もあり、家の寒さが気になる時には、さまざまな対策が必要です。
簡単にできる部屋の寒さ対策は?
比較的手軽に取り入れやすい対策としては、暖房に使えるアイテムを充実させたり(ラグやカーペット・こたつ・サーキュレーター・加湿器)、隙間風を防いで冷気が入らないようにしたりする方法です。特に窓や玄関においては、隙間を埋める・カーテンなどでカバーする・断熱シートを使うといった、冷気の侵入防止をしておくのが効果的です。
新築やリフォーム時にできる寒さ対策は?
新築やリフォームの際には、建物自体の断熱性を高める対策が有効です。例えば、基礎構造に断熱材を入れる・暖房機能の高いシステムを導入する(床暖房・全館空調)・冷気が伝わりにくい仕様の窓を取り入れる(内窓・樹脂サッシ・雨戸・シャッター)などの方法があります。
まとめ
部屋が寒く感じてしまう時には、屋外の冷たい空気が流れ込んできていたり、冷気が伝わってきていたりするケースがほとんどです。こうした事態を防ぐには、家の中に寒さが入ってこないように、断熱性・気密性を高くする対策が効果的。今回ご紹介したように、自前で手軽にできるものから、施工をともなうものまで幅広くあります。冬の寒さをできるだけ軽減したい場合には、ぜひ本記事も参考にした防寒対策をして、身も心も温まる住まいにしていきましょう。








