【みんなの体験談】共働きの子育て事情とは?負担を減らすポイントも解説
多くのご家庭で共働きと子育てを両立しているのが現状ですが、これから子どもを持つことを考えると、仕事とのバランスなど何かと不安なもの。そこで今回は、実際に共働きで子育てを経験したみなさんにアンケートをおこない、そのリアルな実態を伺ってみました。あわせて、夫婦で働きながら育児をしていくためのポイントも解説していきます。
(※1)独立行政法人 労働政策研究・研修機構「専業主婦世帯と共働き世帯」
記事の目次
共働きで子育ては大変?“無理ゲー”と言われる理由

夫婦共々で仕事を持ちながら子育てするのは、やはり時間も労力も取られやすくなる分、体力的・精神的な負担も大きくなりやすいもの。アンケートの結果、9割以上の共働き世帯で、「仕事をしながらの子育ては大変」と回答しています。では実際に、どのような背景から大変だと感じるのか、具体的な理由も詳しく見てみましょう。
仕事と子育ての両立が難しい
子育て中には、想定外の事態が起こることも多くあります。そうしたなかで、1日に何時間も仕事をしながら、子どもの急なトラブルに対応していくのは誰にとっても大変です。実際のコメントでは、お子さんの体調不良の際に、仕事の調整をするのに苦労する様子が多々見られました。思いがけず早退や欠勤で仕事に穴をあけるのも、なんだか歯がゆいうえに、なかにはあまり子育てに理解がない職場だと心苦しい経験をするケースも。
仕事も子育ても、自分の思いどおりにコントロールしにくい分、両立するのが大変に感じやすい一面があるようです。
- 子どもが体調不良になると休ませたい気持ちと仕事に行かないモヤモヤでもどかしくなります。(30代/女性)
- 病気など不測の事態への緊急対応。(30代/男性)
- 病気の時、休みを取りづらい。インフルエンザなど、回復まで長くなりがちだし、兄弟がいると次々にかかり、職場に迷惑をかけるから。(40代/女性)
- 子どもの体調不良時に仕事を休むのはいつも自分でした。休みを伝えると露骨に嫌がられる職場だったので苦痛でした。(40代/女性)
- 子どもが学校などで何かあった時、どちらかが仕事を早退して迎えにいかないといけない。(40代/男性)
- 下校時間に仕事を終えること。(60代/女性)
- 病気した時、仕事を休みながら看病してその後自分にも移ってさらに仕事ができなくなること。(60代/女性)
役割分担が偏っている
夫婦でどちらも働いているにも関わらず、子育てや家事の分担が公平にできておらず、どちらか一方に家庭内でのタスクが偏っているケースも少なくありません。子育てでも家事でも、やるべきことは数多くあるからこそ、片方だけが主体で動いていると負担を感じやすい一面も。
例えば育児でいえば、送迎・食事・入浴をはじめとした日常的なケアだけでなく、家事をしながら子どもの相手をしたり一緒に遊んだりなども必要です。その他にも保育園・幼稚園の連絡対応や予定の管理など、いわゆる“名もなき家事・育児”と呼ばれるものも多数あります。
このような子育てや家事の細かなタスクは、どうしても当事者意識のある側に偏りがちで、体力的にも精神的にも負担になってしまう場合が多いようです。
- ワンオペで全部自分がやらないといけなくて大変だった。(30代/女性)
- 主人が頼りなさ過ぎて負担が全部自分でした。(40代/女性)
- 共働きであるにも関わらず、家事育児の大部分を担わなくてはならず体力的にへとへとだったし、協力しないパートナーへの不満も大きかったです。(50代/女性)
- 仕事に加えて家事・子どもの世話・学校行事の参加・習い事の送迎などすべてを自分だけが担っていたので精神的にも体力的にも常にギリギリだった。(50代/女性)
時間が足りない
子育ても仕事も、限られた時間のなかでやるべきことをこなさなければならないことが多く、どれもこれも自分のペースで進めるのは難しい部分も。例えば保育園を利用している場合には、決まった時間までに送迎できるように、急いで朝の準備をしたり仕事を終わらせたりする必要があります。
また朝から働いて、帰宅後も育児や家事で忙しくしていると、あっという間に1日が過ぎて自分の時間が取れないケースも少なくありません。特にお子さんが小さいうちは、手がかかりやすい分、時間に追われやすいでしょう。
- 朝が本当にバタバタです。(30代/女性)
- 仕事と家事、自分の時間のバランスを取るのが難しい。(30代/女性)
- 常に時間に追われていること。(40代/女性)
- 毎朝保育所に連れて行くまでの時間が、時間に追われ余裕がなく大変だった。(50代/女性)
- 仕事、家事、育児で自分の自由がない。(60代/女性)
- 残業や時間外の会議もあったので定時の保育園から夜間の保育園に預け直して職場に戻ったり遅くに帰ってきてもご飯を食べさせ風呂に入れ早く寝かさないと翌日起きれないのでとにかく時間がなくて大変でした。(60代/女性)
体力が必要
仕事が終わって帰宅してからも、お子さんのお世話や家事など、のんびりする間もなく動き続けるため体力的にも大変に感じやすいでしょう。ただでさえ仕事で疲れているなかで、家に帰ってからもまだまだやるべきことはあり、スタミナ切れになることも。
また仕事をしながら育児や家事をしていくのはもちろん、休日にお子さんのお世話をするのにも、なかなか体力を使います。休日は親子で過ごせる絶好のチャンスでもあり、普段仕事で会えない時間が多いと、お子さんにとっては親御さんと一緒に遊びたいもの。お休みでも、体力温存ができるタイミングがうまく取れずに、疲れがたまりやすくなるケースもあるようです。
- 毎週末公園に行くのが疲れる。(30代/女性)
- お互い体力を使う仕事なので子どもの相手をするのが大変だった。(30代/女性)
- お弁当を作り幼稚園へ送り年長でも2時にはお迎え、その後目の前の公園に。帰宅すると夕飯、風呂と休む間もなく動いていた記憶。気力体力勝負だった。(60代/女性)
子どもの送り迎え
共働きで保育園や幼稚園を利用している際には、通勤の途中でお子さんを送迎する場合も多く、子ども連れで行き帰りするのが大変に感じることもあるでしょう。また保育園・幼稚園のうちだけでなく、お子さんが大きくなってくると、習い事や塾の送り迎えが必要になってくることもあります。仕事の前後で送迎するのも大変ですが、習い事や塾だと平日の夕方や休日に送り迎えが入ることで、予定の調整が難しくなるケースも見られます。
- 仕事しながら保育園の送迎が大変だった。(40代/女性)
- 小学生の時習い事、塾などの送迎が大変だった。(60代/女性)
- 高校3年間、毎日のお弁当、駅までの送り迎え、塾の送り迎えはきつかったです。(60代/女性)
- 2人の子どもを自転車で保育園への送迎。(80代/女性)
子どもを見る
食事や身支度などの日ごろのお世話だけでなく、一緒に遊んだり勉強を手伝ったりするのも、お子さんを育てるためには欠かせません。もちろんお子さんと過ごすひと時は、何にも代えがたいものですが、忙しかったり疲れていたりすると大変に感じてしまうことも。コメントでは「お出かけの予定を考えるのに苦労した」などの意見もあり、お子さんを見るなかでは、頭も体力も使いやすい一面もあります。
- 暑い時期寒い時期の外遊び。(30代/女性)
- 妻が土曜日仕事なので子どもと1日遊ぶが公園で1人で遊ばないから見守るだけじゃ済まず、一緒に遊んであげないといけない。イベント情報を調べていろいろなところにも行っているがイベントしている場所が遠かったり興味を示しそうなイベントをしていなかったりするので調べるのも一苦労。(30代/男性)
- 帰宅後、勉強を見ないといけないこと。(40代/女性)
睡眠時間が確保できない
特にお子さんが小さいうちは、夜泣きであまり眠れなかったり、そのあとも家事・育児や仕事に追われて睡眠時間が削られたりする場合もあります。夜泣きで何度も起きたり、場合によってはやるべき家事・育児や持ち帰り仕事が残ってしまい、夜遅くまでかかってしまったりするケースも。またお休みの日でも、お子さんが起きるタイミングに合わせる必要があり、結局はあまり睡眠時間が取りづらいケースもあるでしょう。
お子さんや仕事の都合に応じて生活する分、自分の睡眠時間を削らざるを得ない部分も出てくる可能性があります。
- とにかく寝れないから精神的にくる。(30代/女性)
- 夜泣きで睡眠不足が続き、仕事と育児の両立が体力的・精神的に一番大変だった。(30代/男性)
- 夜泣きで寝不足のため。(50代/男性)
【経験者に聞いた】共働きの子育てで大変だった時期はいつ?

アンケートの結果、共働きの子育てで大変だった時期として、「幼児期」との回答がもっとも多くなりました。その次に、乳児期や小学生と続き、中学生・高校生との回答率はかなり低めになっています。
特に回答率が高かった乳児期や幼児期は、まだまだ子どもから目を離せない時期でもあり、なかには「預け先を探すのに苦労した」との意見も。こうした一面からも、乳幼児期にかけては手がかかりやすい分、大変に感じることも多いようです。ではここからは、どの時期でどういったことが負担になりやすいのか、以下から詳しく見てみましょう。
乳児期(0歳~1歳)
まだ生まれたばかりの乳児期は、身体機能もかなり未熟で、何かと目が離せずに心配ごとも多いもの。また食事からコミュニケーションまで、大人とは何もかも異なりますし、泣くことでしか自分の意思や要求を示すことができません。特に新生児のころは、夜泣きでほとんど眠れない疲労感のなかで、付きっきりでお世話するのが大変に感じることも。なかなか泣き止まなかったり、ミルクを飲まなかったりすると、どうしたらいいのか悩んでしまうケースもあるでしょう。さらにミルクから卒業して離乳食になると、食事を作るのにも手間がかかりやすい大変さもあります。
言葉が通じないながら、寝かしつけたりおむつを替えたりなどのお世話も多く、寝ても覚めても赤ちゃんの様子を伺っていて気が休まりにくい時期ともいえます。
- 乳児期、夜中寝ない。(20代/女性)
- 乳児期。体調不良になりやすかったから。(30代/女性)
- 離乳食、幼児食などのご飯を作るのが大変です。(30代/女性)
- 乳児期。私もなにもわからないから。(30代/女性)
- 意思疎通がなかなかできず、子どもの希望に応えてあげられてない。(30代/男性)
- 乳児期の夜泣きが1番キツかったです。(30代/男性)
- 乳児期。大人と食べる物が違うので、調理に時間を取られた。(40代/女性)
幼児期(1歳~小学校就学前まで)
幼児期になってくると、身体機能も意識もしっかりとしてくる分、自我が芽生えることで手がかかりやすい時期でもあります。生活習慣や日常の動作をはじめ、お手伝いが必要なことも多々あるなかで、「○○がしたい」「△△がいい」など本人の強い意思を主張する場面も増えていきます。
特に2歳~3歳のころは、いわゆる”イヤイヤ期”に入るお子さんも多数見られます。イヤイヤ期では、何をするのにもこだわりが強かったり、思いどおりにならないと癇癪を起したりするケースも。食事や身支度など、まだまだお世話すべきことも多いうえに、なかなか言うことを聞き入れてくれない場合には時間も労力もかかりやすい一面があります。
幼児期になると、ある程度の言葉は通じるものの、子どもにとっては自分の言いたいことがうまく表現できない時期です。そのため手がかかりやすいなかでも、子どもの自立を尊重しつつ、お世話する必要があります。そのバランスの難しさと、手を焼くことが多くなりやすい一面もあり、心身ともに負担を感じやすい時期ともいえます。
- 幼児期、イヤイヤ期やこだわりに手がかかるし体調を崩しやすく熱が出るたびに仕事を休まなければいけない。(30代/女性)
- 小学校に上がるまでは自分で自分のことをしてくれないから大変だった。ずっと一人でしゃべっていて、聞いていないとなんで聞いてくれないの?と怒っていた。(30代/女性)
- 幼児期。どちらかがいないといけない。(40代/女性)
- 幼児期。子どもの送り迎えや子どもの遊びに付き合ったり食事を食べてくれなかったり毎日大変だった。(40代/女性)
- 相手をしなければならないので家事ができない。(50代/女性)
- 幼児期。自分のことが自分でできないので手がかかる。(50代/女性)
- 幼児期、子どもの相手が大変だった。(60代/男性)
小学生
小学生になると、乳幼児期に比べ、日常生活的にも精神的にも自立が進みます。とはいえ学校教育がはじまることで、親としてサポートすべきことが増える一面も。毎日の宿題や連絡帳の対応をはじめ、学校行事・部活動への参加やPTA役員など、小学生の親ならではのタスクも多く出てきます。
また小学校に入るタイミングでは、下校時間の早さや季節ごとの長期休みなど、保育園時代よりも在学時間長くなる“小1の壁”に直面するケースも。さらに学年が上がると、学童保育への入所が難しかったり学習難易度が高くなったりと、“小4の壁”問題も出てきます。小学校では、子どもの預け先というよりも教育の場としての要素が強くなる分、放課後の過ごし方や学習のフォローで苦労する場合も多いようです。
- 小学生。習い事がはじまったり学童嫌がったりと時間の工面が大変。(40代/女性)
- 小学生。放課後、夏休みなど学校がないときの居場所に困る。(50代/女性)
- 長期休みに子どもだけになることが不安だった。(50代/女性)
- 学校の行事が兄弟で重なること。役員を毎年やること。いつも大変でした。(50代/女性)
- 小学生。育成会の役員になった時。(50代/男性)
中学生・高校生
中学生・高校生になると、基本的にはお子さん自身でできるようになるため、ほとんど手はかからない時期となります。ただし思春期に入ることで、親子としての接し方が難しくなったり、勉強や学校生活での悩みなどが複雑になったりする一面も。反抗期では、親子のコミュニケーションが薄れることも多く、「自分の子が何を考えているのかわからない」などと頭を抱えることも珍しくありません。
年齢を重ねて成長すると、こうした精神的な心労をたまりやすくなる一面もあります。
また中学生・高校生になると、給食がなくなったり部活動の練習が本格的になったりなど、学校生活のサポートの負担が増えることで大変に感じるケースもあるようです。
- 子どもの反抗期の対応 中学から高校の時。(40代/女性)
- 高校3年間、毎日のお弁当、駅までの送り迎え、塾の送り迎えはきつかったです。(60代/女性)
共働きで子育ての負担を軽くするポイント

共働きで子育てするのは、心身ともに大変ではありますが、夫婦で協力しながら少しでもストレス感を軽減できるように工夫するのが大切です。共働きでの子育てによる負担は、夫婦間の不満など、家庭内の不和にもつながりかねません。そこで、共働きで円満に子育てをしていくためのコツをご紹介していきます。
現状を「見える化」する
共働きの夫婦で手分けして、できるだけスムーズに子育てをしていくためには、まずは現状の把握が欠かせません。現時点で家事や育児でやるべきタスクがどれくらいあるのか、二人で共有できるようにリストアップしてみましょう。また家事や育児に向けたタスクは、なるべく細かく洗い出してみると、お互いの負担になっていることを明確にできます。
現状を見直してみることで、夫婦で協力するための話し合いも進みやすくなるのでおすすめです。なお家事・育児のタスクを「見える化」する時には、以下のような例も参考にしてみてください。
【家事・育児リスト】
- ご飯の支度、お弁当作り
- 食後の片付け
- 日用品や食材などの買い出し、在庫チェック
- 掃除(部屋、お風呂、洗面所、トイレ など)
- 洗濯物の回収
- 洗濯物の取り込み、収納
- アイロンがけ
- ゴミの取りまとめ、新しい袋のセット
- ゴミ出し
- 子どもの食事のお手伝い
- 子どもの身支度(歯磨き、着替え、荷物の準備 など)
- 子どもの入浴
- 帰宅後の室内遊び、見守り
- 休日のお出かけ
- 子どもの寝かしつけ
- 子どもの送迎
- 体調不良時の対応
- 保育園・幼稚園や学校との連絡
- 子ども関連の行事やイベントの参加
- 子どもの持ち物への名前書き
- 宿題の確認
- 子どものスケジュールの管理(習い事や部活 など)
上記に取り上げているのは、あくまで一例です。ご家庭ごとに普段の家事・育児のスタイルはさまざまなので、朝から夜まで順を追って日常生活を思い出しながら、洗い出してみましょう。
また家事・育児のリスト化をする時には、毎日やるべきタスクと、不定期で発生するもので分けて考えてみるとよいでしょう。例えば「クリーニングに出す、受け取る」など、月に数回程度のタスクも、あらためて見直してみるのがベスト。こうして隅から隅まで、家事・育児でやるべきことを把握できると、より公平に夫婦で協力する方法も見えやすくなります。
家事・育児を分担する
家庭内でのタスクを可視化できたら、夫婦でどう協力すべきなのか、あらためて家事・育児の分担の相談をします。それぞれの仕事の状況も、この機会に再度確認したうえで、例えば朝と夕方でお互いどの家事・育児を担当するのか決めていくとよいでしょう。
ちなみに最近では、家事・育児の分担をアシストするアプリもあり、例えば、それぞれの家事・育児のレベルを数値化したり、話し合いの進行をしてくれたりする種類もあります。
また日々のタスク管理ができる場合も多いので、それぞれの分担を忘れないようにするのにも便利です。
便利家電やサービスを活用して効率化する
共働きで無理なく子育てをしていくためには、そもそも家事・育児に使う時間を短縮する方法も考えてみるとよいでしょう。最近では、家事の負担を軽減できる、さまざまな家電やサービスも豊富にあります。例えば家電なら、ドラム式洗濯機・ロボット掃除機・自動調理鍋など、家事を自動化できるアイテムも数多く出ています。
また外部サービスでは、家事代行をはじめ、健康面も考えた加工済み食材の宅配キット、ネットスーパーによる定期配送などの利用も考えられます。
コストとのバランス感も考慮するなら、仮に外部サービスであれば「残業時の補充として月○回」など、予算を決めて検討してみるのもおすすめです。
周囲に協力してもらう
もし親御さん(祖父母)などの頼りにできる人がすぐ近所にいるなら、子育ての協力をお願いできるように、あらかじめ相談して根回ししておく方法も考えられます。また最近では、ベビーシッターとのマッチングサービスも出てきており、急な事態でもすぐに依頼できるケースも。その他にも一時預かり専用の託児所などもあるため、周りに親しい人や知り合いがいない時には、こうした育児サービスの活用も検討してみましょう。
なお各自治体では、行政サービスとして、子育て支援に取り組んでいる場合も多く見られます。ちなみに、行政サービスで実施されている子育て支援の例としては、次のようなものがあります。
自治体の子育て支援サービス
地域にもよりますが、各自治体で取り組んでいる子育て支援サービスのうち、共働き世帯で利用できる種類として以下のような例があります。
- ファミリー・サポート・センター(有志による送迎や一時預かり など)
- 学童保育(小学生向けの放課後施設)
- 病児・病後保育施設(体調不良時の一時預かり)
上記のような子育て支援サービスでは、保育園や学校に通っている場合でも、急な一時預かりなどに対応してもらうことが可能です。その他にも、各自治体ではさまざまな子育て支援を実施しています。そのなかでも、手厚いサポートをおこなっている地域をいくつかピックアップしてみたので、参考にしてみてください。
東京都品川区
東京都品川区では、共働き世帯向けの地域独自の子育て支援として、「朝の児童の居場所確保」事業を実施。品川区内の各小学校で朝7時30分から学校を開放し、早朝から働く保護者などのサポートをおこなっています。
その他にも、19時まで利用できる学童保育「すまいるスクール」など、お子さんを安全に預かる取り組みに力を入れています。
千葉県松戸市
千葉県松戸市では、通勤中の送迎がしやすい“駅チカ”の保育施設整備を推進するなど、共働き世帯向けの子育て支援に注力しています。その他にも、保育園通園中でも利用できる、一時預かり施設「ほっとるーむ」を市内各地に開設。1日4時間までの預かり保育に対応し、施設によっては土日に使うこともできるため、リフレッシュ目的でも活用できます。
兵庫県明石市
兵庫県明石市では、所得制限のない子育て支援無償化を実施する他、誰でも利用できる「こども食堂」などの取り組みも実施しています。
子ども食堂ではお子さんは無料で、平日の夜間に食事ができたり、地域交流や体験教室などを実施していたりするケースも。その他にも、保育園に通っていても利用できる「一時保育ルーム(にこにこ保育ルーム)」なども開設し、お子さんの一時預かりにも柔軟に対応しています。
愛知県名古屋市
愛知県名古屋市では、共働き世帯向けの支援として、平日19時までの学童保育「トワイライトルーム」を各地に開設(17時までなら無料)。
土曜や夏休みなどの休日にも対応しています。また「24時間緊急一時保育事業」として、保育園通園中の場合でも、一時預かりができる施設も整備。夜間や宿泊利用もできるため、万が一の備えとしても安心です。
共働きで子育てをする際に大切なこと

何かと忙しい共働きのなかで子育てをしていると、疲れや悩みがたまってしまうことは誰にでもあります。そんな場合でも、よりよい家庭環境や生活のバランスを整えるためには、家族や育児との向き合い方を見直してみるのも重要。そこで以下からは、共働き世帯の子育てで、特に大切にしたいポイントも見てみましょう。
夫婦でコミュニケーションを取る
共働き世帯でお互いに協力するためには、夫婦間でのこまめなコミュニケーションも欠かせません。仕事の予定や状況を話し合ったり、子どものスケジュールを二人で把握したりなど、無理なく手分けできるような報告・連絡・相談を意識するのも重要です。
またお子さんの好みや性格など、ちょっとしたことでも共有し合えると、二人で揃って子どもとの接し方も理解しやすくなります。ただし事務的な伝達など、一方通行なコミュニケーションだけでは、お互い助け合う気持ちになりにくい一面も。どちらも意識的に感謝を伝えたり、お子さんの成長を楽しんだりするコミュニケーションができると、大変な状況でも円満に子育てしやすくなります。
子どもとコミュニケーションを取る
なかなか日常的にまとまった時間を取るのが難しくても、できるだけお子さんとのコミュニケーションの機会を増やすようにするのも、愛情を伝える意味では重要です。とはいえただコミュニケーションを取るのではなく、たとえ短い時間であっても、お子さんの話にじっくり向き合うタイミングを作ることが大切。片手間のコミュニケーションでは、子ども側としてもあまり話を聞いてもらえていないのがわかってしまい、かえって寂しい思いをしてしまう可能性があります。
10分や15分でも構わないので、家事・育児のタイムスケジュールとして、お子さんとのコミュニケーションの時間も確保しておくとよいでしょう。
自分を大切にする
子育てする自分自身を犠牲にしすぎてしまうと、結果的にシワ寄せが来て家庭がうまく回らないなど、本末転倒な事態にもなりかねません。仕事も育児も頑張るのは大切ですが、きちんと家族に寄り添えるように、無理のないライフスタイルを考えるのも重要です。
ほどよくストレス解消やリフレッシュもできるように、夫婦で相談しながら、疲れや心労をためすぎない工夫にも配慮しておくとよいでしょう。たまにはお子さんを預けて大人だけで出かけたり、忙しい時には外食や出前をしたり、息抜きできる方法も二人で検討してみるのがおすすめです。
完璧を求めない
他のご家庭と比べてしまうと、うまく炊事や掃除ができていなかったり、子どもとの時間を作れていなかったりするように感じることもあるかもしれません。もちろん家事や子育ての理想があるのはいいことですが、完璧を追い求めすぎるのも、かえってストレスになります。
各家庭で働き方やお子さんの特徴もさまざまなので、まずは自分たちにとって何がベストなのか、見直してみることが大切。できるだけ余裕が持てるように、便利なアイテムやサービスなども取り入れつつ、仕事と育児のバランスを考えていくことも重要です。
まとめ
共働きで子育てするのは、時間的な問題や体力面をはじめ、さまざまな部分で大変に感じやすいのが現実。またお子さんの成長段階などによって、その苦労も変わってくるので、臨機応変に工夫しながら育児に向き合っていく必要があります。とはいえなかなか簡単にはいかないかもしれませんが、共働き世帯で無理なく子育てしていくために、考えられる対策はいくつもあります。
今回ご紹介してきたような、育児の負担を軽減するコツなども参考にしながら、夫婦で協力してご自身たちにとってベストなライフスタイルを検討してみてください。
■ アンケート概要
共働きで子育てをしている(していた)方にお聞きします。共働きで子育てをしている時、どのようなことが大変でしたか?
調査方法:インターネットリサーチ
回答サンプル数:121人
対象:10代~80代男女(全国)
調査時期:2026年1月
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