マンションリノベーション事例「床の高低差や内装の工夫で職住のエリア分けを実現！暮らしも仕事も楽しめる家に」

浴室や洗面室を移動し、リビングの一部を取り込んで新設したDK兼ワークスペース。ローボードをリビング兼寝室との緩やかな間仕切り代わりに。カーペット敷のリビング兼寝室は、天井を上げて床は下げ、天井高2500㎜を確保。縦に延びる大空間がさらなる広がりを感じさせる

「DKはミッドセンチュリーテイストに仕上げたい」と、ダークブラウンに塗装した板壁を採用。目透かし貼りとしていて、家具が映える空間に。トイレのドアや玄関収納も同じ素材で仕上げて統一感を

DKはオフィス感を高めるため、床には硬質なモルタル（グレー）を採用。リビング兼寝室の床には足触りがやわらかなタイルカーペット（アイボリー）を。壁や建具で仕切るのではなく、床の素材や色で変化をつけることで、職住のエリア分けを明確にしている

たっぷりと収納を設けた造作キッチンは壁付けに。収納は十分あるため吊り棚は付けず、タイルを縦張りにした壁のザインを楽しむ空間とした。スッキリした壁や、白でまとめたキッチンは圧迫感がなく、DKは面積以上の広がりが感じられる

造作した本棚は、天井高まで収納可能。左側の撤去できない構造壁に取り付けた棚は浅めに。右側は、大判の本なども置ける奥行きの深い棚や、コンセントを備えた掃除機置き場を設け、スペースを無駄なく活用

洗面台を造作し、壁にニッチを設けて遊び心を加えた洗面コーナー。WTCの出入り口には、省スペースに貢献する引き込み戸を採用し、コンパクトな空間でも通りやすくした

元キッチンの一部はWTCにつくり替え、新設した脱衣室とオープンにつなげた。洗濯したものをハンガーに掛けて浴室乾燥にかければ、そのままWTCにしまえるので家事ラクに