暮らしのコト

秋のスイーツキングはモンブラン それに継ぐ根強い人気を得たのは?

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

秋スイーツのイラスト

食欲の秋まっさかり。栗にカボチャにサツマイモと、秋の食材を使ったスイーツがたくさん目に入ります。「秋限定」につい手が伸びてしまう人も多いのでは? at home VOXのアンケートでも、こんな結果が出ています。

Q.あなたの考えに近いものを選んでください。


【A】秋になると、夏よりもスイーツやお菓子を食べる、手に取る機会が増える
【B】秋になると、夏よりもスイーツやお菓子を食べる、手に取る機会は減る

秋スイーツのグラフ

「手に取る機会が増える」「どちらかと言えば増える」という人は、合わせて51.2%と半数以上にのぼりました。結果を性別ごと見ると男性42.7%、女性59.7%で、予想通り女性が多い結果に。

さらに、スイーツといっても和菓子から洋菓子までよりどりみどりです。具体的に何を食べたくなるのかも聞いてみました。

Q.「秋冬に食べたい」スイーツやお菓子といえば何ですか?(年代・性別ごと、3つまで回答可)

秋スイーツのランキング

チョコレートが安定した強さを発揮しつつ、秋の定番・モンブランも軒並み上位にランクイン。特に20代女性では1位でした。男女の違いで注目なのは、焼き芋が女性で人気なこと。江戸時代に女性の好きなものとして「いもたこなんきん」と呼ばれていたように、女性の芋好きは伝統なのですね。

サツマイモは江戸時代初期、琉球(現在の沖縄県)から薩摩藩(現在の鹿児島県)を経由して日本に伝わり、江戸時代後期には江戸で焼き芋が人気を博したそうです。それ以降、焼き芋は庶民の味として定着し、明治時代には焼き芋屋がたいへん繁盛したものの、関東大震災による店舗の焼失や、洋菓子の登場により人気が下落してしまいました。

「い〜しや〜きいも〜」の声とともに石窯を引きながら街中を回るスタイルの焼き芋屋が登場したのは戦後のことで、1960年頃の高度経済成長期がピークだったそう。1970年の大阪万博あたりから、新たに日本に上陸したファーストフードやコンビニに押され、焼き芋屋さんは姿を消していきました。
日本いも類研究会「いも類文化ノートNo.3 焼き芋小百科」より要約)

それでも最近ではコンビニやスーパーに小型の石窯が置かれ焼き芋の甘い香りを漂わせていたり、今年の夏には「冷やし焼き芋」なんてものもニュースになりました!(Jタウンネット「夏でもひんやり甘い! 新味覚「冷やし焼き芋」を食べに行ってみた」)

時代の流れとともに形は変われど、焼き芋人気は衰えることはなさそうです!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国20〜39歳の男女412名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2015年10月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME