街のコト

「蛍丸」サイダーで阿蘇神社復旧を…地元企業に刀剣ファン共感、3万本売れた

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(Jタウンネットより)

2016年の熊本地震により、境内や社殿が甚大な被害を受けた阿蘇神社(熊本県阿蘇市)。その復旧を支援するため、地元の特産品企画会社「阿蘇・岡本(熊本県阿蘇市)」が「蛍丸サイダー」を発売し、収益の一部を寄付する取り組みをしている。

「蛍丸サイダー」(画像提供:阿蘇・岡本)
「蛍丸サイダー」(画像提供:阿蘇・岡本)

阿蘇神社は4月16日の「本震」により、国の重要文化財である楼門が倒壊、神殿や社殿なども大きな被害を受けた。

「蛍丸」は阿蘇神社の宮司に代々伝わる宝刀。筑前多々良浜の戦いで刃こぼれした刀に蛍が群がる夢を見た翌朝、刃こぼれがなくなっていたという伝説を持つ。1931年に国宝に指定されたが、戦後の混乱で行方不明となっている。

刀剣ブームを追い風に

同社は刀剣ブームを機に、今年2月から「蛍丸サイダー」の開発を進めてきた。大型連休前の発売を目指していたが、完成間近に被災。会社の建物に被害があったほか、水脈が変化したため、検査機関による水質検査も2回行ったという。

被災から1か月後の5月16日、「蛍丸サイダー」は「阿蘇神社復興プロジェクト」として同社の店舗(熊本県阿蘇市)とホームページで販売を開始。発売から3週間ほどで約3万本が売れたという。同社の岡本社長は反響の大きさについて、「多くの人に興味を持っていただいている」とコメントした。

サイダーには、神社近くの門前町で汲みあげた地下水を使用。蛍の光をイメージしたその色はまさに「蛍光」黄緑で、マスカット風味のすっきりとした味わいだ。

1本300円(税込、200ml)のうち100円を神社復旧のために寄付、1億円を目標にしている。岡本社長は「日ごろから見守っていただいている阿蘇神社に恩返しというのはおこがましいかもしれないけど、一助になれれば」と、復興プロジェクトに込めた思いを語った。

ツイッターには、

蛍丸サイダーとなかまたちが届いた〜〜!!色めっちゃキレイ!!おいしい!! pic.twitter.com/1mTFtSs1vv
– sosso (@sossoism) 2016年6月6日

蛍丸サイダー届きました。蛍の光のようで本当に綺麗!爽やかで美味しかったです。1日も早い復興を願ってます。 pic.twitter.com/k8MkLtz528
– 国産みかん@SMT東京神奈川 (@mikyu_D) 2016年6月2日

など、感想や写真が多数アップされている。

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