街のコト

豆腐といえば?→東北「木綿」 関西「絹ごし」

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(Jタウンネットより)

冷奴や湯豆腐など、いろいろな食べ方ができる豆腐。主流なのは「木綿」と「絹ごし」の2種だ。ザラッとして歯応えのある木綿と、ツルっとして舌触りの良い絹ごし。人によって好みはわかれるだろう。

そこでJタウン研究所は約2か月にわたって、「豆腐の木綿と絹ごし、どっちが好き?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総投票数800票、2015年11月2日〜16年1月6日)。はたして、その結果は――。

全国投票は「木綿」「絹ごし」ほぼ拮抗

全投票をあわせた数値は、「木綿」が377票(47.1%)、「絹ごし」が423票(52.9%)と、ほぼ拮抗していた。日本豆腐協会が2013年に行った「豆腐に関する調査」によると、月の平均購入個数は、絹ごし(4.3個)、木綿(3.9個)の順。今回の結果もそれにそったものとなったようだ。

「木綿」「絹ごし」勢力分布図
「木綿」「絹ごし」勢力分布図

全国的には僅差だったが、都道府県別に見てみると、地域によって特徴があることがわかる。まず目に入るのは、関東以北での木綿人気だ。北海道(61.5%)を筆頭に、青森県(83.3%)、岩手県(100%)、秋田県(66.7%)、山形県(85.7%)、福島県(100%)が木綿圏を形成している。その中で宮城県だけは、なぜか絹ごし派が優勢(81.8%)。ざっと調べてみたが、その理由は判然としなかった。

冬にはやっぱり湯豆腐(hiro kobashiさん撮影、flickrより)

湯豆腐

反対に、関西では絹ごしが強い。滋賀県(90.9%)、京都府(72.7%)、大阪府(61%)、兵庫県(70.6%)と支持を集めているが、なぜか奈良と和歌山は「木綿」に明け渡している。和歌山といえば、高野山の「高野豆腐(凍り豆腐)」が有名。やはり固めの食感に好感を持っているのだろうか。

高野山金剛峯寺(senngokujidai4434さん撮影、flickrより)

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なお関東・中部地方などは、木綿・絹ごしの人気が5割前後と、二分されていた。また絹ごし圏である中四国・九州地方でも、一部に共存地域があった。

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