街のコト

No.1は「ケロリン」! 有楽町駅「富山名物」自販機の人気商品を聞いた

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(Jタウンネットより)

東京・有楽町は全国の地方自治体のアンテナショップが10店舗以上集まる「ご当地産品のメッカ」として有名だ。2015年8月1日、その東京メトロ有楽町線有楽町駅の改札横に、新たに富山の名物16品が並ぶ「ご当地自動販売機」が姿を現した。

現在放映中の月9ドラマ「恋仲」(フジテレビ系)の舞台となり、すっかり富山に魅入られたJタウンネット編集部員。そのご当地商品が手に入れられると知り、早速現地へ向かった。

有楽町駅に設置された、富山の「ご当地自動販売機」(編集部撮影)
有楽町駅に設置された、富山の「ご当地自動販売機」(編集部撮影)

食品中心のラインナップ 「にぎり玉つぼ押し」も

現地に着いたのは午前9時過ぎ。通勤ラッシュのピークは過ぎていたが、大勢の人で駅は賑わっていた。

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目当ての自販機は、新木場寄りの改札口を出て、D4出入口付近にあった。隣にはドールの「バナナ自動販売機」もあり、自販機の取り合わせとしてはかなり異色だ。

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格納されている商品をチェックする。品目の番号は全部で18だが、7番と8番「幸のこわけ 麦芽水飴」と、16番と18番「健康にぎり玉つぼ押し」は商品が重複している。現在の取扱い品目は16種類だが、早く18種類にしたい」とは富山県東京事務所の担当者。

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下の表は商品一覧。17番の「五箇山ささらっ子」は、五箇山の民謡こきりこ踊りに使う楽器だ。先の健康にぎり玉つぼ押しと、8番の「ケロリンボディタオル」以外は、富山名物の食品となっている。

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東京・有楽町の「富山ご当地自動販売機」商品一覧(編集部作成)

ケロリンボディタオルは男性を中心に一番人気!

しげしげと眺めていると、カジュアルな服装の男性が近づいてきた。見た目は30歳前後だろうか。

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彼は素早い手つきでお札を投入、ケロリンボディタオルを購入し終えると、あっという間にその場を立ち去った。決断力の早い人だなと感心したが、ひょっとしてこの自販機の存在を前から知っていたのかもしれない。

ケロリンといえば銭湯や温泉の風呂桶「ケロリン桶」で有名だ。富山に本社がある内外製薬が鎮痛剤「ケロリン」の宣伝のために考案したもので、子どもが蹴飛ばしても、腰掛けにしてもビクともしないことから「永久桶」と呼ばれた。多くの日本人に愛される商標となり、桶以外にも多くの「ケロリングッズ」が人気となっている。
富山県東京事務所の担当者によると、この自販機でもケロリンボディタオルが一番人気だそう。

「販売を開始して2週間の数字ですが、ケロリンボディタオルは圧倒的ですね。次いで売れているのが『しろえびかき餅』、そして『氷見はとむぎ茶』です」

1番人気の「ケロリンボディタオル」
1番人気の「ケロリンボディタオル」
2番人気の「しろえびかき餅」(写真左)と、越中利賀村清流素麺(写真右)
2番人気の「しろえびかき餅」(写真左)と、越中利賀村清流素麺(写真右)
3番人気の「氷見はとむぎ茶」
3番人気の「氷見はとむぎ茶」

商品の残り数をざっと数えてみたが、比較的安い価格で、仕事の合間などにさっと食べられそうなものが売れていた。

「幸のこわけ 煮干し糸するめ」は残り1個だった。
「幸のこわけ 煮干し糸するめ」は残り1個だった。

富山アンテナショップでも同じ商品が買える

これらの商品は、すぐ近くの東京交通会館地下1階にある「いきいき富山館」でも購入することもできる。

この自販機を借りている富山県によると、来年3月までこの場所に置かれる予定で、商品の入れ替えも検討しているという。

「『いろんなものを扱える自販機がありますよ』と業者に勧められ、試しにスタートしたと聞いています。ふたを開けてみたら想定以上の売上で、反響の大きさにビックリしています」
「売上ベスト3以外のお勧めは、5番の『ほたるいか燻製』でしょうか。富山は海の幸に恵まれていますから」(富山県東京事務所)

「幸のこわけ ほたるいか燻製」(写真左)と、「幸のこわけ 幻魚せんべい」(写真右)
「幸のこわけ ほたるいか燻製」(写真左)と、「幸のこわけ 幻魚せんべい」(写真右)

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