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#003 ねぶた師 立田 健太

ねぶた師

Nebutashi

立田 健太

Tatsuta Kenta

プロフィール

1985年青森県生まれ

5歳の頃から『ねぶた師』になる夢を抱き続け、14歳で「ねぶた師 内山龍星氏」に弟子入り。以後10年間、学業と両立させながら『ねぶた』中心の毎日を送ってきた。今は、師匠の下で修行をしている身であるが、優秀な『ねぶた師』として独り立ちするために、日々、努力を重ねている。

ねぶた師とは…

企業や団体からの依頼を受け、巨大な山車「ねぶた」を制作する専門の職人を指す。ねぶた師は、ねぶたの下絵(デザイン画)から全体の構造、色彩まで、全てを決定する。大型のねぶたを仕上げるためには、いくつもの作業工程があり、また何十人ものスタッフが作業に関わる。ねぶた師は、工程・スタッフ全ての指揮をとりながら、自らも全工程の制作に携わる。

ねぶた師は、1年のほとんどをねぶたの制作に費やす。毎年8月に開催される「ねぶた祭」が終わるとすぐに、翌年の作品の構想を立て始める。題材は、歌舞伎や歴史ものなどの中から選ぶことが多く、時代考証を行ったうえで、下絵を描いていく。この下絵は、ねぶたの設計図にあたる。次に、下絵を元に顔や手、足などの実物大の寸法を算出し、針金で型を組みあげていく。ここまでの工程を冬から春にかけて終える。5月に入ると、ねぶた制作小屋が建てられ、ここから「骨組み」、「書割り」といった本格的な制作が始まる。そして、ねぶた祭の直前の7月末にようやくねぶたが完成し、祭り本番へと出陣する。
ねぶた師に憧れる者は多い。しかし、ねぶた制作だけで生計を立てられる優秀な「ねぶた師」は少ない。道を究めるのが厳しい世界なのである。

青森ねぶた祭

青森県青森市で毎年8月2日から7日まで開催され、例年、300万人を超える観光客が訪れる県最大のイベント。日本の代表的な火祭りの一つで、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
和漢の武者絵や歌舞伎の場面が描かれた「ねぶた」と呼ばれる勇壮な山車が有名。祭りは、「ねぶた」と「お囃子」、「跳人(はねと)」と呼ばれる踊り手が1団体となり、祭囃子が響く中、「ラッセラー」という掛け声で跳人が舞い、その後を巨大なねぶたが練り歩く。また、祭りでは審査が行われ、ねぶた、囃子、跳人など、総合的に優れた団体に「ねぶた大賞」が、ねぶた制作が最も優れている制作者に「最優秀制作者賞」が贈られ表彰される。