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#001 刀鍛冶 玉木 道明

刀鍛冶

Katanakaji

玉木 道明

Tamaki Michiaki

プロフィール

1984年愛媛県生まれ

日本刀作りに魅せられ、高校卒業と同時に刀匠・久保善博氏に弟子入り。以来、優れた「刀鍛冶」になる夢を実現するために、日々、研鑽を積んでいる。5年に渡る修行の末、2008年秋に、晴れて「刀匠」の資格を取得。そして、今秋に開催される「お守り刀展覧会」に出品する自身初めての作品作りに挑んでいる。

刀鍛冶とは?

日本刀を作る専門の職人。古来より伝わる日本固有の技能を駆使し、日本刀の製作・修理を行う。刀鍛冶になるには、刀匠資格を持つ刀工のもと、継続して5年以上の修行を行い、作刀技術を習得する必要があり、そのうえで、文化庁が年1回主催する「美術刀剣技術保存研修会」を修了し、「刀匠」として日本刀製作の承認を得なければならない。この研修会は、ほぼ実地試験の役割を果たしているため、修行により全ての作刀過程、技術・知識を習得していなければ修了することはできない。
刀鍛冶には、技術はもちろん、強い精神と体力、直向に修業に臨む姿勢が求められる。作刀の姿に憧れ弟子入りを志願するものの、5年以上の辛い修行に耐えられず、多くの者が挫折してしまうのが実状である。

日本刀とは?

「硬く強靭」で「しなやか」という特徴を併せ持つ日本刀は、1,000年以上受け継がれている日本の伝統的な製法で作られる。日本刀の素材は、砂鉄を原料に「たたら吹き」と呼ばれる日本独自の製鋼法で造られる純度の高い鉄、「玉鋼(たまはがね)」。この玉鋼を火床(ほど)で木炭によって熱し、槌で鍛練を繰り返し、鉄を鍛え、延ばしていく。鞴(ふいご)で火を操り、何度も何度も叩きながら、イメージする刀身に近づけていく。最後に、刀の美しさを左右する「刃紋」「反り」を入れ、かつ強靭さを与える工程、「焼き入れ」を行い、砥石で研いで全体を仕上げ、完成させる。それを研師など専門の職人に依頼し、一振りの日本刀ができあがる。その神秘的な美しさに魅了される者は多く、美術品として世界的にも高い評価を得ている。