住みタイム 神奈川県平塚市

朝からいろいろなところを回って、少し疲れが出てきた頃。おいしいスイーツでひと休みとしましょう。平塚駅前にある「フランス菓子 葦 平塚駅西口本店」は昭和34年の創業以来、地元の人々に愛されている老舗店。ショーケースにはいちごのショートケーキやチーズケーキなどの生菓子から、チョコレートや焼き菓子などお土産向きの商品までずらりと並びます。なかでも「湘南チーズパイ」は、全国各地からお取り寄せの注文が入るほどの人気商品。スティック状にしたパイ生地とサブレ生地を交互に重ね、エダムチーズをサンドした一品です。サクサクと軽い口当たりの生地と濃厚なチーズの相性がよく、つい「もう1枚…！」と何枚も食べたくなってしまいます。店頭で販売しているケーキは、店内の喫茶スペースでいただくことも可能。毎日コーヒーを飲みにくるおじいさんや、散歩の途中で休憩に立ち寄る人、友人とのおしゃべりを楽しむ人など、思い思いの時間を過ごす人々が集まっています。「長年続けられたのは地域のお客さんのおかげ。これからも地元にずっと愛され続けられるような店でありたい」と話すのは、専務取締役の芦川功さん。地元の人々を大切にする想いがあるからこそ、長く愛され続けているのだなと感じました。

甘いものでひと休みしたあとは、再び散策へ。平塚駅北口にある八幡山公園の方へ向かって歩いていくと、レトロな洋館が見えてきました。八幡山公園内にある「旧横浜ゴム平塚製造所記念館」は、“八幡山の洋館”という愛称で親しまれている明治時代の木造洋風建築。中に入って見学できるそうなので、ちょっとのぞいてみましょう。扉を開けると、西洋風のアンティーク家具が置かれ、まるで明治時代にタイムスリップしたような空間が広がっています。室内を眺めていると、どこからかピアノの音色が聞こえてきました。実はこの洋館では定期的にコンサートや音楽教室など、無料で参加できるイベントを開催しているのだとか。レトロな洋館の中で聞くクラシック音楽は、いつも以上に美しく感じます。コンサート終了後、外の庭園に出ると赤やピンク、黄色など色とりどりのバラが迎えてくれました。約100種200本も植えられたバラ園は、毎年バラの季節には大勢の人が訪れるそう。レトロな洋館での音楽鑑賞に、美しく咲き誇るバラ。まるで映画や小説の中にいるような優雅なひとときが過ごせました。

お次は、神奈川県平塚市の絶景を望めるスポットへ行ってみましょう。やってきたのは、神奈川県平塚市と神奈川県大磯町にまたがる「高麗山公園」。園内に2カ所ある展望台に登れば、相模湾はもちろん、富士山や箱根連山などの近隣の山々、江ノ島、三浦半島などを一望することができます。ここから見える景色は、「神奈川県の景勝50選」や「夜景100選」などにも指定されているそうなので、神奈川県平塚市民ならぜひ一度は見てみたいものですね。ほかにも森林の中を歩くハイキングコースや、バーベキューやキャンプができるエリアもあり、神奈川県平塚市民のレジャースポットとしても人気。散歩がてら絶景を眺めたり、家族や友人とバーベキューを楽しんだり、充実した休日が送れそうです。